こんにちは! 福建コンサルタントの佐藤です。
私たちの会社は、建設コンサルタントといって、道路やトンネル、河川や港の測量、設計等を行っています。
建設というと、ブラックなイメージが付きまとうかと思いますが、ブラックというのは、「やりがい」で勝負できない会社が社員に無理をさせる状態だと思うのです。もちろん、やりがいがあってもめちゃくちゃ忙しかったり、給料が安かったりしてはいけませんけど!
建設業界のやりがいって何?
建設業は、この世で唯一、「街」を作ることを許された仕事です。
道路を通したり、トンネルを掘ったり、港を整備したり。道があるところに家ができ、店ができて仕事が生まれます。人口が増えてきたら信号機が必要になったり、山の向こうの町へのアクセスをよくするためにトンネルを掘ったりもするでしょう。複雑な狭い道を整備してバイパスを通したりするかも。
そんな風に「街のカタチ」を作るのが建設業です。
街のカタチを作る仕事ですから、当然、自分の仕事がいつまでも残ります。もしかしたら100年先まで残るかもしれない。それってスゴイことだと思いませんか?
建設業者は日本全国にあります。
それぞれがそれぞれの地域で「街のカタチ」を作っている。言い換えると「日本をつくる」ということだと、私は考えています。
私たちの仕事は一見地味で、つまらないかもしれない。
しかし、そんな仕事が日本の街づくりを支えています。ぜひ目先の「地味さ」「辛さ」に目を向けず、きれいに使いやすく整った「未来」に目を向けてください。
「未来の街」を作る。それが私たちの仕事です。
災害から立ち上がるために
建設業と災害は、切っても切り離せない関係です。
災害が起きれば会社に待機して指示を待ったり、実際に現地を見に行ったりします。危険ですし、急いでいるので結構ハードです。写真のように道路が一部なくなってしまった場合、もしも通れるように仮復旧するとなったら急ピッチで測量して設計図を作らないといけないなんてことも。
上の写真は、大雨が降った後に護岸が流されてしまった箇所です。人がしゃがんでいるコンクリートの部分がここを覆っていた護岸です。手前までずっと続いていましたが、きれいになくなっています。このままだとまた水かさが上がった時に堤防に水が入り込んでしまう可能性があるので直すことに決まりました。
日本は災害大国です。災害が起きるたびに出動して、壊れたインフラを直すのは決して楽な仕事ではありません。楽な仕事ではありませんが、私たちの頑張りが街の人々の生活につながっています。
災害は起きない方がいい。
その方が建設業も楽だし、被災者も出ない。
でも災害を100%防ぐことはできない。
だから一日でも早く復旧する、災害が起きても耐えられるものを作る、たとえ壊れても逃げる時間を稼げる。そんな施設を計画するのも私たちの仕事です。
地域のために働きたい人、被災地の復興に携わりたい人、ぜひ、私たちと一緒に働きましょう!
自分が計画した施設が完成したところを見ると、「頑張った甲斐があった!」と心から感じますよ!