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「安定なんて面白くない」「ただお金を稼ぐだけでは満たされない」。そう語るのは、株式会社スケールメイトで広告運用を担当する田中賢也さんです。
田中さんの経歴は、まさに波乱万丈という言葉がふさわしい。偏差値37からの大学合格、大手証券会社の早期退職、YouTuber転身、共同経営者による資金持ち逃げ被害、そして年商1.5億円企業の立ち上げ……。
転んでもただでは起きない、常に前を向いてパワフルに行動しつづけてきた田中さんが、なぜスケールメイトの環境を選んだのか。スケールメイトで働く前の波乱万丈の人生と今後の展望について聞きました。
目次
「自分は何者でもない」と気づくことから始まった圧倒的な努力
会社経営の天国と地獄を経験し、スケールメイトにジョイン
カオスな環境だから面白い。スケールメイトで成し遂げたいこと
「自分は何者でもない」と気づくことから始まった圧倒的な努力
── まずは学生時代のお話から聞かせてください。
田中:高校は進学校に通っていたんですが、学年最下位を争うレベルで、全然勉強ができませんでした。現役で受験したときは受験した大学全てに落ちて、浪人をすることになったんです。
自分の人生において、浪人生活が最初の転機となりました。受験に失敗するまでは、根拠のない自信を持っていたんですよ。「なんとかなるだろう」って。でも、大学受験に失敗して、根拠のない自信が粉々に砕け散りました。「あ、俺って本当に頭が悪かったんだ」と、事実を突きつけられたんです。
── そこから浪人生活が始まるわけですね。
田中:ある意味、どん底に落ちたことがプラスに働きました。「自分はバカだ」と認めたからこそ、人の何倍もやらなきゃいけないと腹をくくれたんです。
そこからはもう、修行僧のような生活でした。まず、髪を洗う時間がもったいないから坊主にしたんです。予備校には誰よりも早く行き、授業では一番前の真ん中の席に座っていました。そして、誰よりも遅くまで残って勉強して帰る日々を300日以上、一日も休まず続けました。
猛勉強の結果、偏差値は37から65まで上がり、第一志望だった法政大学の建築学科に合格できたんです。「自分は何者でもない」と自覚し、泥臭く努力すれば結果はついてくるということを、身をもって学んだ一年でした。
── 大学卒業後は、大手証券会社に入社されていますよね。建築学科からの進路としては珍しい気がします。
田中:大学3年生のとき、大手ハウスメーカーのインターンに参加したんです。そこで、設計図を書くような“0から1を生み出す仕事”がしたかったんですが、実際は決まった型を当てはめていく作業が多くて。「あれ、これは自分が求めていたクリエイティブな仕事じゃないな」と気づいてしまったんです。
父が保険の営業マンとして働いていた影響もあって、「それなら、金融の道に進んでまずはお金を稼ぎたい」と切り替えて、大手証券会社に入社しました。
── どのくらいの期間働いていたんですか?
田中:5ヶ月でやめました。入社したのがちょうどコロナ禍の真っただ中という、タイミングが悪かったんですよね。出社もできず、飛び込み営業もできない。ひたすら自宅でリモート研修を受ける日々でした。
もちろんお給料はいただけます。でも、何のスキルも身につかないまま時間だけが過ぎていく感覚が、怖くて仕方なかった。親とも話をしましたが、反対を押し切って退職しました。
── 5ヶ月はかなり短いですね。退職後はどんなお仕事をされていたんですか?
