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「挑戦」が尊ばれる環境でエンジニアの経験値を飛躍させてほしい

インタビュー:イオンネクスト株式会社IT部長 駒場光徳

イオンネクストが2023年に開業予定の「オンラインマーケット」においてサービスの核となるOcadoのシステム。その画期的なシステムの導入を中心に社内全体のIT環境を司るのがIT部だ。本企画の第3弾では、IT部を牽引する駒場光徳部長に同部の業務や求める人材像、そして当社でITエンジニアとして働く醍醐味について聞いた。



イオンネクストの根幹を担うIT部とは

IT部では、イオンネクストが事業を運営するために必要な一切のIT資源を管理しています。その中には当社が目指すオンラインマーケットの核となるOcadoのソリューションサービスの受け入れ、社内IT環境の整備、会計や人事など各種業務システムの計画立案、当社を取り巻くステークホルダーと連携するシステムの調整など、様々な仕事があります。

いまは予定された人数よりかなり少ない状態で動いているので、全員が現場を含む幅広い業務に対応しています。IT部門はいろいろなところから問い合わせがあるので、今後は事業拡大に応じてシステム運用やヘルプデスクといった幅広い人員が必要になってくると考えています。

次世代ネットスーパー構築のキーシステム「OSP(Ocado Smart Platform)」について

次世代ネットスーパー実現のために導入したOSP(Ocado Smart Platform)は、英国で食料品ECサービスを展開しているOcado社が、自社のこれまでのノウハウをソリューションパッケージとして開発、更にグローバルリテーラーに提供して彼らのノウハウも吸収しながら機能拡張しているクラウドベースのソリューションです。日本での知名度はまだ低いですが、受注・倉庫・配送までをひとつのプラットフォームで管理できる、ダイナミックで壮大なシステムといえます。

OSPは「Available to Promise(お客様との約束は絶対である)」という大原則を掲げています。IT担当としてシステムを検討する際、この「お客様との約束を守る」というOcadoのソリューションの大原則が当社の戦略と合致している点が導入の大きな決め手になりました。

例えば受注を先行した従来のサービスでは、欠品や配送の遅れで「この日にこの商品を届ける」という約束を守れないケースは珍しくありませんでしたが、イオンネクストはOSPのAIやデータの活用によって、早朝から深夜まで1時間単位の配送枠での配達や99%の商品充足率の実現を目指します。

ネットショッピングは運送会社に配送を任せているところが多いのですが、OSPを導入した企業は配送も自社が担います。それによってお客様に確実に届けられるキャパシティを把握できるため、受注のコントロールが可能になるんです。さらにそこから逆算することで、商品の需要予測などの緻密な予測が期待できます。

OSPには導入した企業が参加するユーザー会「OSPClub」があります。その中にはCxOクラスが集まる戦略討議や、各パートナーに共通するデータ連携を行う分科会など多岐に渡るテーマのフォーラムがあり、各国のITエンジニアがOcadoのエンジニアリングチームと一緒にディスカッションを繰り広げています。

「あなたの国では需要予測をどうやっているの?」「OSPはこんなところにクセがある」など、常にフランクな会話が交わされています。OSPを共通点に、みんなでよりよいものを創ろうとする各国エンジニアとの接点は、貴重であると同時に大きな学びになる場だと思っています。



風通しの良さと挑戦できる環境が魅力的なイオンネクストのITエンジニア

イオンネクストのIT部は、OSPにとどまらず、次世代ネットスーパーの密度を上げる新しいビジネスを創る仕事をしています。デジタル化で推進している新しいサービスとイオングループの会員基盤をどうやって繋げていくかなど、今後は仕事の幅と深さが大きく拡大していきます。

大企業のイオングループの100%子会社でありながら、イオンネクストにはベンチャーのような自由さがあります。当社社長のバラットがいつも言っているように、ここでは多様性を重視したオープンなコミュニケーションを重視しています。

一人ひとりが意見を自由に言えて、自分のアイデアを試せる。失敗をおそれて何もしないより、挑戦することが歓迎されます。それは失敗しないと先に進めないという確信があるからなんですね。

スキルアップについては、イオングループの豊富なカリキュラムをそのまま活用できます。必要ならイオングループを担当するMicrosoftやGoogleのエンジニアと直接コミュニケーションすることも可能です。スタートアップマインドを持つ会社でありながら、母体であるイオングループの安定した資産を活用できるのは、個人的にとても恵まれた環境だと感じています。

IT部のメンバーはみな仲良しですが、コロナ禍で在宅ワークが増えてエンジニア同士に物理的な距離ができる中、エンジニアが働きやすいコミュニケーションを模索しています。出社しない、顔を合わせないことで社員が孤立することがないように、オンラインでも話しやすい環境づくりを心掛けています。




求めるのはITの枠を超えたビジネスを創れる人材。経験しながら正解を探す面白さを実感

IT部のメンバーではありつつも、ITの範疇を超えてビジネスを創っていくことに興味を感じる人にぜひ参加してほしいですね。一般的に社内にあるIT部門は、各部署からの依頼に応える仕事が多いと思うんです。しかしイオンネクストでは、まだ世の中に明確な答えがない、オンラインマーケットを創っていく仕事です。時には古いシステムを壊さなければならない難しい場面にも遭遇するでしょう。

ITエンジニアとして迷ったときに立ち返るのは、自分たちがどんなビジネスを創ろうとしているかです。乱暴な言い方かもしれませんが、ITはその手段にすぎません。自由と責任をセットで与えられるイオンネクストでビジネスの正解を探しながら、いろいろなものに挑戦できる面白さをぜひ感じてほしいと思います。

特にこれからの時期は、創業メンバーの一員になるチャンスです。創業間もない企業で新しいビジネスを創っていくのは、ITエンジニアとしての経験値を大きく飛躍させると思います。

プロフィール

駒場光徳

2000年にイオンに新卒入社し、仙台にある店舗で魚と加工食品の売場を経た後、2002年に本社の情報システム部門に配属となる。以降IT分野で様々なプロジェクトを担当し、2019年5月から初期メンバーとしてイオンネクストの前身となるプロジェクトへ。埼玉県出身。趣味はジョギング

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