こんにちは、株式会社メンテルです。
今回のメンバー紹介は、データエンジニアのFederico Barreca(フェデリコ・バッレカ)さん。コンピュータサイエンスの修士課程をイタリアで修了したあと、2025年4月にメンテルに参画。最初はイタリアのローマからフルリモートで働いていましたが、その後日本に移住し、いまは宮崎を拠点に活躍しています。
空手とエレキベース、そしてビデオゲーム(スタジオジブリ作品の大ファン)が趣味というFedericoさん。バックエンドを軸にプロダクト全体に関わりながら、AIを用いた空調制御を「個別案件ごとに作らずに済む」スケーラブルな仕組みに育てているのが、いまのメインの仕事です。多彩なバックグラウンドを持つ彼が、なぜこの仕事を選んだのか。一年を経て見えてきたメンテルでの手応えを聞かせてもらいました。
自分の仕事が、良いことに繋がる」と知れる仕事
── 数あるテック企業の中で、なぜ「建物の省エネ」というドメインを選んだんですか?
「自分の仕事が、世の中の良いことに繋がっている」と明確に実感できる仕事がしたかったからです。建物の省エネは、地球環境にも人の暮らしにもダイレクトに貢献できます。エンジニアとして、これほど納得感のあるテーマはそう多くありません。
── 普段、どんな仕事をされていますか?
メインはバックエンドで、Google Cloud Platformを軸にサーバーサイド全般を組み立てています。 メンテルはIoTセンサーからクラウド、アプリまで自社で一気通貫で開発しているので、僕が書いたコードや組んだパイプラインが、最終的にリアルの建物の空調を動かします。AIモデルを単体で作ることに集中するというより、AIを含めたプロダクト全体が、現場できちんと動くようにする──そういう仕事の仕方が、いまの自分にはとてもしっくりきています。
「個別に作らずに済む仕組み」を、AIで作る
── 特にいま、力を入れているテーマはありますか?
AIを用いた空調制御システムを、「案件ごとに個別開発しなくて済む仕組み」に組んでいくことを意識しています。
建物ごとに「この案件のためのAI」と一から作り直していては、どれだけリソースがあっても足りません。設計の早い段階から「設定を変えるだけで、次の建物でもそのまま動くように」バックエンドを組んでいく。これによって、現場に価値を届けるスピードが圧倒的に速くなります。プロダクトの強さに直結する、一番やりがいのあるテーマです。
「省エネ」と「快適さ」を、データで両立する
── 省エネと快適さって、トレードオフになりがちですよね。
そこを最適化アルゴリズムとデータドリブンなモデルで解決しようとしているのが、メンテルの面白いところです。人が意識しなくても、 データから「最も効率の良い状態」を導き出し、エネルギー消費を最小化する。最新の機械学習技術を現実の建物に組み合わせていく、エキサイティングな仕事です。
API経由で、現場の空調が動いた日
── 印象に残っているエピソードを教えてください。
ある現場の空調設備を制御するためのAPIをテストしていたときのことです。書いたコードが、画面の中だけじゃなく、実際の現場のデバイスにコマンドを送って、空調が反応する──その手応えは、今でも覚えています。
データ作業に集中していると、つい画面の中の数字だけに意識が向きがちだと思うんですよね。だからこそ、こうやってAPI一本で実際の機器が反応するのを目の当たりにすると、自分の仕事の意味がはっきり見えてきて、とても嬉しい瞬間になります。
英語と日本語が入り混じる毎日で、コミュニケーション力が伸びた
── メンテルに入って、予想外に成長したスキルは?
コミュニケーション力ですね。メンテルは英語と日本語の両方が自然に飛び交うチームです。
以前、データベースの使い方について「ここ、もう少し考えてみてもいいかも」と英語のミーティングで率直に伝えたことがありました。チームはそれをしっかり受け止めてくれ、その場で「Pros & Cons」を並べてブレインストーミングが始まり、すぐに解決に向かいました。
送り手と受け手の両方がオープンで透明にやり取りをしている。だからこそ、副業メンバーや地方・海外在住者も含めた全員が、お互いのプロ意識を尊重し合えているのだと感じます。
プライベートでも「無駄を減らす」を実践している
── フルリモートの自由な働き方を続けながら、メンテルの「社会・環境への貢献」に情熱を注げるのはなぜですか?
これは仕事に限った話じゃないんです。自分の家でも、リサイクルをきちんとやって、ガスや電気の使い方を最適化して、無駄を減らすことをいつも意識しています。
省エネへの関心が、もともと自分の生活の中にあったんです。だから、メンテルの仕事は、自分の価値観を仕事として続けられている感覚がある。情熱を「注ぐ」というより、自然に「続いている」という表現が近いかもしれません。
プロ意識と、幅広いスキルを持つ仲間と
── どんな仲間と一緒に働けたら、もっと面白い開発ができると思いますか?
エンジニアとしてのコミュニケーションを大事にしてくれる、プロフェッショナルな方と一緒に働きたいです。メンテルは少人数のチームなので、一人ひとりがバックエンドからAI、フロントエンドまで幅広く手を動かせることが、プロダクトのスピードに直結します。
そういう環境で僕が心地よく感じているのは、相手のバックグラウンドや専門領域を尊重しつつ、フラットに技術の議論ができる人が集まっているからです。フレンドリーで、オープンマインドで、面白い趣味を持っている──そういう人間味の引き出しがある人だと、さらに会話が広がって、技術的なディスカッションでも視点の組み合わせ方が面白くなります。
僕自身、空手やエレキベース、スタジオジブリのアニメといった「仕事以外の引き出し」を持って働いていて、違うバックグラウンドを混ぜていけるチームのほうが、結果として良いプロダクトに辿り着くと感じています。
10年後、日本の街がもう一段グリーンになっているように
── 最後に、10年後の話を聞かせてください。
メンテルのプロダクトが日本のいろいろな建物に入っていくことで、街がもう一段グリーンで、人にも環境にも健康的な状態になっている。──それが、僕が思い描いている10年後です。
もちろん、本当の意味で「グリーンな環境」を実現するには、その先にもまだやるべきことがあるはずです。でも、10年あれば、ずいぶん景色が変わっているはずだとも思います。その変化の一部分を、自分が書いたコードや組んだパイプラインが担っている──そう振り返れる仕事を、これからもメンテルで続けていきたいです。
これから一緒に働く方へ
技術スタックや使う言語以前に、「自分の仕事が世界を少しでも良い方向に動かしている」と思える仕事が好きな方──ぜひ一度お話ししたいです。
宮崎と東京、英語と日本語、そしていろんなバックグラウンドが交わるチームで、僕と同じように、自分の手で何かを動かしたいと思っている人と一緒に働けたら、本当に嬉しいです。
特に、「繰り返し使える仕組みを丁寧に作りたい」「バックエンドからAI、フロントエンドまで幅広く手を動かしたい」と思える方には、メンテルの開発はきっと面白く映ると思います。