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はじめまして、リチェルカの共同創業者 兼 取締役の幸田桃香です。
私達が開発をしている「RECERQA(リチェルカ)」とは何かについて書きたいと思います。
目次
基幹システム?GPTに聞いてみました。
なぜ今、SCM SaaSを開発するのか?
① 輸入商社での実務を経て全員が違和感を感じたから
② 技術の進化がある"今"だからこそ、やる意義が大きいと感じたから
ERP3.0時代へ
で、RECERQAって結局なに?
RECERQAという◯◯
基幹システム?GPTに聞いてみました。
まず端的にRECERQAは、SCM(サプライチェーンマネジメント) SaaSです。"SCM"と言っても広義ですが、ここでいうSCMは「基幹システムから、人事・会計・生産システムを引いた領域」を指しています。
では改めて、そもそも基幹システムって何?
という話なのですが、ChatGPTに聞いてみました。
684文字でしっかりと回答してくれました😌(でも、ちょっと長いので↓)
つまるところ、企業のコアとなるようなシステムです。
コアとなるシステムの中でも、仕入・在庫・販売管理といったSCM領域を網羅している製品が『RECERQA』です。
なぜ今、SCM SaaSを開発するのか?
私達が"やらない"と定義した、基幹システムの一部である"会計システム"や"人事システム"はここ数年間で進化を遂げています。オンプレミスの仕組みから、クラウドへ。そしてSaaSが浸透し、ユーザビリティが高くDXが実現できる仕組みへ。
「会計システムのSaaSと言えば!? 人事システムのSaaSと言えば!?」
おそらく、頭に浮かんでくるロゴは皆さんおおよそ共通してるのではないでしょうか。
一方で、SCMの領域はどうなのか。
「SCM SaaSと言えば!?」
「・・・・・・?(どこだろう)」
企業のコア業務そのものを担うこの領域は、業界や企業の独自性が出やすいため、オール・インワンで業務が簡潔するSaaSが浸透していなかったと思っています。
特に大手企業になればなるほどそれは顕著で、基幹システム導入の事例を見てみると、"数十億から数百億かけて構築し、ちょっとした個別改修でも数億円"と言った例は少なくありません。
ここまで読んでいただいた方の、
「じゃあ、なんでスタートアップであるリチェルカが、今更"SCM"なんて大きなSaaSを作るんだ?」
という声が聞こえてきそうです。
理由は大きく2つありました。
① 輸入商社での実務を経て全員が違和感を感じたから
リチェルカ代表の梅田は、輸入商社の代表も務めています。
創業当初(リチェルカではなくiMAMIRAiとう社名だったころ)、色々なことが重なり、私が商社での仕入管理からお客様対応まで、オペレーション全般を担っていたのですが…
「モノを仕入れる、売る」というシンプルな言葉とは裏腹に、想像の何倍も大変(というか面倒)な業務が待ち受けていました。
倉庫で棚出し
挙げればきりがないのですが、
・段ボールが大きすぎてクレームが入る
・勘に頼った仕入れ
・ECやシステムのマスタ登録や更新は超大変だし、一度マスタを壊して泣けた(むしろ、更新が追いつかなくて機会ロス多発)
・サプライヤーを信じて業務をしすぎるとミスる
・私自身と倉庫が離れていて、発送の指示がうまくいかない
・なぜか在庫はずれるし、棚卸しは大変
このあたりの、実体験は語りたいことがありすぎて・・・;
IT業界でずっと働いてきた代表の梅田も私も、当然「システムで効率化しよう」という発想になったのですが、この領域において「これめっちゃいいじゃん!絶対自分たちの業務が良くなる!!」というシステムは見つかりませんでした。
使いやすさを重視すると、システムが複数に分かれデータ連携が大変。網羅性を重視すると、使い勝手が悪くオペレーションの引き継ぎができない。
10も20ものシステムを検討した結果、このジレンマが付き纏いました。
「世の中にないなら、自分たちが使いたいと思えるシステムを作ろう」という結論に至ったのが開発を始めた1つ目の理由です。
実は代表梅田も私自身も、もともと大手企業向け基幹システムの営業をしていたこともあり、SCM領域のシステム難易度は高いからこそ、企業の悩みが深いことは認識していました。
