こんにちは。株式会社 VoiceTube の鄭と申します。
今回は弊社の社長であるヂャン・イーウェイさんにインタビューをしてきました。株式会社 VoiceTube を立ち上げた経緯や、組織づくりで大切にしている考え方をお聞きしていきます。
<対談者プロフィール>
ヂャン・イーウェイ(Richard)(VoiceTube Corporation 社長・エンジニア)
通称リチャード。高校時代から独学でプログラムを学び、 クラスのみんなに使ってもらう。サーフィン、テニス、スキーなど多くの趣味を持っていますが一番好きなのはプログラミングです。
ーーVoiceTube を設立した経緯については?
VoiceTube は二度目の起業でした。
初めて起業したときは 27 歳くらいでしたそのときは、6~7 年のキャリアを積み、ここ数年働いて蓄積したお金で EC プラットフォームを立ち上げました。主に韓国や中国の商品を購入代行です。起業したの直後に気づいたのですが、経営面、ビジネスロジックの面でまだまだ足りない部分が多く、エンジニアリングの能力は悪くなかったのですが、他のものが足りなかったので、1年ぐらいで終わってしまいました。
当時、失敗した最大の原因は、起業したいという思いから起業したことで、すぐに Income が生まれるようなビジネスをしようと焦ったのですが、強い初心がそれをサポートしてくれることはありませんでした。それで今回の起業を終えて、サラリーマンに戻ったあと、VoiceTube を立ち上げたきっかけに出会った。
私は大きな外資系企業に就職した、当時の上司はスイス人、同僚でモロッコ人やスウェーデン人もいったというインターナショナルな会社です。従って、会話もメールもすべて英語を使っているので、すぐに全部英語を使わなければならないという環境に入った私は馴染むことができなかった。
子どもの頃から習っていた英語は本当に役に立つところが少なく、仕事で使えるものは限られていて、エンジニアリングのドキュメントを読んでいても問題ありませんでしたが、同僚とのコミュニケーションや上司から渡される仕事は、コミュニケーション上の障害によって仕事がうまくいかないことが多く、大きな衝撃を受けました。
「どうしてこんなに長く英語を勉強しているのにうまくならないの?」
ということで、自分の好きなプログラムの特性を生かして、今の VoiceTube の原型となっている、好きな YouTube の動画を英語で勉強する動画に変換できるプロテクトを作りました。字幕のワンタッチやリピート再生機能が使えるようになって、使ってみるとリスニングが本当に進歩していて、当時はまだまだ開発できる機能がたくさんあると思っていたのですが、ビジネスでは大きな可能性があります。
第一次創業の失敗のため、私は第二次創業を更に慎重にさせて、ビデオの機能は私が仕事をしながら作って、それから友達に試用してもらって、評価はとても良くて、 PTT (台湾の 2ch)上で共有しても多くのネットユーザーの賛辞を得ました。そこで思い切って妻の Carol(VoiceTube 共同創業者兼行政長)と一緒に仕事を辞めて、VoiceTube を立ち上げました。
もちろん当時のビジネスモデルはまだが確立されていなかったので、1年後には今の COO——Johnny のようなパートナーを探して、少しずつ足りなかった部分を補っていきました。2人、4人、10人以上の仲間から、1~2年かけて初期のプロトタイプチームを作り上げ、その根幹をしっかりと作り上げていき、当時のユーザーの成長はとても速かったです。今でも他のブランドモデルや他のプロダクト(HERO、Vclass、Dictionary)を生み出し、より多くの人に英語を学んでもらうようになった。現在、台湾の会員数は約 300 万人、日本は約 30 万人で、総会員数は数日前に 400 万人を突破した。
以上は私の起業のプロセスです。
ーー設立以来、最大のボトルネックは何ですか?どうやって突破したの?
