月曜日の朝、普通に出社した。
何事もなく日常の業務をこなしていたら、突然会社全体の動きが止まった。一人ずつ会議室に呼び出されて、告げられた言葉が「もう雇用ができません」だった。
新卒で入社してから、2ヶ月半だった。
その瞬間、頭の中に浮かんだのはシンプルな一言だった。終わったな、と。
人生初めての一人暮らし、人生初めての東京。名古屋から出てきて、ウキウキワクワクしながら始まったはずの社会人生活が、一気に崩れ落ちた感覚だった。
居酒屋で、知らないビジネスマンに話しかけた
貯金は0だった。生活を守るために、とにかく動くしかなかった。
落ち込んでいる時間はなかった。落ち込んでいたら、周りの人と何も変わらない。会社に守られているだけの自分のままだ。そう思って、動き始めた。
片っ端からアポイントを取った。いろんな会社の人と話した。挙げ句の果てには、居酒屋に一人で入って、隣のビジネスマンやサラリーマンに直接話しかけに行った。
その時に気づいたことがある。今まで会社に給料をもらっていたけれど、自分は何も生み出していなかった。お客さんから対価をいただいていたわけでも、契約を取っていたわけでもない。あの給料は、自分への投資だったんだと。自分の現在地を、はっきりと理解できた瞬間だった。
でも不思議と、根拠のない自信だけはあった。次に行くしかない、という気持ちの方が強かった。
「最強」という名前に、怯えた
動き回る中で、最強と出会った。
最初に「最強」という社名を聞いた時、正直怖いなと思った。最強として乗り込んでいくって、自分の最強な部分って何なんだろう。今まで根拠のない自信だと思っていたものが、ただの空虚なプライドだったんじゃないかと痛感した。
それでも入社を決めたのは、人だった。
関わっているみんなの顔つきが違った。覚悟が違った。何者でもない自分を素直に受け入れてくれて、「あなたはあなたのままでいい、でもできることはもっとたくさんある」という空気がそこにあった。営業は人生で初めてだったけれど、この環境なら絶対に成功できると思えた。
リストラ後という状況で、また新しい場所に飛び込む怖さはあった。でもあの時の自分には、考えて考えてためらっている時間はなかった。行動しないと死ぬ、という状況だったから。もうコミットしてやるだけだ、という覚悟の方が先に来ていた。
入社から2〜3ヶ月、一番しんどかった
最強に入ってから、一番きつかったのは最初の2〜3ヶ月だった。
営業という仕事に、抵抗感があった。相手が求めていないのに、なぜこちらからわざわざピンポンを押しに行くのか。自分の仕事に対して前向きになれなかった。周りのメンバーは頑張っているのに、なんで自分はこうなんだろうと、どんどんネガティブになっていった。
そんな時、メンバーたちがそばにいてくれた。
まず「気持ち分かるよ」と共感してくれた。その上で、なんでこの仕事をしているのか、どういう思いでお客さんと接しているのか、これから先どうなりたいのか。夢の話をたくさんしてくれた。
その対話の中で、少しずつ変わっていった。そういう気持ちで今やれているんだ、そういう気持ちで営業しているんだ。それが分かった瞬間に、自分もそれなら納得してできると思えた。
「人に頼る」ことを、覚えた
月収100万円を達成した。
入社した2025年8月から12月まで、正直その景色は全く見えなかった。2026年に入ってから成果がついてきて、ようやく見えてきた。最初は100万なんて到底届かない数字だと思っていた。でも成果が出始めた時に、あ、これはできる、と思えた。
達成するために一番変えたのは、人に頼る力だ。
もともと頑固で、自分が納得したことしかやってこなかった。自分の力だけでやれるところまでやってみようと思っていた時期は、正社員の給料にも届かないくらいしか稼げなかった。そこで気づいた。
素直に話を聞く。できない自分をちゃんと認める。言われたことを実行する。それだけで、全然変わった。
東京支店、1人目として立ち上げた
東京支店を、1人目として立ち上げた。
最初は誰もいなかった。それが今では5人以上になっている。営業自体が人生初めてで、自分自身すごく大変で苦労した。でも自分ができるようになってきて、周りもついてきてくれるようになって、立ち上げは楽しかった。
新規事業へ、新しい挑戦
今月から、太陽光・蓄電池の新規事業立ち上げを担っている。
光回線の訪問営業とは全然違う難しさがある。単価が上がると、それだけ信頼も実績も必要になる。今まで「営業初めてです」と飛び込んでいた時とは、また違う大変さがある。
でも、やりたかった。
どんな商材でも、どんなサービスでも売れる自分になりたい。信頼が必要な高単価の商材をお客さんにアプローチして、ありがとうとして対価をいただける営業をしたい。そう思ったから、この事業を選んだ。
新規事業にかける思いは、自分が稼ぐだけじゃない。新しく入ってくる仲間を絶対に勝たせたい。同年代とは比べ物にならないくらいお金も稼いで、人間としても優れている。そういう人間になれる環境を作りたい。
シャンパンタワーの考え方
23歳で責任ある立場を担うプレッシャーとの向き合い方は、シャンパンタワーの考え方だ。
自分が満たされないと、周りにも還元できない。まず自分が成果を出す。自分の生活が潤う。そこから初めて、周りに還元できる。だから今は、まず自分を満たすことだけを考えている。
最強を一言で表すなら
最強を一言で表すなら、愛だ。
相手の成長を素直に喜べる人が多い。見返りを求めずに、仲間の成功を一緒に喜べる。自分もまだまだそこが足りないと思っているけれど、今いる組織のみんなはそれができている。
松本さんの一番影響を受けているところは、巻き込み力だ。ワンピースのルフィーみたいに、一緒の船に乗って遠くまで行こうよ、と言える人間。自分もそういう人間になりたいと思っている。
今後の目標
今年中に月収300万円。来年には、自分の組織のメンバーも同じくらい稼いでいる状態にする。そして26歳までには、自分の事業を持って、自分の人生を自分で勝ち取れる状態になる。
どん底にいる人へ
今、しんどい状況にいる人に伝えたいことがある。
まず、自分が将来どうなりたいのかを考えてほしい。何をやっている時が楽しくて、どうなったら幸せなのか。一度立ち止まって考えてみてほしい。
そして、明日死んでも後悔しない人生にするために、どうすればいいかを考えて生きてほしい。
夢や目標があるなら、それに対して素直に行動することだけだ。
最強に入ってくる人へ
絶対に、自分の夢と目標は達成できる環境がここにある。迷っているなら、飛び込んでほしい。
一緒に働きたいのは、自分の人生と将来にワクワクしている人。そして、いろんな人と話すのが好きな人。そういう人と一緒に走っていきたい。
リストラされた日の朝、終わったなと思った。でも今、人生で一番楽しい時間を過ごしている。