株式会社ハックルベリーは2022年9月で5期を終え、前年比で売上ベースで約800%の成長をいたしました。
2020年3月に初のShopifyアプリ「送料無料バー」をリリースし、その後、Shopifyアプリを12アプリ展開。2021年2月には戦略的な提携とともに、Shopifyにて日本の商習慣に適した機能を実現するアプリ「定期購買」を公開したハックルベリーでは、急拡大に伴い現在、一緒に働くメンバーを募集しています。
もっとハックルベリーのことをお伝えするため、代表として、
「何を目指し、今何をしていて、何が足りないのか」を発信しようと想い、久しぶりに筆をとりました。
少しでもハックルベリーに興味を持っていただいた方に、
私たちが何者なのか?が伝われば、すごく嬉しいので、是非読んでみてください。
多様なメンバーと人材を活かしきる環境
まず、我々のチームの雰囲気からお伝えできればと思います。
現在フルタイムで働く社員は13人です。社員に加えフルタイムの業務委託メンバーが14人、
そして副業で支えてくれている仲間が31人です。
私は、自分が代表として会社を興すのは4社目なのですが、その中で「社員とかフリーランスとかあまり契約形態とその方の出す価値に連動は大きくないな」と思ったので、採用時にその方の目指すものやライフスタイルに合った契約形態を話し合って決めています。なので、多様な契約形態のメンバーが多いですね。
気をつけていることは契約形態に関わらず、評価面談を四半期に一度きっちり行っていることです。これを行うことで、会社/チームと就業する個人の方向性のすり合わせが随時できますし、意向に変更があれば契約形態をかえることも行います。昇給もこの三ヶ月に一度の面談で行っています。急成長するスタートアップなので、年や半年に一回の昇給だと遅いんですよね。この三ヶ月に一度の評価/昇給は、ひとつ前に起ち上げた会社から始めたのですが、勤務実態と合っている評価ができるので気に入ってます。このあたりに気をつけているので、就業契約形態に関わらず業務の垣根もありませんし、スムーズに各部署の仕事が回っていると思います。
メンバーは、
- 仮想通貨取引所をやっていたエンジニア
- 調理師学校出身なのになぜかバリバリのPdM
- 起ち上げばっかりやってきたエンジニア
- 元上場企業執行役員からの転職組
- オンラインスクールを卒業して実務経験をしたいと直接応募してきた学生
- 雑誌編集からのIT業界に未来を感じ転身
などなど、本当に様々です。
私自身、18歳のときに消防士になり、25歳で起業したちょっと変わり種なので、過去の経歴とか転職回数等にはこだわらないようにしてます。評価基準もそうですが、フルリモート、ハーフリモートの組み合わせで、リモート時もショートコールを入れて意識や目的のズレ修正を行う体制にしていますし、それを実践するには、根本的に「他の人がどんな仕事をどの状態でしているか?」という想像力と思いやりが必要だと思っており、それを体現できる方を採用しているので、自社のこととなりますが正直、働きやすい会社になっているかな、とは思います。
「感情」を大事に「目的」を達成する社内の行動指針と働き方
さて、どういう人たちがいるかを軽くお話させていただいたので、
どんな働き方をしているのかという話しに入ります。
この会社は、仕事をやる上での行動指針(バリュー)として下記3つを掲げています。
「感情」起点
「目的地」起点
「クオリティ」起点
(https://huckleberry-inc.com/about)
この中でも僕が最も好き、かつ大事だなと思うのが「感情」起点です。
我々の主戦場はECですし、ソフトウェアサービスです。
ソフトウェアを使うときも、ECで買い物をするときも、ユーザーはちょっとした感情の変化で
「使い心地がいいな」と感じたり、「めちゃ使いづらい、やめよ!」と思ったりします。
この差は、表面上ロジカルに落とすとすごく些細なことになるのですが、感情的なユーザーアクションでいうと大きな行動の差になります。
