イーピーエス株式会社
CRO(医薬品・医療機器開発業務受託機関) イーピーエス株式会社の公式ホームページです。
https://www.eps.co.jp/ja/
今回は前回(Part1)の記事の後半を配信いたします!ぜひ、最後までご覧ください!
(今回はインタビュアーとして採用広報タスクフォースより仲島が参加いたしました)
副部長 飯沼 貴之:2012年11月中途入社
課長 江川 祐紀:2012年4月新卒入社
※役職は2024年5月インタビュー時点での情報です。
仲島:ここまでは 「これまでのキャリア」 についてお伺いしましたが、ここからは 「現在の業務」 についてお話しいただきたいと思います。
江川:SMとしては、次世代のSMの育成に力を入れています。複数のプロジェクトでのSM経験を経て課長になりましたが、SMに求められている・期待されているスキルの背景が、より見えるようになってきました。現在、私自身もSMをしていますが、私がいなくても自立して安定したチーム運営ができるようCRAを育成し、SMのノウハウ伝えて見せていくことが私の役目だと思っています。また、LMとしては新規顧客からの信頼を獲得できるようなチームを育てていくことを意識しています。課長としてはまだ経験値が少ないですが、課はHomeだと感じていただきたいです。そして課員からも話しかけやすく、頼りになる課長でありたいと思って日々奮闘しています。
飯沼:課長として、まず課員の働きやすい環境を整えることを第一に業務をしています。加えて、各個人が自身のキャリアプラン通りに成長できるような後押しや、具体策など一緒に考えるように意識しています。副部長としては、部長と共に予算を任せられているという意識を持って、予算達成のためにはどうすればいいのか、という最適解を常に考えています。そこは課長の視点と大きく違うところだと思います。
江川:部長・副部長の思いやプランを現場に伝えていくのが課長です。課長と兼務しているSMはそれを体現していく役割があり、予算達成や人材育成に必要な体制のモデルケースを作っていく立場だと思っています。
江川:これまでの多くの兼務経験から得た知識や考え方、人脈は私の財産になっているので、こんな気付きやこんなキャリアがあるということを具体的に伝えるようにしています。イーピーエスのモニタリング以外の活動も多くさせていただいているので、キャリア構築の選択肢を複数示せるのが私の強みだと思っています。とにかく何にでもチャレンジしてきた経験は、部にも貢献できていると自負しています。
飯沼:自身に任せられた仕事は相応の質でやり切ること(モニタリング部署に求められる人材;Grit、Skilling、EngagementのうちのGrit)に関しては、かなり意識して対応しており、自身の強みだと思っています。
江川: CRA、L-CRA、SMは試験の中で見える範囲が少しずつ広がって、自身でコントロールできることが増えているだけ、と考えたら良いと思います。その中でSMに求められる要素は、自身の仕事でもっと試験を成功させたい、試験を成功させるためにはもっとこうした方が良いという想いを常に持ち続け、それを実現する方法を考えることだと思っています。もちろん失敗もありますけれどね(笑)
仲島:SMだけの時と、課長になってからSMを担当する時では、視点が変わるとのことでしたが、どんなところが違いましたか。
江川:イーピーエスだといろいろなクライアントさんの試験がありますが、課長になる前は「担当している試験がどうか」という視点から見ていたと思います。しかし、課長になり、携わる試験だけでなく横断的に成果や課題を考えるようになりました。同じクライアントの他試験に与える影響や、別クライアントの試験に対しても提案できるような取り組みやヒントがないかなど、もっと俯瞰した広い視点で見ています。そして、その時のプロジェクト推進の状況が良好でも、新卒のアサインが増えた時にも同じ体制で問題はないかなど、常に先のことも考えるようになりました。また、若手SMの時に突然上層部からリソース変更等の指示を受け戸惑うこともあったので、背景などを理解していただくには、どう話したらチーム員にしっかり意図が伝わり納得してもらえるかなど、しっかり現場の目線にあわせて説明し、組織とチームをつなぐことが課長・SMを兼務している自分の役割だと感じています。イーピーエスだと課長になってもSMをされている方は多くいますが、つなぐ役割として必要なポジションだと思います。
飯沼:課長の目標にもなっていますが、「顧客対応力・プロジェクト対応力・課員への対応力」、この3つをバランスよく備えることが一番大事だと考えており、どれか一つが突出しすぎてもいけないと思っています。
【顧客対応力】新規案件に対する提案・見積作成など、クライアントへの提案や信頼関係を構築する力。
【プロジェクト対応力】LMとして試験が正常に稼働しているかどうかを見る力やトラブル(不適合やインシデント)発生を回避できるような業務プロセスになっているかなどを俯瞰的に見て、早期にリスクを検知し、改善させる力。
【課員への対応力】課員の成長を真に考え、成長を促せること。時には課員が望まないような業務であっても、今後の成長を考えて自ら遂行できるように導く力。
江川:SMの時は、少し苦手なポイントがあってもそれを補える突出した強みがあれば良いのですが、管理職になると、バランスよく全部ができないと、この課長についていこうと思ってもらえません。バランスが大事だと、私も日々感じています。
飯沼:私の場合は、プロジェクトに入り込みたくなってしまいますが、そこは一歩引いて、SMに任せることが大事という事を意識して対応しています。
