はじめまして。
株式会社スタジアムエクスペリメントの濱田小太郎と申します。
私たちは、「スポーツ観戦をDXする」スタートアップです。
COVID-19の影響で社会的なニーズが高まっているスポーツビジネスの構造を大きく進化させるために、様々な「実験=Experiment」を進めていきます。
その第1弾としてリリースしたのが「スタジアムアプリ™️」。
既にいくつかのJリーグクラブとのパートナーシップを締結し、各クラブの公式アプリとしてサービス提供を開始しています。
【スタジアムアプリ™️ 導入クラブ】(2021年5月現在)
北海道コンサドーレ札幌(J1)「STADIUM CONSADOLE」
清水エスパルス(J1)「S-PULSE STADIUM」
サンフレッチェ広島(J1)「SAPORTA 〜サンフレ応援アプリ〜」
FC町田ゼルビア(J2)「ZEL-STA」
奈良クラブ(JFL)「N.GO」
※現在、「スタジアムアプリTM」を導入するJリーグ加盟クラブからのオファーを受け付けています。ぜひ気軽にお問い合わせください。
hello@stadium-experiment.com
会社を設立したのは、COVID-19が日本でも猛威を奮い始めた2020年4月。
そんな中で、どんな想いを持ってこの会社を立ち上げたのか?をお伝えできれば、と思っています。
世界のスタジアムを巡りながら、考えたこと。
詳しい事業内容についてお伝えする前に。
プロダクトオーナーである私も、株式会社スタジアムエクスペリメントの代表取締役であり、クリエイティブ集団・PARTY代表をつとめる伊藤直樹も、サッカーなしでは生きられない・サッカーに熱狂し続けている人間です。
週末になると、サポートするJリーグクラブの試合観戦に通い詰め、夜は世界各国リーグの試合をDAZNで深夜から朝方にかけて観戦。
目まぐるしく変化する最新の戦術を研究するために専門雑誌や書籍を読み漁り、時には、ビール片手に何時間もサッカー談義。
さらには、映像だけでの観戦では飽き足らず、大きな大会に合わせて世界中のスタジアムに実際に足を運び、サッカーカルチャーの真髄を身をもって体験してきました。
【FIFA WORLD CUP RUSSIA 2018:Japan vs Polandにて】
【FIFA WORLD CUP RUSSIA 2018:France vs Argentinaにて】
【UEFA EURO 2016 FRANCE:Turkey vs Spain、トルコゴール裏にて】
【BUNDESLIGA 2020-21:FC Bayern München vs Schalke04】
しかし、私たちが世界のスタジアムを巡る旅を続ける中で最も衝撃を受けたのは、サッカーの本場・ヨーロッパではなく、アメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)に所属するLos Angeles Football Clubでした。
↓本拠地・Banc of California StadiumはLA都市部にありアクセスは最高
↓試合後はスタジアムのルーフトップバーでアフターパーティー!
クラブとしての成り立ちも面白く、チーバスUSAという小さなクラブが2014年に解散。しかし、様々な出自を持つオーナーたちが共同出資し、その後釜として立ち上がった新進気鋭のクラブなのです。
【LAFC 共同オーナーに就任したメンバー ※一部】
Chad Hurley - Youtube創業者の一人
Will Ferrell - アメリカで爆発的な人気を誇るコメディ俳優
Magic Johnson - 元NBAのスタープレイヤー
Mia Hamm - 元・アメリカサッカー女子代表のエースプレイヤー
Nomar Garciaparra - ボストン レッドソックス等で活躍した元MLBプレイヤー
地理的にシリコンバレーに近いことや、共同オーナーにYoutube創業者がいることもあり、このLAFCが提供している公式アプリは、世界のサッカークラブを見渡しても群を抜いて優れたUI/UXを提供していました。
NEWS - Youtubeがメインスポンサーのため、すべてが高クオリティの動画コンテンツになっている。
TICKET - チケットの購入も一席ずつ確認しながら出来て、スタジアムではもちろんQRコードだけで入場可能。
GETTING HERE - ライドシェアサービスのLyftと連携しており「スタジアムに行く」というユーザー体験をシンプルに叶えてくれるUIになっている。
これは、何万人もの人々が同時アクセスしても大丈夫な通信環境をしっかりと整えたスタジアムだからこそ出来ること。
NFLスーパーボウルでのハーフタイムショーなど、数多くのメジャースポーツで培った様々な知見から、スタジアムでのデジタル体験を提供するための設備投資を惜しまないアメリカでの観戦体験は、非常に刺激的なものでした。
しかし、これは近い将来、日本でも実現していくはず。
2021年は、5G元年。
通信速度が劇的に上がることにより、私たちの日常の体験は少しづつ、しかし、圧倒的に変化していきます。
"来る5G時代に、大好きなサッカーをどう「進化」させることができるだろう?"
