入社して数ヶ月の社内ライターがシキラマで働く人の仕事について知っていきながら、会社のことを知る企画第三弾!
これまでは同じオフィスで働くスタッフへインタビューしてきましたが、今回はオフィスを飛び出して、北海道は札幌のキッズフォトスタジオで働くカメラマン、綿貫さんにリモートインタビューしてきました。
前半は綿貫さんが日頃どういった仕事をしているのか、詳しい仕事内容や1日の流れについてお伺いしていきます。
それではインタビュースタート!
写真を「撮る」だけがカメラマンじゃない!?意外な撮影の裏側
⎯⎯綿貫さん、今回はリモートインタビューということで画面越しでのインタビューですがよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いします!
⎯⎯早速ですが、綿貫さんがどういった業務をしているのか教えていただけますか?
現在私は、北海道の札幌にあるキッズフォトスタジオ「marustudio札幌」でカメラマンとして働いています。日頃の業務はカメラマンとしての撮影業務がメインなのですが、スタジオの売上や予約、スタッフの管理といった管理業務全般も担っています。基本的にスタジオをスムーズに運営するために必要な仕事を全て担当しているイメージですね。
撮影にあたっては、カメラマンとして撮影そのものを担当する際には、シャッターを切るだけでなく、撮影に関わるすべてのことを担当するので、モチーフを組んだり背景を用意したり、撮った写真の現像もしています。
撮影しない時でも、お客様の対応やセールスといった仕事を担当します。また頻繁にではないですが、お子様のヘアメイクをすることもありますよ。
⎯⎯ 一言に「撮影」といっても、その周りのいろいろなお仕事があるんですね。ちなみにキッズフォトスタジオで撮影する際どんな流れで進めるのでしょうか?あまりイメージが湧かなくて……。
お客様が来店されたら、まずは受付です。撮影プランを確認したり、アルバムなどの商品を説明したりしています。
確認や説明が一通り終わったら、お客さまに撮影のご希望をお伺いしています。ありがたいことに、お客様の中にはインスタやホームページを見て、「こういう写真を撮りたい!」というご希望を持っていらっしゃる方もいて、そういった方にカットや背景のご希望をヒアリングしています。もちろん具体的なイメージがないお客さまもいらっしゃるのですが、そういった方にご希望を聞いて、求めるお写真を撮影することも重要な仕事のひとつです。
また衣装のレンタルを希望している方にはこの時に衣装を選んでいただいています。
そこまで終わったら、情報をカメラマンに共有して、お子様のお着替えが終わり次第撮影スタートです。
⎯⎯撮影後も決まった流れがあるんでしょうか?
そうですね、撮影終了後に撮影時に使用したセット等で、お客様がお持ちのカメラやスマホを使って自由に写真を撮れる時間を設けているのですが、その間にお飲み物を出してゆっくり楽しんでもらっています。ここでゆっくり時間をとっているのも、お客さまに自宅にいる時のようにゆっくり過ごしてほしいという思いがあるからです。
お客様自身の撮影が終わったら、お写真のダウンロードの方法を説明したり、再度アルバムなどの商品を紹介したりしています。この時お客さまがアルバムや出来上がるお写真のイメージをしやすいよう、撮影したお写真を一部お見せしており、お客さまからとても好評です。
お写真のデータはその日のうちに一部をお送りしているのですが、お写真の全データをお送りするまでにはどうしても少しお時間がかかります。撮影後の温度感が高い時にお写真が見れると嬉しいですよね。当日にお写真を一部お送りしているのも、撮影後すぐにご家族や親戚にお送りいただけたり、SNSでアップしたりできるようにを考えてのことなんです。
ひとつひとつは小さなことかもしれませんが、お客さまひとりひとりに思う存分「marustudio札幌」の写真を体験していただけるよう工夫をしています。
ここまで終わったら一組のお客様の対応が終了です。受付からお客様にお帰りいただくまで約2時間ほどかかります。
⎯⎯ちなみに先ほどスタジオの管理業務もされているとお聞きしましたが、もしかしてmarustudio札幌で実施しているイベントも綿貫さんが考えているんですか?
私だけではありません!marustudio札幌がオープンする際に、スタジオの立ち上げに関わったスタッフや他のスタジオのスタッフで年間のイベントスケジュールを決めたんですよ。ただ実際にスタジオ運営をしていくと、お客さまのニーズや地域性など見えてくるものもあって……。今はスタジオで働いている私含め3人のメンバーで、お客さまに喜んでもらえるイベントを話し合って計画しています。
「スタジオの管理」という部分は私が行っているのですが、「スタジオの運営」という部分に関しては、一人で進めるというよりは、スタッフみんなで協力しながら進めていっています。
少数精鋭で運営しているからこそ協力が不可欠!
⎯⎯1件の撮影の流れはお聞きしたのですが、それを踏まえて、1日のスケジュールはどういった流れかというのもお聞きして良いでしょうか。
今marustudio札幌には私含め2名のカメラマンがいるのですが、2人で撮影を割り振っています。シフトの都合上、どちらか1人がいない日もあるのですが、2人いて撮影が2件の日は1件ずつ撮影を担当するというイメージです。
今回は撮影が2件でカメラマンが2人いる場合のスケジュールを例に挙げてお話ししますね。
まず朝は10時の開店時間に間に合うように出勤します。11時から撮影の予約が入っているので、それまでの1時間でメールやDMのチェック、返信、スタジオの掃除などを行い、撮影時間までにモチーフを組み立てて機材の準備をしています。
⎯⎯モチーフって一度の撮影で全部解体して組み立て直しているんですか!?
そうですよ!お客さまによって撮影イメージや衣装、七五三やお誕生日記念などどういう理由で撮影に来ているのかが違うので、撮影の度に全て変えているんです。
そういった業務をしていたらあっという間に11時になってしまうので、お客さんをお出迎えして、撮影が終わったら片付けや写真の現像をします。
午後からの撮影はもう1人のカメラマンにお任せするのですが、アシスタントをしてくれているスタッフが出勤している日は、そのスタッフにアシスタントをお任せして、いない場合は私がアシスタントに入っています。
私がアシスタントに入る場合は、2件目の撮影のお客様が来るまでに受付にアルバムを並べ直したり、見積りを用意したりして、お客様がいらっしゃったら受付の対応をして……という流れです。
アシスタントに入らない場合は、午前中の撮影の現像をしたり事務処理をしています。
2件目の予約が入っている時は16時前後に2件目の撮影が終わるので、そのまま片付けをしてスタジオの掃除まで済ませちゃいます。
⎯⎯そこから事務処理をして退勤するというイメージでしょうか?
そうですね、掃除まで終わったら翌日のスケジュールを確認したり、先ほどお話ししたように、その日撮影したお客様のお写真を先にLINEでお送りしているので、その作業をしたり……、メールの返信や写真のバックアップといった雑務も退勤までに終わらせています。
シキラマに入社して数ヶ月の社内ライターが、シキラマの仕事や社内で働くスタッフの仕事を知るために始めたインタビュー企画。第四弾はキッズフォトスタジオでカメラマンを務める綿貫さんにお話しをお伺いしています。
前半はスタジオカメラマンの仕事内容についてお伺いしてきました。
後半は綿貫さんがスタジオカメラマンとして働くまでにどういった経歴を経てきたのか、今後のスタジオ運営についてなど、一歩踏み込んだ部分をお聞きしていきます。