創立七年の時間のボトルネックは実に多いです。もちろん最初は人探しのボトルネックです。やっぱり新創ですから、人探しはとても大変です。最初に入ってきたのみんなほぼ全員新卒、いくつかの専門技能がまだ足りません、同時にもいろいろなことを経験してきました。
最大のボトルネックは、会社が 20~30 人になったころで、 ビジネスモデルが少しずつではありますが、まだはっきりしていなかったのですが、 VoiceTube もその頃には有料になる仕組みに変わっていて、途中で経験のある担当者が入ってきました。しかし期待したほどの効果はなく、コミュニケーションに多くの時間を費やしました、私自身はマネージャー出身ではないので、コミュニケーションを取るときに相手の意味を誤解してしまうことがあります、だから経営者として勉強しなければいけないところはまだまだあります(笑)。
20~30 人という会社を、どうやって成長させていけばいいのか、ということに戸惑うことが多かった。1、2 年かかったのにずっとぐるぐる回るという感じで、1、2 年の時間は一部の人々にとっては長くて、それ以上あなたと過ごす時間がなかったので、人事変動がすごく大きかったです、その時期が一番苦しい時期だったんです。
その後、プロダクトが徐々に軌道に乗り始め、 ビジネスモデルが明確になってからこのボトルネックを解消したのですが、私が責任者に十分な権限を与えたこともあって、彼らも創業当時と比べるとかなり良い仕事をしていました、だから最初から監督やパートナーを成長させる方法はない。分散して権限を与えることで、自然と会社は成長し、製品の部分が強くなり、人事の状況も良くなった。
ーーVoiceTube は他の同業者と違うところは?
同業で言えば、 ed-tech 教育という部分ですが、英語領域に分けると主に2つに分かれます。1つは主に英語教育の補助を通じて、アプリやウェブのようなもの、もう1つは「マンツーマン教育」です。
「マンツーマン教育」は初期のサービスですが、VoiceTube はこの後に出てきたもので、比較的早くに補助教育に入った会社です。違うのはシステムを通じてより適切に利用者に好きな方法を見つけてもらうことができるということです。学習というのは主に映画を中心に行われているからです、ユーザーが適した映画を見つけて学習することができ、システムもより良い製品を積み重ねることができるようにすれば、一般的なマンツーマン教育のように人の影響を受けることはなく、教師の品質を管理しなければならない。システム面では、ユーザーがより良いと感じるような製品、コンテンツや機能をどのように開発するかということに、安定して品質にこだわることができるので、大きな違いだと思います。
さらに細かく分析してみましょう、もし補助的な教育であればこの分野でどうやって目立つようにするかということです。それは私たちには良いシステムがあるということ——私たちの核となる部分——ほとんどの YouTube ビデオを教育ビデオに変換できます。たくさんのコンテンツを生み出し、ユーザーが好きな映画を見つけて学ぶことができるようにすることは、一般的な教育アプリではできないことだと思います。
ーー「VoiceTube チーム」を一言で表すと?
もちろん、我々の企業文化「D.E.E.P.」で表す。
Data-driven
Evolutionary
Entertaining
Proactive
VoiceTube は面白い(Entertaining)仲間を集めたスタートアップです。データ重視(Data-driven )の私たちは、これらのデータを通じてユーザーが自分に合ったコンテンツを見つけ、ユーザーのニーズや時期ごとの市場変化に合わせて新しい製品を開発する、ユーザーに最高のツールを提供するため、常に進歩を追い求める(Evolutionary )。
私たちは自律学習ソフトウェアなので、私たちもユーザーもアクティブ(Proactive)な学習者なので、多くのユーザーが熱心に教えてくれます、これらも関係チームの推進会議で議論され、さらに受け入れられる。
以上、 VoiceTube チームについてのご紹介です(笑)。
ーー現在のメンバーについてどのように考えていますか?
現在の会社の平均年齢は 29、30 歳くらいで、まだ若いチームです。彼らのアイデアは多くて、何かに挑戦する勇気があります。多くの人々は子供の頃から携帯電話を持っていて、近代的なスマート製品や制度に慣れています。
例えば、先月、 新型コロナウィルス感染予防及び拡散防止の対策の為に、在宅勤務を実施していました。みんなもすぐに慣れてきて、社内の運営もうまくいっているのが、それは若いチームのいいところだと思います。最近多くの新人を入社させたので、彼らが VoiceTube の企業文化(D.E.E.P.)を十分に発揮することを期待している。
ーー最後に、VoiceTube に入社したい人に言いたいことはありますか?
VoiceTube を立ち上げて七年になりますが、厳密にはそれほどスタートアップではありませんが、やはりスタートアップの精神を持ち続けたいと思っていますので、新卒でも既に経験をされている方でも構いません、勇気を持ってこちらに挑戦する気持ちを持って、会社の制度に対しても、仕事の内容に対しても、やる気と企画心を持ち続けなければなりません。
VoiceTube には最高の養分と土壌があるので、大きな木になりたいと思っているすべての苗木を歓迎し、最高のチームについていけば必ず成長させてくれます!