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学生が納得できる就職を実現する進路指導を行うことがミッションです

学生の適正にあった進路選択をサポートするのが専門学校の大きな役割です。今回は日本外国語専門学校国際ホテル科の米川様に、現在行なっている講義や学生の進路指導をどう行なっているのかを伺いました。

かっこいいサービスに憧れる学生にビジネスマナーを教える

-国際ホテル科に入学するのはどんな学生さんですか

接客業、特にちょっとかっこいいイメージのサービスに憧れて入学してくる学生が多いです。

例えばテーマパーク専攻であれば小さい頃からディズニーが好きで、将来自分も働きたいと強く思っているような学生。国際ホテル専攻であれば家族旅行などでラグジュアリーなサービスを体験して、こういうサービスを自分も提供したいと感じた経験のある学生などがいますね。マリンクルーズ&リゾートホテル専攻であれば修学旅行で沖縄に行ってリゾートホテルに宿泊した経験から興味を持つようになったとか。

とはいえ、社会経験がない学生たちなので、仕事をする中でどのような現実があるのかは理解していません。現場での経験のある講師たちはそこをしっかり伝えていく必要があります。

また、非常に少ない体験の中からホテルという選択肢を選んで入学しているので、在学中には本人の適性に応じてホテル以外の可能性も示すのも私たちの役割です。

-米山さんはどのような講義を担当されていますか

ビジネスマナーの講義を担当しています。他の学科はビジネスマナーの講義は1年だけなんですが、国際ホテル科と国際エアライン科に関しては在学中の2年間フルで講義があります。

-どのような点を特に重視して指導していますか

行動を習慣化させる点です。例えば先生から書類を受け取る・渡す際にはきちんと両手を使う。授業の際に肘を机につかない。すれ違ったら必ず挨拶をするなど、授業外での行動に関しても細かく指導をしていきます。

ビジネスマナーを確実に身につけられるかは普段から実行しているかで決まるので、毎日の生活の中で指導をすることが私の役割と考えています。

裁量を持って講義を構築できるのが魅力

-これまでのご経歴を教えてください

もともとエアラインのCAや外資系企業で秘書として働いていました。秘書を退職後に日本外国語専門学校に入校し初めての講師職への挑戦しました。大学の時に教職免許をとっていたので完全に教育に無関係だったわけではないのですが、仕事としては本校が初めての講師職です。

入校後は国際エアライン科の講師、国際ブライダル科の講師などを経て、今は国際ホテル科です。他の学科にいた時期もビジネスマナーの講義を中心に行っていました。

-日本外国語専門学校の講師の仕事の面白さはどんんなところですか

講義の進め方が講師の裁量に任せられているところです。マニュアルがない分全部自分で考えなければいけないので大変な部分もあるんですが、その分やりがいが大きく自分の思いや経験を生徒に伝えられるのが楽しいですね。

だいぶ前に英会話学校の講師職に興味があって内容を聞いたことがあったんですが、そこはマニュアルに沿って数分単位で講義の進め方がガチガチに決まっていました。どちらがいいかは講師の適正によると思うんですが、私は今の裁量がある講義の進め方があっています。

学生と二人三脚で進路を決める


-講義以外はどのような業務をしているのでしょう

担任クラスの生徒に対して進路指導が比重が大きいです。国際ホテル科といえども学生の進路はかなりバラエティに富んでいるんです。ホテルだけではなくアパレルや一般企業、公務員に進むケースもあります。

入学した年の夏には最初の就職説明会があるので、学生は入学後すぐに就職に向けて動き始めることになります。でも、社会人経験がない学生たちなので、講義を受けたりインターンを経験したり、業界について知れば知るほど迷いが出てくる。「私、ホテル業界ではないかもしれない」と思う学生はやはり一定数います。

とはいっても他のホテル系の専門学校さんであれば、新卒募集の求人票がホテル系の企業からしかこないケースがほとんどです。迷いがある学生に対して提示できる選択肢が少ない。

日本外国語専門学校の場合は他の学科を含めてあらゆる業界に新卒の学生を就職させている実績があるので、ホテル学科にいながら別の進路を模索したい学生に対しても本人の希望と適正に合わせた提案ができます。他の学科の講師や就職科のスタッフと連携しながら、学生をサポートできるんです。

学生たちに対してホテルや他の業界の良さや厳しさを伝えながら、あくまで学生自身が考え決めるサポートを行うために、しっかり対話をしていくのが私の役割です。一緒に進路を決定に取り組む姿勢も大切なので「私も業界について調べるから、◯◯さんも明後日までに3つ企業研究をしてきてね」のように、二人三脚で学生に寄り添っています。

ビジネスマナーってとても良いものなんです

-今後はどのような目標がありますか

国際ホテル科以外の学科も含めて、学校全体にビジネスマナー教育をもっと浸透させたいと考えています。正しいビジネスマナーは関わる人たちを気持ちよくさせますし、どんな仕事の現場でも普遍的に役立つスキルです。

固いとか難しいと思われがちなビジネスマナーですが「ビジネスマナーってこんなに素敵なものなんだ」ということをもっと学校全体に伝えていきたいですね。

学生の「先生」として情熱を注いでください

-どういった方が講師に向いているのでしょう

学生と一緒に目標に向かって取り組める方なら、講師未経験で活躍できると思います。当校は校風的に他の専門学校に比べても厳しめの指導をしますし、学生もモチベーションが高い。逆にいうと学生も講師をしっかり見ている、評価をしているんです。

ですので、学生を見下していたり親身ではない講師は、学生からの定期的な評価アンケートにしっかり書かれますし、私たちとしても状況を見極める必要があります。

専門学校や大学の講師というとコマ内で授業を行えばいいと思われがちですが、日本外国語専門学校はまさに「先生」です。生徒の全人教育、夢を実現するための進路指導を、学科の講義と同じかそれ以上に大切にしています。

学生の夢を実現するために情熱を持って一緒に頑張る姿勢がある方と是非一緒に働きたいですね。

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