こんにちは!F&Vの人事の千村です!
あっという間に2月に突入してしまい、そろそろ花粉を感じる季節になってきました・・・
今日は全日本サッカー選手権(通称インカレ)で優勝、7度目の日本一に輝いた駒澤大学サッカー部のコーチを務める深井正樹さんとF&Vの代表・先崎の対談をお送りします😎
昨年からF&Vが展開するnowtisを導入して頂いており、データ分析の重要性や今後の活用方法についても熱く語って頂きました!
ー深井正樹さんプロフィールー
駒澤大学サッカー部出身、大学リーグ初優勝の立役者として活躍。
卒業後は鹿島アントラーズに入団。14年間のプロ生活を終え、2019年より母校・駒澤大学サッカー部でコーチに就任。
◆感覚値ではなく正確なデータで
先崎)
まずはインカレ優勝おめでとうございます!
初年度から駒澤大学サッカー部ではnowtisを導入して頂きました。
深井さん)
関東大学サッカー連盟の推奨事業としてF&Vの代表の先﨑さんから話しを伺ったのがnowtis導入のきっかけでしたね。
これまで駒澤大学サッカー部ではテクノロジーを駆使したデータ収集や分析を行っておらず、「この選手は速いな、遅いな」というのは感覚でしか判断できていませんでした。
今の時代データ分析は必要不可欠だと思っていた時に、nowtisの話を頂いたので是非やってみようと導入しました。
nowtisのようなアプリ上で中長期的な管理ができるのは魅力的ですね。
◆選手主体のチームづくり
先崎)
14年ぶり7度目のインカレ優勝を遂げましたが、勝因はズバリ何だったんでしょうか?
深井さん)
選手一人一人がチームのために行動できていた、主体的に考えて行動できる選手が増えたことが大きいと思います。あとはコロナ禍で年間通して試合のスケジュールがとてもタイトだったんです。その中でいかに怪我をせず良いコンディションを維持してシーズンを乗り切るか、という点も重視して取り組んでいました。
先崎)
選手達からも「とにかく駒澤大学はチームのためにという思いが強い」という話は聞いています。
深井さんはどんなチームづくりを心掛けているんでしょうか?
深井さん)
「学生主体の組織にする」ことです。
私達が選手にああしろこうしろと言うのは簡単です。コンディション管理に関しても、コーチ陣が逐一チェックをしケアすることもできますが、それでは選手の成長は一定のところで止まってしまいます。
怪我をしないためにどう行動するか。そのためにデータで管理して選手が見れるようにしたりセルフコントロールができるような環境づくりを意識しています。
先崎)
選手主体で動けるようにする、というのは一番難しいことでもあり、大切なことですよね・・・
深井さん)
そうなんですよね。
例えば普段のトレーニングから考えないとできないようなものを取り入れるようにしています。
練習外のちょっとした行動でも、選手が見て気づけるかどうか。選手を試してるみたいに聞こえてしまいますが、まずは気づくところから始まりますからね。
先崎)
それはサッカーだけではなくて仕事でも共通していますね。
フィジカルデータの部分で言うとnowtisは選手自身もデータを見て管理できるので、引き続き選手達がデータを積極的に見て活用し、気づきを得てほしいです。
➤駒澤大学のグラウンド。サッカーグラウンド、陸上トラック、奥にはテニスコート、部室ととても環境の整ったキャンパスです。
◆nowtisから得た気づき
先崎)
実際にnowtisを導入して、深井さんは何か気づきなどありましたか?
深井さん)
客観的に評価できるツールなのでコーチ陣も大きな気づきがたくさんありました。
感覚的にこの選手はこうだろう、というのはありましたが、実際に測定してみると左右差があったり、強みだろうと思っていた部分が違っていたり、改めてデータを活用することの重要性に気づけたと思います。
先崎)
これまで自分達が考えていたことがデータを見ることで確証に変わりますよね。
今後nowtisをどう活用していきたいですか?
深井さん)
継続的に測定していく事で、良い時悪い時の指標として活用できると思います。
また、他大学やJリーグに進んだ選手との比較をして、今の自分達の立ち位置が分かりますし、もしかしたらプロよりも高い数値を出す選手がいるかもしれない。その能力を伸ばすのは私達コーチの仕事です。
あとは高校生のデータも非常に多いので、発掘という使い方もしたいですね。
先崎)
僕たちも常にnowtisで選手のデータをチェックしていますが、高校2年生の時は目立つ存在ではなかったが1年後にはJ1のチームからスカウトされるほど実力をつけたということも多くあります。
データを見てみると、やはり2年・3年とどんどん数値が上がって、他チームのプロになる選手と同じくらい高い数値を出してるんですよね。
深井さん)
今までは目をつけていなかった選手も、数値を基に注目してみると予想外の発見があったりしますね。
そんな効果的な使い方ができれば、今まで埋もれてしまっていた原石を発掘できるかもしれない。
先崎)
そうなれば選手の可能性を広げることにもつながりますね。
最後に新チームの目標・意気込みをお願いします!
深井さん)
いたってシンプルですが、「選手達の目標を達成させる」ですね。
私が、というよりも選手がどこを目指すか、その目指すものを実現できるように私達が全力でサポートしていきます!
現在nowtisを導入しているチームは全国120チーム以上、約1万人に及びます。
更に多くのチーム・競技に導入して頂き、選手の競技力向上、そして選手を取り巻く人や環境をより良いものにしていくきっかけとなる存在になるべくF&Vは邁進していきます。
深井さん、ご協力ありがとうございました!