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労働生産性が低い食品製造業界における救世主!コロナ禍でますますニーズが高まる食品機械メーカーの挑戦とは -後編-

食品製造における機械化には、食品の下処理である前工程への対策や生産性向上など、これから解決すべき様々な課題があります。

この記事では営業課課長の中川にインタビューを行い、食品製造に込めた熱意とニーズへの解決方法を聞きました。食品製造機械化の課題に対するナカガワFMTの挑戦とともに、これからの展望について紹介します。

食品製造の課題については以前の記事で詳しくまとめています。興味のある方はこちらからどうぞ。

労働生産性が低い食品製造業界における救世主!コロナ禍でますますニーズが高まる食品機械メーカーの挑戦とは -前編-

ナカガワFMTのオリジナル機械製作について



ーオリジナル機械のニーズの高まりはありますか?

弊社で設計や製作をしている機械は、以前から完全オーダーメイドかつオリジナル機械と言えますが、近年の案件はお客様と一緒に作り上げていくような感覚が強くなっています。

よりお客様に寄り添う細かいニーズが実現できる機械への依頼が高まっています。

ー食品メーカーごとのニーズに応じたカスタマイズで費用を抑える工夫はされていますか?

基本的には、まずはお客様のニーズを全て満たせるような提案をします。

依頼される難易度によってはコストが上がるので、ご提示する価格がお客様の予算に合わなければダウングレードや、加工方法の変更等を打合せし、お客様にとって「本当に必要なこと」に沿った内容で最終提案をさせていただきます。

「何が本当に必要なの?」ということを共に考えることで、オーバースペックかつ高価な機械にならないようにしています。

ー具体的には、どのような工程において、どのようなカスタマイズや依頼がありますか?

簡単な工程の例で言えば、製造ラインの搬送コンベヤひとつにしても「どんな食材や商品を運ぶか」という観点で考え、ベルト材質や形状など最適なものを選定します。

また弊社のサービスは食品製造機械のカスタマイズという枠では無く、新規で全く新しい機械を作るというイメージのほうが近いです。



お客様のニーズに対応した機械

ー「つなぎ」工程において課題となる、工程ごとの処理速度の差はどのように対策されていますか?

食品製造の工程の一例として、「食品加工」→「包装」→「箱詰め」がありますが、1分間に処理できる速度が工程ごとに異なる場合があるのです。処理速度の低い工程の能力が、その生産ライン全体の能力となるので、全体の速度を低い工程に合わせます。

一方で、低処理能力になってしまう工程を人手でカバーできるような提案はしますし、生産ライン全体の能力を上げるように低能力工程の機械の入れ替えといった提案する場合もあります。

ーナカガワFMT様が担当した依頼では、実際にどの程度の人手を削減できましたか?

実績は様々なので、一概にどの程度とは答えられません。しかし、「3~4人掛かっていた作業を1人にしたい」というご要望からスタートすることが多いです。

ー機械化が進んでも「人」でないとできない工程はありますか?また、人手による工程を最大限に効率化する対策はありますか?

当然ですが、製造において機械の操作やメンテナンスなどを扱う人間は減らせませんし、熟練技術者の作業を機械化することは難しい場合もあります。

食品製造のプロセスでイレギュラーに対応出来るのは、現状では人間しかいません。エラーやイレギュラーが起きた時の対応方法等を簡易化したり、タッチパネル上に分かりやすく表示したりすることで、正社員やベテラン社員でなくても対応できるような工夫はしています。



中川FMTが考える食品製造の今後の展望

ー今後、労働生産性を高めるために挑戦していきたい課題について教えてください

食材の前処理といった1次加工工程の自動化はより進めて行く必要があると考えています。包装や梱包工程と比べて、前処理の加工工程は作業が複雑なため従来自動化が進んでいませんでした。

暑い、濡れる、汚れるという人間が好まない環境は機械にとっても酷な条件ですが、なんとか対策を進めていければと思います。

ー営業活動をされていらっしゃる中で、クライアントから求められる新たなニーズがあれば教えてください

クライアントから頂いた課題に対して「弊社でしたらこんな解決策がありますよ」という提案をすることが今までの機械メーカーのスタンスでしたし、間違っているとは思っていません。しかし、昨今は頂いた課題への深堀をクライアントと一緒に行い、全く新しいアイデアの機械を創るという作業が増えています。

単純に機械を売る機械屋ではなく、課題解決の為にクライアント社内で企画がゼロの段階から案件に携わるようなスタンスが求められているのです。これは弊社が30人未満規模の会社だから出来ることでもありますが、初期段階の時点から細かい要望に応えられる体制はナカガワFMTの強みです。このスタンスを、機械製作の前段階をサポートする技術コンサルティングとして、ビジネスに昇華させていきたいと思います。

-- インタビューを終えて --

ナカガワFMTでは、お客様に寄り添って本当に必要な機能を持った機械を提案しています。企画ゼロの段階から課題解決に向けて、お客様と一緒に作り上げていく姿勢はナカガワFMTが持つ大きな強みです。前工程で起きるさまざまな問題への提案や生産ラインでエラーが起こった場合の対策の簡易化など、お客様からのニーズに応える機械を提供するために、日々試行錯誤しています。

この記事を通してナカガワFMTに興味を持った方は、お気軽にエントリーください。機械に熱い想いを持ったメンバーがあなたの応募をお待ちしております!

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