コロナで潰れかけた実家のサバ寿司事業を、SEOで1年半で1,000万円以上売り上げるまでにした話
僕がSEOを学んでいて、本当によかったと思った瞬間があります。
検索順位が上がったときでも、大きな案件を受注できたときでもありません。
コロナで潰れかけた、母親のサバ寿司事業を救えたときです。
初めまして、株式会社ピクシスというベンチャー起業で代表をしております、板橋と申します。
私の出身地は、宮城県の石巻市という港町です。
母親は地元で、サバの押し寿司を製造・販売する小さな事業をやっていました。
道の駅や高速道路、地元のスーパーなどで販売しておりました。
ところが2020年、新型コロナウイルスの流行によって状況が一変。
それまで商品を置いてもらっていた道の駅やスーパー、高速道路の売店などで、思うように販売できなくなったんです。
ある日、母親から、
「通販サイトの方で売上をどうにかできないか」
と相談されました。
広告を出すようなお金もありません。
そこで僕がやったのが、SEOでした。
結果からお伝えすると、Google検索経由だけで、1年半で1,000万円以上の売上をつくることができました。
そして、この経験が今の株式会社ピクシスをつくった原点でもあります。
この記事では、実家の事業が危機に陥ってから、僕が会社をつくるまでを5つに分けて書きます。
- 僕がなぜSEOやWebマーケティングの仕事をしているのか
- 小さな会社でもマーケティングによって状況を変えられるということ
- 僕が仕事をするうえで大切にしていること
- ピクシスがどんな仲間と働きたいと思っているのか
「自分が身につけた能力で、誰かの役に立てる仕事がしたい」
と思っている方に、ぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
1. SEOとの出会いは、新卒で入った会社
僕がSEOを知ったのは、2014年。
新卒でSEOに強い会社へ入社したことがきっかけでした。
主な仕事の内容は広告営業でしたが、そこでSEOについて少しずつ学ぶようになりました。
その後も興味があったので、独学で勉強を続けており、自分でWebサイトをつくって、検索からアクセスを集めて、そこから収益を得る。
そんなこともやっていました。
それからいくつかの広告代理店を通じて、僕は独立しました。
当時はまさか、そのとき勉強していたSEOの知識が、数年後に実家の事業を助けることになるとは思っていませんでした。
ただ純粋に、
「検索から人を集めるって面白いな」
と思って勉強していました。
それが2020年、大きく意味を持つことになります。
2. コロナで、母親の会社が倒産の危機に
僕の母親は、宮城県石巻市でサバの押し寿司をつくっています。
もともとは、道の駅やスーパー、高速道路の売店などに商品を卸していました。
商品をつくって、そこに並べてもらって、お客様に買っていただく。
地域の小さな食品事業としては、ごく一般的な販売方法だったと思います。
ところが2020年。
新型コロナウイルスの流行によって、人の移動が一気に止まりました。
観光客も減る。
外出する人も減る。
それまで商品を販売していた場所で、サバ寿司を売ることが難しくなりました。
商品が悪くなったわけではありません。
母親のサバ寿司の味が突然変わったわけでもありません。
突如、売る場所がなくなり、どうしようもなくなってしまいました
そしてある日、母親から相談されました。
「このままだと厳しい。どうにかできないか」
正直、かなり危ない状況でした。
実家の事業がなくなるかもしれない。
でも、大きな広告費を使って集客する余裕もありません。
だったら、自分が持っているものを使うしかない。
そこで思い出したのが、それまでずっと勉強してきたSEOでした。
3. SEOは予算のない中小企業の味方
SEOというのは、ものすごく簡単に言えば、
Googleなどで検索されたときに、自分たちのWebサイトを見つけてもらいやすく上位に表示させる取り組みです。
サバ寿司をインターネットで買いたい人は、どんな言葉で検索するだろう。
そう考えました。
たとえば、
「サバ寿司 通販」
「鯖寿司 お取り寄せ」
といった言葉です。
こうしたキーワードで検索している人は、すでにサバ寿司に興味を持っています。
中には、
「美味しいサバ寿司を買いたい」
と思って検索している人もいるはずです。
だったら、その人たちに母親のサバ寿司を知ってもらえばいい。
そこで、自分でWebサイトをつくり、SEOに取り組み始めました。
もちろん、最初から注文が殺到したわけではありません。
記事をつくったり、ページを改善したり、
「検索している人は何を知りたいんだろう」
「どうすればこのサバ寿司の良さが伝わるんだろう」
と考えながら、一つずつ改善していきました。
すると、少しずつGoogle検索からサイトを見てもらえるようになりました。
「サバ寿司 通販」
「サバ寿司 お取り寄せ」
そういった検索から、今まで僕たちのことをまったく知らなかった人が、石巻の小さなサバ寿司屋を見つけてくれるようになったんです。
4. Google検索だけで、約2年で1,000万円以上の売上になった
SEOを続けた結果、Google検索から注文が入るようになりました。
そして最終的には、
Google検索経由だけで、約2年で1,000万円以上の売上につながりました。
もともとは、
「このままでは事業を続けられないかもしれない」