「心地がいいな」とユーザーが思うときは、使う人の感情にすごく寄り添っているときなので、ハックルベリーというECであり、ソフトウェアを扱う会社としては「感情」起点をすごく大事にしています。
例えばですが、同じ「安藤祐輔」という人間でも、
「休日に街でランチ何を食べようかな、午後は何しようかな?」
と思っているときと
「平日で仕事が忙しくて、朝からMTGしまくってたら気づいたら19時だぜ、ふいー」
と思っているときとでは、物理的には同一個体でも、感情としては別人です。
いつどこで、ユーザーのどういった感情を大事にして、サービスを設計/提供するのか?を意識して寄り添うチームでありメンバーであってほしいと思ってます。サービス設計の話として書いていますが、これはサービス設計のみならず、社内/社外の人と仕事をするときも一緒だと思っています。仕事を依頼する相手が、どんな感情で今を過ごしていて、どれくらいのタスクを抱えていて、どんな生活で、、と想像力を及ぼして、仕事を依頼したりされたりするとスムーズに物事がすすんで良いなと思っています。
社内では、「思いやりの、のりしろ多めでこのプロジェクトはお願い」と言ったりします笑
この、「感情」起点をコアに「クオリティ」が高い仕事をして、社内/社外の信頼をチームとしてもメンバーとしても培い、「目的」をきっちり、スピーディーに達成する会社/チームになっているかなと思います。
ワークスタイルについて
ハックルベリーはスタートアップですが、結構年齢の高い人間もいます(失礼)。
大きく分けると、
① 20代前半チーム(なんと大学生も半分くらい)
② 30歳前後チーム
③ 35オーバーの歴戦の戦士たち
となっています。
③のチームは結婚して子供も複数人いる家庭が多いですし、②は最近結婚したり、子供が生まれた人たちも複数人います。
ですので、ハーフリモート勤務ということも相まって、②も③も日中でもリモートのときは、保育園等のお迎えに行ったり、子供を寝かしつけたりに時間を使ってます。オープンな社風なので普通にスケジュールにそういったタスクが入ってますね。(強制ではありません)それによって、その時間は本人以外もMTG入れないようにしたり、ご本人は寝かしつけたあとに残タスクをきっちり終わらしたりと、フレキシブルですがやるべきことをやる、といういいバランスになっていると思います。
最近出産ラッシュで産休でお休みになった人もいますが、Slackには残っていて雑談を楽しんでくれていたりします。良い息抜きになるようです笑
極めつけは、副業で働いていてくれていた方が「出産するので、働き方と安定性でハックルベリーに転職します」と言ってくれたことですね。
これはライフスタイルと仕事の両立を実現したい我々としては、すごく嬉しいお申し出だったので、フルタイムでご転職いただき、今月から産休に入られました。
逆に①チームとか③の独身チームは、好きなだけ働いてますね笑
もちろん私もです。
そんな仲間と「あるべきEC」の変革を起こしています。
上述したような仲間たちと、今何をやっているのか?ということから説明します。
今は上記のように3つの事業をやっています。
① 売り場を作り:Shopify Store構築事業
② 販売方法や操作性を追加し:Shopifyアプリ事業
③ お客さんを集めてきて、ファンにするまで:集客ブースター
これを全部一つの会社が行うだけでもストアさんにはかなり喜ばれていて、いかにECを取り巻く分野が社外の複数の協力会社によって分断されてきていたのかを感じます。現状は、上記を行っているのですが、我々がどこを見据えて仕事をしていて、今後どう展開していくかをお話します。
世の中全体でオフラインやアナログな世界まで、徐々にデジタルと併存、ないし、デジタルに置き換わるようになってきています。そのような中で、企業のDXが叫ばれて久しいですが、我々は流通のDXはすべてECに通じ、全ての商売に「E-Commerce」という概念が入っていくと考えています。
