こんにちは、大阪デジタルエクスチェンジ株式会社(以下、ODX)の江口です。
今回は、社員インタビュー第一弾!
休日は地域のラグビースクールでコーチもされている市場企画本部長の寺本充伯さんです。
―――本日はよろしくお願いします。まず、寺本さんの経歴について教えてください。
大学院を修了後、2002年に外資系証券会社に新卒で入社しました。入社から約10年間はテクノロジー部門に所属し、その後コンプライアンス部門に異動して約9年半、合計約20年間勤務しました。
前職では、テクノロジー部門において取引所接続システムを担当させていただき、コンプライアンス部門では電子取引デスクやトレーディングデスクへのアドバイザリーに従事させていただいたことで、取引所・PTS等の取引市場に関する知識や、アルゴリズム取引・SOR等の知識が得られました。又、高速取引行為規制対応などにも直接関わった経験が、ODXでの今の業務にうまくつながったなと思います。
―――新卒から20年…!転職のきっかけが気になります。
きっかけはヘッドハンターからの紹介です。前職の外資系証券会社は本当に素晴らしい会社でしたし、いろいろなチャンスもいただけていたので不満はありませんでした。一方で、新卒で入社して以来、1社での業務経験しかなかったことに漠然としたリスクを感じることも多くなり、別の環境でも挑戦してみたいと思うようにもなっていました。そんな時、ヘッドハンターからODXの話をいただき、やってみたい!と思い応募したのがきっかけです。
―――なるほど。前職で苦労したことなどあれば教えてください。また、寺本さんは乗り越えるためにどのようなことを実行しましたか。
苦労とは違うかもしれませんが、新しい業務に適応していくのにいつも必死でした。新卒入社当時は、金融もITの知識もなく、また英会話もできなかったです。その後も、社内異動や関わるプロジェクトによって新しい知識やスキルが必要とされる度、いつも一杯一杯でした。ただ、今になって振り返ってみると、そうやっていろいろな経験をさせていただく中で自分なりに頑張ってきたことで成長もできたように思います。もちろん、その時その時に適切なサポートを下さった上司や仲間には本当に感謝していますし、それら無くして今の自分はないと思います。
―――素敵なエピソードありがとうございます。ここからはODXに入社してからのことを質問させてください。数ある企業の中からODXを選んだ理由は何ですか。
ODXを選んだ理由は、大きく3つあります。
まず1点目は、ODXの事業に大きな意義と将来性を感じたことです。セキュリティトークンには、金融商品取引のあり方に変革をもたらす大きな可能性があると思います。ODXが目指すセキュリティトークンの流通市場の整備は、その変革の一端を担うものだと思いますし、自分もそのような仕事に関わりたいと思いました。
2点目は、ODXがスタートアップであることです。純粋にスタートアップやベンチャー企業に憧れがあったというのもありますが、以前から会社や事業の立ち上げ段階に関与してみたいという思いがありました。また、面接をしてくださった方々が魅力的で一緒に働きたいという印象を受けたのも大きかったです。
3点目は、自分の知識や経験がODXで活かせると思ったことです。ODXは株式PTSの立ち上げを進めていますが、前職で得た知識や経験をとおしてODXに貢献できると思えたことで、転職を決断できたのだと思います。
―――ODXで寺本さんはどんな仕事をしていますか。
市場企画本部は、主に当社PTSの制度設計や参加者誘致等を担当しています。現在は、株式PTSの開業に向けて、ご参加いただける証券会社様やマーケットメーカー様とコミュニケーションをさせていただきながら市場開設の準備を進めているところです。
―――入社して1か月ですが、ODXはどんな社風だと感じますか。
金融機関だけでなくベンチャー系企業を経験されてきた方もおり、金融機関に求められる堅実さと、ベンチャー的な柔軟さや機動性が適度にミックスされた組織という印象です。まだ少人数で業務を行なっていることもあり、社員同士の距離も近く、フラットでとても風通しも良いです。
―――私も風通しがいいなぁと感じます!寺本さんは仕事をする中で大切にしていることはありますか。
当社PTSが参加証券会社様や投資家の方々のためになっているかという観点はもちろんですが、判断や決断をする際に、それが社会的に正しいかということも考えるようにしています。ODXが属するSBIグループの経営理念にも、第一に「正しい倫理的価値観を持つ」が掲げられていますが、金融機関の中でも取引の場を運営するODXでの業務においては、これらの観点をより大切にしていきたいと思います。
―――今後の目標、ビジョンを教えてください。
まずは、株式PTSを無事に開業することです。開業後も市場の安定的な運営を行いつつ、必要な調整を加えていくことで、ご参加いただける証券会社様や投資家の皆様にとって魅力のある市場にしていきたいです。並行して、セキュリティトークンの流通市場の開設準備を進め、将来的に、セキュリティトークンの発行市場の活性化にも寄与していきます。セキュリティトークンによってこれまでとは異なる特性を持つ金融商品が開発される可能性がありますし、また、分散型台帳技術により金融商品取引や決済のしくみに大きな変化がもたらされることも期待されます。当社の運営する株式とセキュリティトークンの取引市場をとおして、金融市場のさらなる発展に貢献していきたいです。
―――それでは最後に、お読みいただいた方にメッセージをお願いします!
この記事をお読みいただいた方に、少しでも当社の活動に興味を持っていただけたら嬉しいです。また、当社の目標・ビジョンに共感いただける方、ぜひご応募お待ちしています!