はじめまして。株式会社ニップクケアサービスの採用担当です。
今回は代表取締役の岡本さんと自社プロダクト「楽すけ」の開発責任者である井上さんに、
- お二人の入社の経緯や日々の仕事
- 二人が感じるニップクらしさ
- 正直大変なこと
- これからニップクが目指すもの
などなど、様々な質問をぶつけさせていただきました。
お二人とも忖度なしに本心を飾らずに語ってくれたので、弊社に少しでもご興味をお持ちいただけた方は是非ご一読ください!
Q、ニップクケアサービスに入社前は何をされていたのですか?
岡本さん:
ずっと営業職でした。この会社の、「介護×IT」というビジネスにすごく惹かれて、当初はやはり営業職として物販部門に入社しました。営業以外にも、簡単なデータベースは扱えたり、経営周りの法令などは若干覚えがあったせいか、10年前に先代の社長から事務部門の責任者に任命され、2年前に代表に就任しました。
井上さん:
私は新卒でプログラマーとして就職して、その会社に3年ぐらい勤務した後に退職勧奨があり、退職。
次に何をやるか考えた結果、公務員を目指したのですがうまくいきませんでした。
再就職のために行ったハローワークでニップクケアサービスの求人を見つけ、カスタマーサポートとして入社をすることになりました。
3カ月の試用期間後は、すぐに開発部門に配属。そもそもカスタマーサポートではなく、エンジニアとして採用したいと当時の担当者は考えていたみたいですね(笑)
Q、ニップクケアサービスはどんなカルチャーの企業でしょうか?
岡本さん:
カルチャーというとすごく答えが難しいのですがより、"お客様のための仕事になっているか"という価値観を大切にしています。これさえ徹底出来ていれば、仕事のやり方などの細かいことは気にしていませんし、ニップクはこれが出来ている人が活躍している会社ですね。
社長の顔色を伺うだとか、上司に気に入られようとか、自分のプライドを満たすために仕事してる内向きな人には全くフィットしない会社です。
Q、"お客様のための仕事を"という価値観。岡本さんはどうやって社内に浸透させてきたのですか?
岡本さん:
社員が、勝手にそう思ってやってくれてます。昔はそうでない社員もいましたが、だんだんといなくなりました。1点誤解をしてはいけないのは、お客様のためにという価値観は利他主義ではないということです。利益を生み出すために貢献するのであり、利益の何割かが自分の給料や収入に還元されて、自分が安心して幸せに働けるところを目的にしてほしい。やりがい搾取で止まっては、結局全体の利益は実現しませんし、自分だけが良ければいい、という発想でも長続きしません。
Q、この価値観にまつわる具体的なエピソードはありますか?
井上さん:
私たちのサービス「楽すけ」はパッケージなので基本的にカスタムメイドには対応していないのですが、新規に導入をご検討いただいていたお客様から、「導入する条件として〇〇を実現できる機能を付けてくれ」というオーダーをいただき、実際に実装したことがありました。その機能は多くのお客様にとっても有用なものでしたので、他のお客様にも使っていただけるようにしました。
実はこうしたニーズが隣で働いているサポートや営業からドンドン集まってきます。みんなでパッと集まって、緊急度や重要度を整理して、「よし!じゃあやろうか!」ってすぐ取り掛かるのがニップクのスタイル。一方で、お客様や社員からの要望は本当にたくさんいただくので、まだまだやりたいことができていません。9割ぐらいは出来ていない感覚です。
ですので、新たにエンジニアを採用して、お客様の要望により早く応えていきたいですね。
Q、すでに少し話していただきましたが、開発の進め方はどのようなイメージでしょうか?