この流れは新型コロナ感染症の流れで一気に進み、今後は更に加速。商売をする人たちにとっては完全に無視できないトレンドとなりました。ただ、店舗商売をする方々の、規模・業種・商材・ターゲット顧客は多様であり、EC化する目的もニーズも多様です。また、商材 x 顧客ターゲット x 売れる売り方 x マーケティング・コミュニケーション方法と、ニーズを満たすには何通りのパターンにも対応せねばなりません。世代間によるデジタルリテラシーの違いにより、店舗側は、異なるデジタルでのコミュニケーション方法も確立する必要も出てきています。
ということで、「DX化」「EC化」といっても多様すぎて大変です。
その証左に、過去「EC化」はそれぞれの企業の中で最適だと思う方法で各々進められてきました。しかし、各企業にもリテラシーの差があるため消費者から見ると、買い方の異なるサイトやUI/UXが異なるサイトが乱立することになり、EC普及の妨げの要因になっています。
他方でEC化のベストプラクティスはできてきており、またグローバルで見てもUI/UXは統一され、奇をてらったデザインよりも、商品、コンテンツを打ち出していくことが重要視されています。日本のECも消費者にとっての体験のベストプラクティスを提供することで国内のEC化率を向上し、さらにグローバル進出しやすくなるEC構築、運営支援をする会社が求められています。
一気通貫にベストプラクティスに近い形でソリューションを提供できなければ真にあるべきEC化をサポートできるとは言えない。ハックルベリーはその領域をにない「あるべきEC」を世の中に増やそうと思っています。
我々はSaaS x ECを強みに、一気通貫で、売り場づくり〜適切な販売方法推進〜マーケティング・顧客とのコミュニケーションまでをソリューション提供し、あらゆる人が心地よく、心弾む体験を店舗と共創して築いてきております。
まずはShopifyをベースとしてプロダクト/ソリューションを築き上げてきたので、今後は海外を含めた領域にも挑戦していきます。ここからが勝負だとおもっています!
具体的にそれってなんなの?
- アプリ海外展開
- SaaSのパワーアップ
- オフライン連動プロダクト
この3つです。
まずは、既に提供しているShopifyアプリの多言語化と海外展開です。
海外プラットフォームにのっているプロダクトならではのスピーディーな海外展開が可能です。
iPhoneのゲームアプリが国境の壁を超えて提供されるのと同じですね。
特に「定期購買」や「All in gift」のアプリは海外展開しても喜ばれる機能が揃ってきたと思います。
日本の国内のストアさんたちと一緒にブラッシュアップできたおかげです。
ありがとうございます。
日本初のECアプリケーションの海外展開を成功させていきます。
次にSaaSのパワーアップです。ここは現時点ですと多くは語れませんが、Shopifyアプリで培ったノウハウで最新のECが求める機能群や「これがあったらいいな」がわかってきました。これを元に新しいECの売上向上/顧客ファン化SaaSを企画しています。私は前職でFlipdeskというWEB接客ツールを2013年頃産み出したんですが、あれ以上のプロダクトができると思っています。
そして最後に、オフライン連動です。これも既に複数のリアル店舗さんと話をしはじめていますので、皆さんの家の近くのストアでハックルベリーが作ったものがお披露目されていくと思います。
という感じで書いてみるとまだまだ公けには語れないことが多くなってしまいましたが、ハックルベリーがやるプロダクトは、ミッション・ビジョンに沿って「心地よくて」「ワクワク」する体験を消費者にとどけるプロダクトになります。いずれも大型プロダクト/プロジェクトなので、全然人が足りません。
ハックルベリーは、上流コンサルティング-開発チーム-運用チームのすべてがあり、急成長するEC業界の中で「あるべきEC業界の確立」という意味ではベストに近いポジションにいる会社だと思います。
・他業界だけどEC/WEBに興味がある!
・今までの経験を生かして大きく勝負できる会社で働きたい!
・自分のライフスタイルも守りながら仕事も充実させたい!
・楽しい人達と真剣に働きたい!
皆さん歓迎です!
少しでも興味をもたれたらご連絡ください。
長文読んでいただきありがとうございました。