そんな一つの「問い」が、僕たちを駆り立てたのです。
OUR STATEMENT
設立にあたり、まずは会社としての大きな考え方を「ステートメント」としてまとめました。
待ちに待った「5G」がいよいよはじまる。
スマートシティ実装の起爆剤になるだろう。
日本には数万人規模のスマートシティが次々とできる。
それは、スタジアムだ。
同時に熱狂したって大丈夫なように出来ないか。
ストレスや渋滞をゼロに出来ないか。
そこにいなくたって、本当の感動を届けられないか。
スタジアムはスマートシティの最高の実験場だ。
一緒に、クリエイティブの「実験」をしようじゃないか。
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Googleの関連会社であるSidewalk Labsによるトロントの再開発プロジェクトやAlibabaによる杭州のET City Brain、TOYOTA WOVEN CITYなどに代表されるように、巨大企業はこぞって「スマートシティ」の名の下に都市のDXに向かう大きな潮流があります。
都市の持つ巨大なリソースの最適化を現実に行うためには、都市の各所に設置されたカメラによる画像解析や、各種センサーによるデータセンシングなど、常にリアルタイムでの膨大なデータ処理が必要です。
しかし、見方によっては「監視社会」として捉えられてしまったりと、規模が巨大になると法規制や反発も、当然、大きくなります。
実際にSidewalk Labsの都市開発プロジェクトは、トロントの人権団体によるプライバシー侵害訴訟により、志半ばで中止という憂き目にあっています。
私たちは、LAFCでのスタジアム体験を通じて、こう考えました。
「スタジアムこそが、スマートシティの実験場になるのではないか?」
何万人もの人々が同じ空間を行き交い、フードも、トイレも、駐車場も、事前予約やデリバリー機能を駆使することで、行列などのストレスを極力減らしていく。
エンターテインメントなどのコンテンツをみんなで同時に享受し、共有し、さらに拡張する。その時は、膨大なカメラ/ロボット/ドローン/センサー/AI/AR・VRなどのデジタルテクノロジーが、より良い「スタジアム体験」のために一役買ってくれるはずです。
そこに集まる全員が「スポーツに熱狂する」という共通目的をもった空間。
そこはきっと、スマートシティの最適な実験場になるはずです。
5G通信環境と端末の進化が進んでいけば、今は難しいトライも実現していくことが出来るでしょう。私たちはその最前線に立って様々な「実験=Experiment」を推進していきます。
次回は、既に実装・サービス提供がはじまっている「スタジアムアプリ™️」について詳しくご紹介できればと思います。
私たちは、"STARTING LINEUP"を募集しています。
Stadium Experimentは、今まさにキックオフしたばかり。
各ポジションで精鋭が必要だ。
チームをこれからつくっていく上で、スターティングメンバーに名を連ねてくれる仲間を探しています。
サッカーなしでは生きられない・サッカーに熱狂し続けている皆さんと、ぜひお話ししたいです。ぜひ気軽にご連絡ください。
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