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人にしかできない未来の話

「フードテック」という言葉は一般的にも聞くようになりました。
AIやロボットなどデジタル技術の進化によって食分野の産業に変革をもたらす波は、すぐそこまで来ています。

先日は展示会場で行われていたEXPOで、食品製造工場ロボット展「第1回フードテックジャパン」を見てきました。
工場のラインで人が手を伸ばして作業をするように、ロボットのアームでコンベア上を流れてくる食品に対して加工を行っています。

「ああー、小さい頃アニメとかで見たような世界がもう現実になってるなあー」という感じでした。

そしてちょうどその日の夜は、社内のメンバーと夕食の約束をしていたのですが、どうせなら普通じゃない面白いところに行きたいと思い、
「無添くら寿司 サンシャイン60通り店」に行ってみることにしました。
このお店は徹底して「非接触」にこだわっていて、自動化によって入店してから会計して外に出るまで店員さんとも対面しない、まさにフードテック最先端と言える店でした。
寿司の注文も、自分のスマホで行います。
(本当に新しい体験ができて楽しかったです)


ここで僕が社員のメンバーと一緒に考えたかったのは、
「ほとんどの作業がAIやロボットに代わるようになったとき、人間は何をやるか?」です。

一部のファストフードレストランで券売機を置くのは、作業を均一化・正確化・効率化し、人手を減らして人件費削減を行うためです。
同じように、機械でできる作業は今後どんどん自動化されていくでしょう。

例えば、私たち FICO & POMUM の店舗でも、
・レジで接客会計するフロント作業 → モバイルオーダー、キオスク端末
・オーダーを受けた商品を製造するバック作業 → セルフコントロールブレンダー
どちらも、現代の技術で究極論的に考えれば、すでに自動化ができてしまう (機械が取って代わる) 時代になっています。

あなただったら「フロント」「バック」どちらを機械にやらせますか?
それとも、全自動にしますか? 全て人手にしますか?

AI、ロボットなどデジタルテクノロジーと人間が共存するすぐそこの未来で、人間は「機械には絶対にできないこと」に集中してやって行く必要があります。
人間は、決められたロジックに従って手を動かすような仕事では、正確性・スピードともに機械に勝てません。
しかしたとえば逆に、「場を盛り上げる」「相手に合わせたおもてなしをする」「状況に応じて満足度を上げる」というようなファジーでアナログでアーティスティックな分野は機械には担当しづらいと言えます。

先日のF&P内部でのMKミーティングでも、ファンを作るためには「感動を作ることだ」という議論がありました。
今後、人間としての存在意義を高め、店に立つスタッフが人材としての市場価値を高めていくには、こういった「感動を作る能力」を個々人が磨いていく必要がありそうです。

今日の結論は、「人は感動を作ろう」です。


【このような記事を、noteで連載しています】
https://note.com/fandp_jp/m/mca649bdd5409

【現在クラウドファンディングに初挑戦中です】
https://camp-fire.jp/projects/view/344928

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