田中:YouTuberをやっていました。男子4人でグループを組んで、動画を投稿し始めたところ、半年ほどで結構な再生数を稼げるようになったんです。 ただ、あるメンバーの家庭の事情で解散せざるを得なくなり、フリーランスとして生きていくことに。
幸い、YouTube活動をする中で動画編集のスキルが身についていたので、バイトもしながら何とか食い繋ぐことはできていました。時間が経つにつれて徐々に売上が安定し、時には月100万円以上稼ぐこともありましたね。
会社経営の天国と地獄を経験し、スケールメイトにジョイン
── フリーランスとして安定してきた後の話も聞かせてください。
田中:あるとき、大学時代の友人に「YouTube運用の会社を立ち上げるから手伝ってくれないか?」と誘われ、会社を立ち上げることになりました。
友人が社長、僕が取締役、もう一人が元キーエンスのトップセールスという3人体制でスタート。僕とキーエンス出身のメンバーの2人が営業をかけまくって、ものすごい勢いで売り上げを作りました。
なんと、開始3ヶ月で口座には1500万円のキャッシュが積み上がったんです。
── 3ヶ月で1500万!順風満帆ですね。
田中:そう思いますよね。ところが、ある日突然、僕を誘った友人でもあり会社の代表が、その1500万円を持って蒸発したんです。
必死で彼を探し出して、なんとか接触はできたんですが、お金はもう使い込まれて無くなっていました。元々借金があったらしく、その返済に充てたらしいです。
裁判をするにも弁護士費用がかかるし、回収するとしても「今後20年かけて毎月数万円ずつ返す」みたいな話になる。あまりにも割に合わないし、バカバカしくなってしまって。「高い勉強代だったな」と割り切ることにしました。
── タフすぎます(笑)。普通ならそこで心が折れて、サラリーマンに戻りそうなものです。
田中:正直、一瞬よぎりましたよ。「やっぱり会社員の方がいいんじゃないか」って。
でも、周りの経営者たちに相談すると、みんな口を揃えて言うんです。「お前ならできる」「もう一回やれ」と言われ、それで火がつき、人材派遣会社を自分で立ち上げました。
──ご自身で立ち上げた会社も、かなり急成長されたとか。
田中:そうですね。自分自身、人材業界の仕事は未経験だったんですが、がむしゃらに働いた結果、1期目で年商1.5億円までいきました。立ち上げ時期に必死に働いたことで、今も会社はうまく回っています。
でも、ある時ふと思ったんです。「AIが台頭してくるこの時代において、独自の強みがないこの会社は今後どうなるんだろう」って。
気づきがあったのは、会社がうまくいって、お金と時間の自由を手にして、考える時間が多かったことも影響していると思います。海外で遊んだりゴルフをしたり、自由すぎる毎日を過ごしていたんですが、全然楽しくなかったんです。
遊びはあくまで「消費」であって、それ以上の深みがありません。僕は、成長すること自体に快感を覚えるタイプなんです。新しいことを知り、できなかったことができるようになるプロセス自体が楽しい。
「この会社ではもう、自分が求める熱狂的な成長は得られない」と確信した僕は、自分の会社を信頼できる仲間に任せ、新しい環境を探し始めました。そこで出会ったのが、AZ ONE GROUP内の「株式会社カメレオン」、そして現在所属している「株式会社スケールメイト」です。
カオスな環境だから面白い。スケールメイトで成し遂げたいこと
── 数ある選択肢の中で、なぜカメレオンだったのでしょうか?
田中:自分のこれまでの経験を活かしつつも、全く新しい環境で働きたいと思い、求人サイトでいろんな会社を見ていたんです。そのときに、カメレオンの求人を見つけ、直感的に「ここだ」と思いました。
最初はカメレオンの営業として入社し、その後、グループ内での異動があり、現在はスケールメイトの広告運用担当者として働いています。
今のスケールメイトって、個々の能力はめちゃくちゃ高いんです。各メンバーがとんでもない成果を出していて、設立間もないにもかかわらず、全体で凄まじい数字を叩き出している。
でも組織として見ると、まだみんなが空中に浮いているような、バラバラな状態なんですよね。一体感が足りないと感じます。
── 確かに、個の力が強いがゆえの課題かもしれません。
田中:逆説的に言えば、「この環境で一体感が生まれたら、どこまで行けるんだ?」ってワクワクするんですよね。個の能力が高いメンバーたちが、がっちりとスクラムを組んで、同じ方向を向いて走ったら…間違いなく、もっとすごい景色が見えるはずです。
僕は今、広告運用者としての業務だけでなく、今お話した「組織の横のつながり」を作ることにも力を入れています。みんなで肩を組んで、もっと大きな熱狂を生み出したいんです。
── 最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
田中:スケールメイトのメンバーを見渡すと、みんな何かしら「過去に強烈に打ち込んだ経験」を持っています。 学生時代に部活で全国大会を目指していた人、アルバイトに打ち込んだ人、バックパッカーで世界中を旅していた人など。
メンバーに共通しているのは、「タフさ」と「行動力」です。
「自分はこれをやり切った」「大きな挫折をしたけど、そこから這い上がった」そういう泥臭い経験がある人、そして現状に満足せず「もっと成長したい」「ヒリヒリするような環境で勝負したい」と思っている人。そんな人と一緒に働きたいですね。
今、僕らは急拡大のフェーズにいます。整っていないことも多いのですが、だからこそ面白い。自分の手で会社を大きくしていく手触り感を求めている方にとって、これ以上ない環境だと断言できます。
少しでも興味が湧いたら、ぜひ一度お話させてください。あなたの「熱い話」を聞けるのを楽しみにしています!