初めまして、株式会社ジェイエルネスの樗澤です。
湘南にある戸建てオフィスで、最高のメンバーたちとともにベンチャー企業の経営をしています。
事業は主に二つで、
- リリースから6年目を迎える国内最大のフィットネスHRサービスの運営
- 今年リリースを控えるAgeTech新事業の開発
を行なっています。
今日は創業7周年。
これまで私たちを支えてくれた全ての方々に感謝を込めて、このnoteを書かせていただきました。
目次
- 誇るべき最高の仲間たち
- J ELLNESSの使命とは
- 使命が明確になったからこそ生まれた新規事業
- (1) 創業事業
- (2) 新規事業
- 世界中で利用される高齢化社会のコミュニケーションインフラへ
- 創業以来初のVCからの資金調達を終えて
- プロダクトリリースに向けて
- 人生の価値は何を得たかではなく、何と向き合ったかで決まる。
- フィットネス業界のみなさまへ感謝を込めて
誇るべき最高の仲間たち
渋谷にあるマンションの一室で起業してから今日まで、嬉しいことも辛いことも本当にたくさんありました。
お客様インタビューでご自宅までお邪魔した際、ご家族が涙しながら喜んでくれた時のことを思い出すと、今でも気持ちが昂ります。
ある大きなプロジェクトを成功させた晩に、嬉しさのあまりメンバーと語り合い代々木公園で朝を迎えた日もありました。
同じくらい、耐え難いこともたくさんありました。
- 取引先との法務的なトラブルやお金関係のトラブル
- 組織崩壊
- 新規事業の撤退
- 創業メンバーの退職
など、もうあげたらキリがないくらい色々と経験させていただきました。
それでも今、毎日自分たちのやるべきことに集中できているのは、日々の課題と誠実に向き合い続けてくれている仲間たちのおかげです。
この7年間で私が得た大きな学びは、同じ使命を共有することができる仲間たちは、この上なく大切な存在だということです。
J ELLNESSの使命とは
J ELLNESSでは、ミッション・ビジョン・バリューという言葉を使っていません。
自分たちが心から信じる「信念」と、自分たちが人生をかけるべき「使命」の二つだけを決めています。
私たちの使命は「人生を余すことなく楽しめるひとを増やし、wellnessが当たり前の世界を創る」ことです。
なぜなら、私たちは人生の目的や夢中になれる何かを持っている人こそが、本当の意味でwellnessを叶えられると信じているからです。
実は、この使命や信念は創業当初から決まっていたわけではなく、7年かけて辿り着いた私たちにとっての真理です。
さまざまな事業開発を通じて「顧客にとっての本当の幸せはなんなのか」を検証し続けてきた結果、ようやく手にすることができたのです。
過去にリリースした事業の中から大きめなものを3つ紹介させてください。
1、弁護士ドットコムのフィットネス版
ヘルスケア専門家が回答してくれるマッチングサービスです。
2、ヘルスケア・フィットネス指導者向けのコワーキング施設
米国で伸びている美容師向けシェアサロンのボディケア職種版です。
3、パーソナルジムの空き時間を活用した、健康経営支援サービス
fitbitと連携する健康経営支援サービスです。
これらは全て撤退した事業です。今となっては、うまく行かなかった理由を気持ちがいいほど明確に説明することができます。(これも少しは成長した証ですよね..!!)
しかし当時は、とにかく挑戦にこそ価値があるという一心で、がむしゃらに動きまくっていただけでした。
決して安くはない資金と時間を費やすことになったのですが、結果的に私たちが果たすべき使命や信念に辿り着くことができたのは、何にも変えがたい大きな財産です。
使命に集中しているチームは本当に強いと、今、身をもって感じています。
使命が明確になったからこそ生まれた新規事業
私たちは、使命を果たすために大きく分けて二つの事業を展開しています。
(1) 創業事業
一つ目は、キャリア事業のトレーナースクール2ndPASSです。
人生の多くの時間を費やすキャリアが心から夢中になれるものかどうかは、私たちの目指すwellnessが当たり前の世界にとって非常に重要なことだと考えています。
しかしながら、興味関心のある分野があったとしても、心から夢中になるためには一定の学習が必要です。
2ndPASSは「夢中は一生もののスキルだ」をスローガンに、好きを仕事にするための仕組みを提供させて頂いています。
(2) 新規事業
二つ目は、AgeTech領域の新規事業です。
この場で詳しくお話しすることができないのですが、2年以上のテスト・開発期間を経て、もう間もなくリリース予定です。
この新規事業は、私の祖母の口癖から生まれました。
私の祖母はいつも口癖のように「こんなぼけ老人、早く死にたいわ」と言っていました。実の娘である私の母親が目の前にいるにも関わらず、です。
当時は全く理解ができませんでしたし、何度も何度も怒りを覚えた記憶があります。母親に死にたいと言われて心穏やかでいられる子がどこにいる、と。
でも、2年間のユーザーテストを経た今なら、痛いほど理解できるんです。
子育てを終え、仕事もしておらず、過疎化した地方の住宅街に住む祖母にとって、本当の自分を楽しむことができる場所もなければ、相手もいなかったわけです。
近所のイオンで買い物をしたり、テレビの前に座って時間をやり過ごす毎日でした。
正直、もっと会いに行けばよかったと思いますし、もっと祖母と趣味や何かを一緒に楽しむ時間を作ればよかったと後悔しています。
同時に、こうも思いました。
時間を巻き戻すことはできないけど、祖母の身に起きたような社会孤立が存在しない未来を創ることはできる!
