ドラマを作れる人生の方が、面白い。──4人目の入社から、組織の脳みそになるまで
大学4年生の時、就活をやめた。
このまま普通に就職するより、自分で人生を切り開けたらいいと思った。塾のアルバイトで培った経験を活かして家庭教師を始め、TikTokで発信しながら動画編集の仕事も取るようになった。それなりに回っていた。
そんな時、松本さんに出会った。
「日本一になります」
初めて会った時、松本さんはキャリーケースを引いていた。東京から大阪にから来ましたと言った。変わってんな、と思った。
「なんでそんなことしてるんですか?」と聞いたら、「日本一になります」と言った。今何人でやってるんですかと聞いたら、「2人です」と言った。
おもろいな、と思った。2人で日本一を目指してる人間が目の前にいる。それだけで、十分だった。
もう1つの決め手は、訪問販売という仕事の仕組みだった。ピンポンを押すだけでお金が稼げるなら、これほど楽な仕事はないと思った。当時の僕には、そう見えていた。
2020年7月、4人目のメンバーとして最強に入社した。
想像の10倍、ぶっ飛んでいた
入社前、不安は1mmもなかった。
ただ、入ってみたら想像の10倍ぶっ飛んでいた。こんなに働いたことがないというくらい、体力もメンタルも全部使った。「ピンポン押すだけ」が、どれほど甘い考えだったか。入ってすぐに思い知った。
契約が、10件連続でキャンセルされた
入社して半年ほど経った頃、一番しんどい時期が来た。
契約を取っても、後の電話でキャンセルされる。それが1週間、10件続いた。何が間違っているのか分からない。取れていないわけじゃない。でも結果に残らない。フラストレーションが溜まって、ずっとモヤがかかっていた。
今振り返って思うのは、あの時の自分は目的を見失っていたということだ。
どうなりたいのか。その未来が曖昧なまま、目の前の数字だけを追っていた。目的が明確であれば、今起きている出来事はすべて「そこに至るまでの過程」に変わる。むしろドラマを作れる。でも当時はそれができていなかった。
今、同じ壁にぶつかっているメンバーには、必ずこう伝えている。目的を見失うな。今の出来事はすべて、なりたい自分になるための過程だ。その経験ができていることに、感謝できたら最強だ、と。
組織が、崩壊した
最強でやっていけるという確信を持った瞬間は、意外なタイミングだった。
去年の4月、組織崩壊を経験した。3ヶ月かけて、そこから立て直した。
折れそうになったかと言えば、不思議とそうはならなかった。むしろその時に思ったのは、ここでこのストーリーがあって日本一になったら、めちゃくちゃおもろいな、ということだった。
波乱万丈な物語を作れた方が、人生は面白い。上がって、落ちて、また上がる。そのドラマがあってこその達成だと思っている。
バスケのキャプテンで、学んだこと
組織を作ることへのこだわりは、中学・高校のバスケ部のキャプテン経験から来ている。
中学の時、僕は試合にもほとんど出ていなかった。それでも、当時のキャプテンが外れたタイミングで「トミーでいいんじゃないか」という声が上がり、キャプテンになった。
プレーで引っ張れない。でも、チームを勝たせるにはどうすればいいか。自分の正義感だけを持ってメンバーにぶつかっていたあの頃は、とにかく必死だった。それでもチームと向き合い続けた中で、絆が深まっていく感覚があった。
高校では自分の能力もついてきた。でも今度は、できないメンバーを見るとぶち切れるようになった。試合中に「もういいよ、帰れ」と怒鳴ったこともある。チームとして結果が出ない時期が続いた。
そんな時、あるメンバーが涙ながらに話しかけてきた。
その瞬間に気づいた。自分が好き放題やれていたのは、みんながいてくれたからだ。メンバーのいいところを見よう。ポジティブな声かけをしよう。そう変えていったら、最後の大会でベスト4まで行けた。
リーダーとはどうあるべきか。組織とはどう作るべきか。その土台は、あの時に作られた。
いい組織とそうでない組織の違い
今、人事・採用責任者として、自社の学生・社会人メンバーのマネジメント統括を担っている。朝8時のZoomミーティングから始まり、研修、ロープレ、採用面談をこなして夜9時頃に終わる。
自分の仕事を一言で表すなら、「自らカオスな状況を作り出すことで、成長環境を生み出すこと」だと思っている。
組織を作る上で一番大事にしているのは、率先垂範だ。誰よりも働く。こいつ働いてないなと思われた瞬間に、リーダーとしての信頼は崩れる。
いい組織とそうでない組織の違いも、シンプルだ。リーダーの言動が一致しているかどうか。ビジョンだけ大きく掲げて、蓋を開けたら全然違う。そういう組織は、いつか必ず崩れる。
メンバーを見る時に重視しているのは3つ。言ったことをやっているか。感謝の気持ちを持っているか。そして、自分の無力さに気づいてプライドを捨てられるか。この3つが揃った時、僕はこの子は伸びると思う。
扉が開いて、お金が出てきた
先月、マネージャーとして月収100万円を超えた。
銀行で、50万円を超える金額は窓口に行かないと引き出せない。初めてその手続きをした時、番号札を持って大きなATMの前に立った。扉が開いた。現金が目の前に現れた。
興奮が止まらなかった。
でも同時に思ったのは、これは自分一人の力じゃないということだった。組織を作ってくれた松本さん。今日も暑い中、雨の中、ピンポンを押し続けてくれているメンバーたち。みんながいるから、今の自分がいる。
100万円を超えたことよりも、少しでも還元できるものが増えたという感覚の方が、正直大きかった。
一番やりがいを感じる瞬間
月末の残り2日、あと10件というタイミング。
チーム全員が1つの目標に向かって、「来た来た来た」「誰々が入ったよ」と盛り上がる、あの雰囲気。目標を達成した瞬間はもちろん嬉しい。でも、その達成に向けてチームが一丸になっているあの空気を作り出せた時に、一番やりがいを感じる。
最強を一言で表すなら
最強は、人生の中に葛藤を生み出せる環境だと思っている。
熱いメンバーが集まるからこそ、自分の現状と理想のギャップが絶対に生まれる。やりたいのにできない、あいつよりできると思ってたのに俺の方ができていない、そういう葛藤が出てこないと人は成長しない。普通に生きているより、その葛藤を何倍も感じられる。だから、ここにいるみんなは成長できている。
そして何より、みんなまっすぐだ。純粋で誠実で、いいやつが多い。営業会社なのに、殺伐とした雰囲気がない。そこが最強らしさだと思っている。
これからの目標
29歳で年収3000万円。30歳で自ら事業責任者として法人を持ち、最強グループとしてM&Aしていく。そして、かっこよくてリスペクトされる父になる。それが僕のビジョンだ。
会社としては、訪問販売業界で日本一の営業組織を作ること。そして、通信業界のイメージを変えるパイオニアになること。
これから最強を知るあなたへ
今の自分に満足していない人、なりたい自分があるのに充実感がない人は、絶対に今のままでは変わらない。
変わりたいなら、すでにそれを成し遂げている人たちがいる環境に飛び込むべきだ。それが最強だと思っている。
一緒に働きたいのは、素直で誠実で、熱い思いを持って話ができる人。それだけあれば、必ず伸びる。
ドラマを作れる人生の方が、面白い。そう思える人と一緒に走りたい。