井上さん:
3年に1回必ず法改正がありますので、まずはここに対応する開発を行うことが大前提です。また、請求にまつわるサービスですので、消費税などの改定があれば、必ずそこに対応させるための開発業務が発生します。
こうした中にお客様からいただくご要望や私たち自身が考えた案件を組み込んで、開発を進めていきます。開発案件の優先順位はカスタマーサポート部門の責任者が基本的には決めています。カスタマーサポートがお客様に最も近い立場ですので、最適な優先順位をつけられると考えています。
ただし、「いいからこれ作って!」では全くなくて、「出来るならやってほしい。そうでないのであれば別の手法を考える。」といったスタンスです。しっかり相談をしながら決めています。
Q、顕在化してる顧客ニーズと、作り手が感じる潜在的な顧客ニーズ。どう整理して、開発に組み込んでいますか?
岡本さん:
後者にはまだまだ手を付けられていません。私たちからニーズを作り出していくようなこともやりたいので、まず人を採用することがその第一歩だと考えています。
Q、介護業界に携わるからこそのおもしろさや喜びはありますか?
岡本さん:
経営者視点で言うと、とにかくマーケットが安定しているので、長く働いてもらうことが出来ます。
井上さん:
大企業が本当に本気でやったらその時はいいソフトが出来るとは思います。ただ、3年に1回は法改正があって、その法改正はどこがどの規模で変わるか毎回直前までわからない。
つまり、定期的に強い負荷がかかって、それに必ず対応しきらなければならない世界なので、大手ならではのやりづらさがあるでしょうし、赤字になってしまうこともすらあるのではないかと思います。
岡本さん:
あと、この業界のお客様はとにかくあたたかい方が多い。献身的に仕事に取り組んでる方が多いからなのかもしれません。
電話対応をしていて、ごくごく当たり前の対応をしているに過ぎなくても、お客様から「キチンと丁寧に教えてくれてありがとね。」って感謝の言葉をいただくこともたくさんあります。
だから、私たちもあたたかい気持ちで前向きに仕事に取り組めます。本当に恵まれていますし、感謝しています。
井上さん:
介護業界がどれだけ大変かということは理解していますし、そんな大変な仕事に向き合う方々に業務効率が良くなるサービスを提供を出来ることはやっぱり嬉しいですよね。
あと、小さい規模の会社だからこそ、例えば、社員一丸で法改正を乗り越えたときとかの達成感はものすごい感じるのもやりがいの一つですね。
技術的には、競合に一部劣っている部分もありますが、それでもニップクがいいと選んでもらえるのは介護保険制度が成立した初期の段階から地道に継続してやってきたからこそなんですよね。ニップクの強みである積み重ねてきた信頼を、また少し積み重ねることができた瞬間です。
岡本さん:
確かにこの規模と人数でやってこれたことは誇りですし、自慢の社員ばかりです。
Q、ニップクケアサービスの課題はなんでしょうか?
岡本さん:
儲からない!(笑)そもそも介護業界自体、国が報酬を定めているため、大きく利益を出すことが難しい。
井上さん:
サービスのクラウド化をもっと進めていかなければならない。エンジニアのメンバーがサービスのクラウド化を進めているものの、やっと始められたって感じです。早く実現したい。
クラウド化実現すれば、さらにユーザーに喜んでもらえる機能を追加しやすくなるし、もちろん売上や利益の拡大にも繋げていけます。
必要な技術のキャッチアップも含め、社長にもお金かけて積極的にやっていいと言ってもらえているので、これからスピードを上げていきたいと思っています。
Q、スキルとかそういったことは一旦置いといて、どんな方と一緒に働きたいですか?
井上さん:
単なる作業者ではなくて、一緒にサービスを考えていける人と働きたいですね。
岡本さん:
お客様と同僚のために仕事が出来るか、この一点のみです。
効率が悪いとか遠回りになるとかそれは別に構わないから、この一点を考えて仕事してくれる人。そこさえ間違えなければ、必ず実を結びます。
岡本さん、井上さんありがとうございました!
今、ニップクケアサービスでは自社サービス「楽すけ」を一緒に進化させてくれるエンジニアを大募集中です。
「お客様のために仕事をしたい」という想いに共感いただけるエンジニアは経験問わず大歓迎です!
少しでも興味を持って下さった方は是非一度遊びにいらしてください!