M. Yuki「そうですそうです。さっき、私たちのデザインはまずお客さんの企業のことをよく『知る』ことから始まるって話してましたけど、そこからさらに進んで、最後に出来上がったものを見る人にもちゃんと思いを馳せるのが大事だと思ってます。このツールを受け取った人は、どんなことを感じるんだろう…みたいな。」
K. Megumi「それってすごく大事なことですよね。お客さまも、当社の企画部のディレクターも打ち合わせで話を聞いてみると、『これとこれを見せたい!』っていう意見は沢山くれるんですけど、最終的に読む人の立場に立つと、言われたまま全てを載せるわけにもいかないというか。だって、印刷物にせよWEBにせよ、スペースが限られているじゃないですか。だから私たちデザイナーは、誰よりも第三者…見る人と使う人の気持ちに立とうと心がけてます。」
K. Masaya「せやね。そんで、万が一迷ったときに立ち戻るのは、さっきも話していた目的の部分やね。その目的を達成することこそが『企業コミュニケーション』やから。」
T. Izuru「それはやっぱり、ブレーンセンターの仕事を沢山していく中で徐々に、ですかね。僕が作ったデザインに対して、デザイナーの先輩がアドバイスをくれたり、企画部のプロデューサーやディレクターに検証を回すとそういう視点のチェックバックが戻ってきたり…そういう経験を踏んでいく中で、少しづつユーザーファーストで考えられるようになってきたって感じですね。」
(今回のインタビューに立ち会っているデザイン部リーダーが、部屋の片隅で嬉しそうに大きく頷く)
Izuru. T「今回僕達が作った『BRAIN CENTER Design Philosophy』にも、そういうユーザーファーストで第三者目線に立つ大事さを忘れないようにと、その一節を入れた経緯があります。」
K. Megumi「もちろん、この話はデザイン部メンバーにだけ関わることじゃなくて、企画部のみなさんも同じ気持ちだと信じてるけどね!」