江川:CRA時代と現状で想いや考えが大きく変わっているということはないです。この会社で働きたいという想いで、新卒でイーピーエスに入社をして今もその想いは変わっていませんし、イーピーエスといえば江川さん、もっと言うと、江川さんがいるイーピーエスって言っていただけるような人材でありたいという気持ちで仕事をしています。ただし、入社した当時と今で違うことは、自分だけではなく、チームメンバー・課員・同じ部のメンバー等、さらに広い範囲の社員が、イーピーエスに入社してよかったと思ってくれる環境を作りたい、と考えるようになったことです。そのために自分が仕事に取り組む姿が、周りの人にいい影響を与えられたらいいなと思い、常に自身を振り返っています。
飯沼:プロジェクトの成功を通して、関わったチームメンバーが成長することを念頭において、日々の業務を行っています。CRA時代は自分の担当施設をいかにうまく・効率的に回せるかということが主眼で、SM時代はチームマネジメントで成功に導くことを考えていました。現在は一つのプロジェクトだけでなく、部署内のプロジェクト全体のことを考えてリソース配置を検討するなど、さらに視野を広げて全体を見渡せるようになったので、考え方は変わってきています。
江川:今の立場で「もっとこうだったらいいのに」と思うことを、自分自身で変えていけるような力を身につけたいです。その目標をかなえるために、必要なスキルや知識、足りない部分を考えながら、将来のキャリアプランについて考えています。キャリアアップ後もポジションが変わるだけではなく、既存の方法や考え方にとらわれすぎず、何ができるか?何をすべきか?ということを日々考え、学び続けています。
飯沼:常に学び続ける姿勢を一番大事にしています。新しいことを学び、スキルを磨くことで自己成長を促進し、常に新しい知識や経験を積み重ねることで、キャリアの機会を広げられると考えています。
江川:入社して2年目くらいの頃から、イーピーエスの提案力に貢献できる部門を作りたいと手を挙げていました。そして今期、ようやく足掛かりになる部門が新設され、そのメンバーになれました。まずは1年かけてこの取りくみを大成功させ、イーピーエスが携わる試験をさらに増やしていきたいです。現状は先輩方に教えていただきながらですが、早く戦力となりイーピーエスの提案力に貢献できる当部門があって良かった、と言ってもらえるようになりたいと考えています。EPNextSで新しいサービス(CRO×SMOの取り組み)も稼働しているので、こちらも成功させたいと思っています。また、課長になり1年目なので、私の姿を見て課長をやってみたいというメンバーがでてきたら嬉しいです。若手の方から「何年後かに課長を目指すためにはどうしたらいいですか?」と言っていただけたなら、今はまだ試行錯誤していますが、少しは前進したと思えそうです。
飯沼:個人的な目標としては、これまで通りモニタリング部門のマネジメント業務を着実に遂行しつつ、オンコロジー開発推進室で取り組んでいる組織横断的なナレッジマネジメントを具現化し、「がんといえばイーピーエス」を確固たるものにしたいと思っています。また、江川さんとも一緒に行っているEPNextSでの取り組みについても、今期中に商品化させたいです。抽象的ですが、私が管理職になる時に後押ししてくれた上司のように、自分の姿をみて課長や管理職をやってみたいと思われるような上長になりたいです。
江川:イーピーエスの中でもモニタリングだけではなく、いろいろな部門にチャレンジさせていただいています。 グループ会社をまたいだ兼務や、共同のワーキングに参加できる機会もたくさんあり、コミットする場所が必ずあるのがイーピーエスの魅力です。一つの職種にとらわれずに、医薬品業界に携わっていくうえで何をやりたいかを考え、声を上げていただけたらそこに向けて夢をかなえられるような環境があるので、チャレンジいただけたらなと思います。
飯沼:イーピーエスは国内最大手のCROということでスケールメリットがあります。治験の高難度化(複雑化)も進んできていますが、対応できるCRAも多く在籍しており、そのようなメンバーと共に仕事ができるのは自身の成長にとってもすごく良い環境だと思います。また、今は多くの会社で在宅勤務が可能になっていますが、イーピーエスでももちろん在宅勤務が認められています。「在宅勤務」としていますが、例えば実家や出張先のホテルの部屋でも就業を認めるなど、自宅以外での就労も可能で、さらには完全在宅勤務が認められたケースとして、ライフイベントにより遠方に引っ越しても離職せずにSMとして業務を続けているメンバーもいます。フレキシブルな働き方が可能なのも魅力の一つだと思います。 さらに、イーピーエスでは、2021年10月にCRAの職務手当や役職手当の見直し、2023年10月には全社的なベースアップの実施など、業界水準に合わせて給与も見直されています。
江川:同期入社であってもそれぞれに歩んできた道が違い、キャリアプランもさまざまなので、自身が思い描くモデルケースがみつかると思います。イーピーエスは大きい会社なので目指したい先輩がたくさんいますので、2年後の姿、5年後の姿、10年後の姿を刻んで、ステージごとに考えられる環境があることも魅力です。
飯沼さん、江川さん、貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!
皆さまのご応募、心よりお待ちしております!!
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