勿論、自分たちがやらない選択肢もあったのですが、基幹システムの営業をしていた当時にその難しさを打破できなかった想いもあり、「私達がつくらないと」という使命感もあったと思っています。
とはいえ、なぜ難しさを知りながらも開発するに至ったのかが、正に2つ目の理由にあたります。
② 技術の進化がある"今"だからこそ、やる意義が大きいと感じたから
前述のとおり、従来とは違うSCM領域のシステムを提供するには「使いやすさと業務網羅性」このトレードオフを解消する必要がありました。
以前は解消が難しかったこのトレードオフも、技術の進化によって解決できるようになったと考えていることが開発に至った2つ目の理由です。
"技術の進化"というと抽象的ですが、
・SCM領域の膨大なトランザクションを処理できる技術
・特にBtoCで発展をしたフロントエンドの技術
・少人数でもスケールをさせた開発ができる技術
などなど。
とりわけ、生成AIの技術進化は、開発のプロセスにおいても、提供したい価値の実現方法おいても「これなら、私達が理想とするものをお客様に届けられる」と自信につながる要素になりました。
ERP3.0時代へ
もう少し、『RECERQA』と生成AIについて書きたいと思います。
『RECERQA』でいう使いやすさは、UI/UXだけでなく、システムに生成AIを組み込むことで"業務をアップデートすること"も含んでいます。
よく「生成AIを業務でどのように活用するのか」と言ったテーマを聞きますが、まず大事なことはAIが活用し易い形で細分化されたデータを蓄積することだと思っています。
意外とこれが大変。
特にSCM領域においては、既存のシステム制約や取引先の制約から細分化されたデータを蓄積しておけないという課題が存在します。
実際に、私がお客様と会話をするなかでも、分析をする手前のデータが課題になるケースがとても多いです。
「そもそも細かな粒度でデータが持てない」
「データがメーカーからもらえず、分析ができない」
「取引先とのやり取りのなかでデータが歯抜けになっていってしまう」
「システムを使う人と使わない人がいてデータ粒度が揃わない」などなど。
これからの基幹システムに求められることは、細かなデータに耐えうる基盤とデータが蓄積しやすい(日々の業務、取引先とのやりとりともに)仕組みだと思っています。そのデータがあるからこそ、生成AIと融合し業務がアップデートされる。それを実現するのが、ERP3.0だと思っています。
RECERQAはERP3.0時代のSCM SaaSとして、
自社業務で使いやすい → さらに、取引先ともつながり使いやすい →
毎日の業務でRECERQAが自然と使われる
→ 日々RECERQAに、意識せずともデータが蓄積される
→ 蓄積されたデータでAI活用ができる
この体験を通じて、お客様の業務をアップデートしていきたいと思っています。
で、RECERQAって結局なに?
色々と書きましたが、RECERQAはSCM領域の業務をアップデートする"生成AI搭載型 SCM SaaS"です。
私自身が体験したSCM業務の辛さや面倒な気持ちを先ほど書きましたが、思った以上に悩みはどの会社でも共通だと感じています。
売上規模は数億から数兆円まで、取扱商品は玩具から鉱物までと幅広いお客様とお話ししてきましたが、不思議なほど悩みは共通しています。
「使いづらいから、データがたまらないから、業務が改善しない。」
何年も解決がされなかったSCM領域の業務をアップデートするサービスこそがRECERQAなのです。
RECERQAという◯◯
ここまで約3,300文字。
読んでいただいた皆様、ありがとうございます。
さて。
タイトルにあった『RECERQAという◯◯』の答えがないじゃないか!
実は、タイトルに迷って◯◯にしました。
「野望」「夢」「挑戦」といったワードが思い浮かんだのですが、
RECERQAはそういった不確実なものではないなぁー。と。
難易度はとても高いけれども、確実に進化する、そんな存在です。
PdMをしている私目線で言うと「RECERQAという子供」 なのですが笑
爆速で確実に進化を遂げていくために、各ポジション採用をしていますので
少しでもリチェルカに興味を持っていただけましたら、ぜひお話しましょう!