というところから始まっています。
そこから、インターネットで初めて母親のサバ寿司を知った人が注文してくれるようになった。
僕にとって、これは単純に「SEOで成果が出た」という話ではありませんでした。
マーケティングを学んでいたことで、
自分の大切な人の事業を助けることができた。
これが、ものすごく嬉しかったんです。
SEOの知識がなければ、僕は母親から相談されても、
「大変だね」
と言うことしかできなかったかもしれません。
でも、自分がたまたま何年間か勉強していたものがあった。
だから、
「自分にできることがあるかもしれない」
と思えた。
そして実際に、状況を少し変えることができた。
僕にとって、マーケティングに対する考え方が変わった出来事でした。
5. この経験が、株式会社ピクシスをつくる原点に
この経験から、僕は思うようになりました。
世の中には、
良い商品やサービスを持っているのに、それを必要としている人に届いていない会社がたくさんある。
母親のサバ寿司もそうでした。
商品そのものに問題があったわけではありません。
買ってくれる人がいなかったわけでもありません。
実際、検索を通して全国の人に知ってもらったら、買ってくれる人がいました。
商品と、それを求めている人をつなぐ仕組み。
僕は、こういう会社の力になりたいと思うようになりました。
商品やサービスに自信がある。
お客様にも喜ばれている。
それでも、
「なかなか売上につながらない」
「どうやって知ってもらえばいいか分からない」
という会社があります。
そこにSEOや広告、Webサイト、データ分析といったマーケティングの力を使う。
そして、お客様の事業が前に進むところまで支援する。
それを仕事にしたい。
そう思ったことが、株式会社ピクシスをつくった大きな理由の一つです。
「マーケティングを学んでいてよかった」と思える仕事をしたい
僕一人で支援できる会社の数には限界があります。
だから、ピクシスでは一緒にマーケティングを学び、お客様の事業を成長させてくれる仲間を増やしていきたいと思っています。
そして、働くメンバーにも、
「マーケティングを勉強していてよかった」
と思える経験をしてほしい。
仕事でSEOを覚える。
広告について詳しくなる。
Webサイトを改善できるようになる。
数字を見ながら、売上を伸ばす方法を考えられるようになる。
もちろん、それだけでもキャリアとして価値があります。
でも、僕が面白いと思っているのは、その知識は仕事の中だけでしか使えないものではないということです。
もしかするといつか、
友人が始めたお店がうまくいっていないとき。
家族がやっている会社の売上が落ちたとき。
大切な人が新しい事業を始めたとき。
自分がマーケティングを知っていることで、
「自分にできることがある」
と思えるかもしれません。
僕にとって、それが実家のサバ寿司でした。
お客様の売上を、本気で自分ごととして考えられる会社に
ピクシスが大切にしている考え方の一つに、
「Client Profit First」
があります。
Webサイトをつくって終わり。
SEOで順位を上げて終わり。
広告を運用して終わり。
そうではなく、
「結局、お客様の事業は良くなったのか」
「売上や利益につながったのか」
というところまで考えたいと思っています。
それは僕自身が、母親の事業でマーケティングをした経験があるからかもしれません。
母親からすれば、
検索順位が何位になったかは、本質的にはどうでもいい。
アクセス数が何%伸びたかも、それだけでは意味がありません。
大事なのは、
サバ寿司が売れて、事業を続けられること。
僕たちがお客様に提供したいのも、そういう成果です。
だからピクシスでは、
「SEO担当だからSEOだけ」
「広告担当だから広告だけ」
ではなく、
どうすればお客様の事業がもっと良くなるのかを、一緒に考えられるチームをつくりたいと思っています。
大切な人の事業を救えるくらいの力を、一緒につけたい
マーケティングの仕事には、数字があります。
・検索順位
・アクセス数
・クリック率。
・コンバージョン率
・CPA
・ROAS。
毎日いろいろな数字を見ます。
でも、その数字の向こう側には、必ず事業をしている人がいます。
売上が上がったら、新しい人を雇える会社があるかもしれない。
問い合わせが増えたら、ずっとやりたかった新しい事業に挑戦できる経営者がいるかもしれない。
そして時には、それが僕にとっての母親のような、自分の大切な人かもしれません。
僕は、
マーケティングを学ぶことで、大切な人の事業まで助けられる。
そんな仕事だと思っています。
ピクシスも、まだまだ小さな会社です。
これから学ばなければいけないことも、つくらなければいけないものもたくさんあります。
だからこそ、
「ただマーケティング会社で働きたい」
という人だけではなく、
「自分の力で、誰かの事業を前に進められる人になりたい」
という人と一緒に働けたら嬉しいです。
この記事を読んで、
「マーケティングってちょっと面白そうだな」
「自分も、誰かの事業を変えられる力を身につけたいな」
「ピクシスではどんな仕事をしているんだろう」
と少しでも感じてもらえたら、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう。
今すぐ転職を考えていなくても大丈夫です。
僕が実家のサバ寿司を救ったときの話も、ピクシスがこれからやろうとしていることも、もっと詳しくお話しできればと思います。