なぜなら、私は起業家だからです。
しかも、すでに心強い仲間がいるのですから、やらない理由はありません。
さらにありがたいことに、7年かけてたどり着いた会社の使命と私個人の原体験が重なったのです。
この時、私の人生をかけて成し遂げたい未来が確定しました。
世界中で利用される高齢化社会のコミュニケーションインフラへ
色々と調べていくと、同じような悩みを抱えている方々が日本国内のみならず欧米を中心に海外にもたくさんいることがわかりました。
特に日本は、これから超高齢化社会だけでなく超おひとりさま社会に突入します。2040年の高齢者の単独世帯数は900万世帯にもなると言われています。
その上、核家族化や住宅の都市化によってますます社会孤立リスクが高まっています。
しかしながら、これから迎える超おひとりさま社会に対して、私たちは全くと言っていいほど準備ができてないのです。
他方で、この2年間の巣ごもり期間により一気にスマホの利用率やEC利用率が高まっていることも事実です。
これからのシニア世代、つまり私たちの親世代以降の高齢者はテクノロジーの恩恵を受けることができるということです。
だからこそ今なら、シニアDXを推進し社会孤立のない未来を創ることができます。
私だって、30年後には62歳になります。
その時に当たり前にあって欲しいサービスを今から届けていくんです。
私たちがまもなくリリースする新規事業は、次世代に残す高齢化社会のコミュニケーションインフラの構築を目指しています。
創業以来初のVCからの資金調達を終えて
2年以上に及ぶ開発期間を経て、創業以来初となるVCからの資金調達をさせていただきました。
信頼するVCの方に参加していただくことができたのは、間違いなく2年間の開発期間を支えてくれた方々のおかげです。
- 開発に快く協力してくださるテストユーザーの皆さん
- 売上ゼロで2年間もの開発を応援してくれた社内メンバー
- 度重なるピボットに粘り強く対応してくれた開発メンバー
心から感謝しています。
そして何より、まだ何もない私たちを信じてくれたPartners Fundの山田さんと中村さん、本当にありがとうございます。
1回目のピッチの時から「これどうやって攻めていくのがいいんですかね〜?」と私たちと同じ方向を向いて会話をしてくださったのがとても印象的で、きっとどこまでも一緒に戦ってくれる方々だなと確信したのを覚えています。
創業7周年を迎えて、また新たなスタートラインに立てていることに奮い立っています。
プロダクトリリースに向けて
直接お話ししたみなさんにリクルートBOOKをお配りしています!!
プロダクトリリースに向けて、新規事業の立ち上げメンバーを募集しています。まずは、雇用形態問わずビジネスサイドの全ポジションで募集をスタートします!
基本的に全ポジション横断的に連動してスクラム開発で進めていきます。
チームで0→1フェーズの立ち上げを経験している方、または少しでも興味がある方は、ぜひ一度お話しさせてください。
まずは私とのカジュアル面談で、プロダクトのUXや機能、事業戦略などを詳しくお話させていただきます!!
人生の価値は何を得たかではなく、何と向き合ったかで決まる。
ここまで読み進めていただきありがとうございます。
私たちは、高齢化社会の新たなコミュニケーションインフラを世界中に届け、人生を余すことなく楽しめるひとを増やします。
その結果、時価総額10兆円以上の世界を代表するウェルネステックカンパニーになることを本気で目指しています。
ご覧の皆さんの中には「そんなバカな」と思う方も、もしかしたらいるかもしれません。
確かに、私たちの世代では成し遂げられない可能性のある壮大なテーマだということはわかっています。
しかし、100年続く企業を創ることができれば、私たちが始めたこの価値ある挑戦を必ず誰かが最後までやり遂げてくれると信じています。
人生の価値は何を得たかではなく、何と向き合ったかで決まる。
私はそう信じて、生きています。
私たちとともに、ウェルネス革命を起こしましょう。
それでは、カジュアル面談でお会いできること、心より楽しみにお待ちしております。