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縁の下の力持ちとして、本当に楽しい「校正者」というお仕事【前編】

みなさん初めまして!株式会社BALZの採用担当です。弊社では、今回より「社員ストーリー」として働く社員のインタビュー記事をお届けしていきます。

記念すべき第一弾は、社内で校正の役割を担っている清家さんです。校正者の仕事を目指すきっかけや、現在の仕事に対する思いなどを語ってもらいました。ぜひ最後までご覧ください。

大学では漢文を専攻し、営業事務の仕事に

今は日本語の誤字脱字チェックなどをしている私ですが、大学で学んでいたのは中国に関すること。中国学科に所属して、漢文を専攻しつつ中国語も学んでいました。実際のところ、その学びが今の仕事で活かせる場面は多くありません。いろいろ考えてみても不思議な人生だなと感じます。

就職活動をする中で出版社への就職を考えていましたが、編集者は少し荷が重いかなと感じていたときに、校正者という仕事の存在を知りました。そこから校正の仕事に興味を持っていたので、本音を言うと大学卒業後すぐに校正者として働きたいと思っていたんです。

ただ、調べてみると経験者を募集するところが多くて、新卒で挑戦するのは難しいという結論に至りました。ですので、社会経験を積むことを優先し、新卒で建築の資材メーカーに入社しました。

その会社では営業事務として、いわゆる「縁の下の力持ち」のような役割をこなし、3年ほど働いた後に退職。インテリア雑貨屋で働きつつ、校正者の養成学校に通って勉強していました。

大学生の段階から校正の仕事に興味があった背景には、「文字を読むことが好き」という私の特徴があったと思います。小学生のときは図書館に何回も通っていて、たくさん本を読んでいました。特に夏休みなどの長期休みでは、十冊以上は読むと決めて本を借りていた記憶があるぐらいです。

中学生や高校生の年代になって、本に触れる機会は少なくなりました。それでも文字を読むことは好きだったから、その延長線上として、校正者という仕事に興味を抱いたのだと思います。

働き始めて再燃した「校正の仕事がやりたい」という気持ち

営業事務の仕事で得られたことはたくさんありましたし、社会経験も積めました。ただ、働き始めて感じたのは、やっぱり校正の仕事がやりたいという気持ちです。ちょうどそのときに、女優の石原さとみさんが主演を務めた「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」を見て、その気持ちが少し強くなりました。

それから、営業事務の仕事で尊敬する先輩がいて、先輩のご友人からの後押しも転職のきっかけになりました。私が校正の仕事に興味があることを先輩に伝えたら、先輩が校正会社の経理で働くご友人を私に紹介していただいたんです。

そのご友人から、校正会社のことから校正の仕事についてまで、幅広く教えていただきました。そのお話を伺って、校正の仕事をしたいという気持ちがより現実味を増したので、校正者の養成学校に通うことを決めました。

養成学校の授業では、基本的に紙媒体についての内容が中心でしたが、WEBコンテンツについて学べる内容も用意されていたんです。そこで初めて、校正は紙媒体だけじゃなく、WEBのコンテンツにも必要な工程だと気づきました。校正に関する知識がなかったので、養成学校での勉強は大変でしたが無事にやり遂げて、養成学校が紹介してくれた就職先の一つであるBALZに入社したという流れです。

いい意味で想像を裏切った、BALZという会社


いろいろな選択肢があった中でBALZを選んだのは、BALZ特有の雰囲気が挙げられます。養成学校で勉強していた期間を通して、校正者って職人気質な人が多いのかなと感じていました。仕事柄、校正者は内職の仕事になるので。

ただ、BALZの方と面接でお話させていただいて、想像した以上に明るい人が多い雰囲気を受けました。社交的な人がたくさんいて、いい意味で期待を裏切られたというか、明るい会社というイメージがBALZの第一印象です。

養成学校では、就職に関する相談をできる時間が別途設けられていました。私はBALZが気になっていることを担当者に伝えて、担当者も「清家さんに合っている会社だと思う」と言っていただいたので、第一志望で応募して入社に至りました。

面接でお話をするうちに「この会社なら自分のやりたいことに挑戦できる」と思えたり、WEBコンテンツの校正にも興味を持てたりして。社内の雰囲気もそうですし、自分のやりたいことにもマッチしている会社で働けているから、これ以上に幸せなことはありません。

責任や不安はもちろんある、それでも楽しい仕事

現在はWEBコンテンツと書籍、両方の校正・校閲業務を中心に担当しています。また、WEBコンテンツの場合は入稿から納品の部分まで、書籍の場合は出版社様まで伺って、原稿の受け取りや納品まで担当するのも私の役割です。

校正・校閲を担当するジャンルは、金融や教育関係など多岐にわたります。業務上、複数の案件の依頼を受け持つことがほとんどなので、納期遅れにならないようスケジュール管理は気を付けていますね。つい最近からディレクターの業務も兼任していて、チームのメンバーが無理しないようなスケジュールの作成や、案件にかかる工数の計算、売上管理も求められる役割かなと感じます。

複数の案件が同時に動いていくので、目まぐるしい日々を過ごしていることは事実です。それから、どれだけ校正・校閲業務に時間をかけても、やはり責任と不安はあります。「本当にこれで大丈夫かな」「誤字脱字はないかな」といったように、いろいろと考えてしまいますね。

ただ、校正者という仕事は文字を読む仕事なので、WEBの記事や書籍を業務として読むことになります。この点は校正者として働く上で、非常に楽しいと思える部分です。業務を通じてまったく知らなかった知識を得られて、自分の世界が広がっていく。人間としてステップアップできている感覚は、BALZで働いているからこそ得られるものだと思います。

私にはまだまだ知らないこと、世界が無数に広がっている。だからこそ、もっとたくさん経験を積んで、仕事を楽しみつつ自分を高めていきたいです。

まとめ

大学時代は中国語を勉強していた清家さん。ただ、以前から関心のあった校正の仕事に挑戦し、不安もありながら楽しめていることが伺えますよね。清家さんのインタビュー記事は後編に続きます。

  • 校正の仕事に必要なマインドセット
  • BALZに入社してほしい人の理想像
  • これから挑戦したいこと

などを話してもらいました。後編は以下のページよりご確認ください。

仲間意識を感じられるBALZで、さらなる成長を目指していく【後編】 | 株式会社バルズ
みなさんこんにちは!株式会社BALZの採用担当です。弊社で働く社員のストーリーをお届けするインタビュー記事、今回は校正者として働く清家さんの後編です。前回は校正者になるまでの過程や、BALZの雰...
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