【イベントに参加された皆様に、心より感謝申し上げます】
10月17日にジュンク堂で開催されたトークイベント「小川洋子×山村浩二『耳に棲むもの』刊行記念・特別対談 〜『物語』が生まれるとき〜」は、熱気あふれる場となり、多くの参加者が作家とアニメーション監督の二人の貴重な対話に耳を傾けました。小川洋子さんと山村浩二さんが、物語がどのように生まれ、どのように形作られるのかを語り合う様子は、まさに創作の深奥を垣間見る貴重な機会でした。
イベントの中では、小川さんが『耳に棲むもの』に込めたテーマやインスピレーションの源泉について語り、山村さんがイラストでどのように物語を視覚化し、読者に新たな解釈をもたらすかについても詳しく解説されました。文字の世界とアニメーションがどのように融合し、視覚的かつ感情的な豊かさを生み出すかというテーマは、参加者の心に強く響いたようです。二人のコラボレーションは、文字と絵がどのように相互作用し、読者に深い感動を与えるのかという点で、特に興味深いものでした。
イベント終了後も熱い余韻が会場に残りました。創作の裏側に迫る、貴重な時間をお届けする機会をいただけたことに感謝し、今後もこうした対話の場を通じて、より多くの方にVRによる物語の魅力を伝えていきたいと思います。
さらに、この対談と連動して、現在新宿にあるXR体験スペースNEUUでは、VRアニメーション映画版『耳に棲むもの』が体験できるイベントが開催中です。2025年1月末まで期間を延長し、小川洋子さんの物語がVRの世界でどのように表現されているのかを、臨場感あふれる没入体験で楽しむことができます。山村浩二さんが手掛けたアニメーションが、まるで物語の中に入り込むような感覚で楽しめるこの体験は、ぜひお見逃しなく。