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高いチーム力で、日本のスタートアップを世界へと羽ばたかせる。Plug and Play Japanの投資部門とは

Plug and Playの投資部門であるPlug and Play Ventures は、投資件数において世界で最も活発なベンチャーキャピタル(以下、VC)の1つです。これまで1,600社以上の投資実績を有し、多数のユニコーン企業を輩出してきました。

投資先一例:PayPal, SoundHound, Course Hero, Dropbox, LendingClub, Honey, Guardant Health, N26, Rappi, Hippo, Apply Board, Kustomer, BigIDなど。

2023年にはグローバルで新たに187社に投資を行い、これまでのポートフォリオ企業のうち31社がユニコーン企業となりました。日本では2019年から本格的に投資活動をスタートし、アクセラレータープログラムへの採択の如何や事業領域を問わず、国内スタートアップを対象に投資を実施しています。

今回、Plug and Play Japanの投資部門を統括するJingqian Maに、Plug and Play Japanのキャピタリストとして働くうえでのやりがいや、チームの雰囲気、将来の展望などについてインタビューしました。

(Interviewer: Haruka Ichikawa, Communications Manager / Writer: Megumi Shoei)



ーー税理士法人や証券会社での経験を経て、ベンチャーキャピタリストへの道を選んだきっかけについて教えてください。

2008年に新卒で税理士法人に入社した数年後に、GAFAやアリババ、テンセントなどが物凄い勢いで成長していった、いわゆるスタートアップ黄金時代を経験しました。その勢いを目の当たりにし、スタートアップの持つ力と将来性に感銘を受けたことがきっかけです。

同じ投資といっても株やプライベートエクイティファンドは、いくつかの法則がありますが、スタートアップ投資は法則があるわけでも、過去の経験が活かされるわけでもありません。誰も投資をしていない分野に投資をしていくため、自らの目で見て足をつかって情報を集め、集約した情報を自分なりに消化をし、仮説を立てて判断をしていく必要があります。これが非常にクリエイティブであり、面白みがあります。これまでの経験を活かしながら、クリエイティブに挑戦できる環境を求めてキャピタリストになることを決めました。
またVCやスタートアップの業界では、比較的失敗を受け入れることができる環境が整っているため、果敢に挑戦できる点も刺激的で魅力を感じました。


ーー数あるVCの中から、なぜPlug and Play Japanを選んだのでしょうか。

これまでは大手企業で働いてきましたが、トップダウンで物事が決まることが多かったため、より裁量権をもって働きたいとも考えていました。

個人的には、投資するうえで幅広くチームメンバーの意見を取り入れながら意思決定をしていきたいと考えています。そのため、より自由度高く働ける環境を求めていました。また前職では、シリーズAやシリーズBのグロースステージと呼ばれるスタートアップへの出資が多かったのですが、ベンチャーキャピタリストとして、まだ市場に出ていないようなアーリーステージのスタートアップの斬新な技術と触れ合える機会を増やしたいと考えました。

Plug and Play Japanを立ち上げたCEOであるフィリップさんや、COOの内木さんと話をして、日本のスタートアップエコシステムそのものの発展に非常に強い使命感と情熱を持って取り組んでいると感じ、希望する働き方や環境も合致していると感じて入社を決意しました。


ーーPlug and Play Japanの投資部門は、どのようなチームなのでしょうか。

とにかく”楽しい”という言葉が当てはまるチームだと思います。全員がより良い投資をするための努力を惜しまず、高いプロ意識をもって業務に取り組んでいます。私たちの基本方針として、チーム全員で話し合ったうえで投資の意思決定を行うことを大切にしています。そのため、意見を発しやすく風通しが良いのも特徴の1つです。肩書きや年齢関係なく、フラットに話をし合える環境を作るようにしています。

また各々のメンバーが得意とする領域があるので、お互いに敬意を持ち合い個々人の強みを発揮することで、チーム間でさまざまな化学反応が生まれ、仕事をしていて面白いです。このチームとしての高い総合力こそ、私の誇りでもあります。


投資部門のメンバーで打ち上げの様子。定期的にチームボンディングの時間を設けています。


ーー具体的にチーム力が高いと感じるのはどういう時でしょうか。

まず行動力だと思います。
1つの目標に対してさまざまなアイデアを出し合い、方向性が見えたら各メンバーがすぐに行動に移す、この速さだと思います。投資検討をするためのさまざまな業務において、そのインプットを増やすための勉強会の実施や、業務効率の改善策の立案・実行など、スピード感を持って次々と新しいことに取り組んでいけるチームだと思います。

また個々人が行動して終わりではなく、助け合いの精神が強いのも特徴の1つです。例えば、誰かの業務が逼迫した場合、嫌な顔ひとつせずに他のメンバーがすぐにサポートに入ったり、忙しいメンバーのフォローに入ったり、お互いが気持ちよく働けるように意識・行動できる気持ちの良いメンバーが揃っていると思います。
メンバーの話をするだけで、私自身が楽しくなります(笑)


ーーMaさんがリーダーとしてやりがいを感じるのはどんな時ですか。

チームのメンバーの成長を実感できる時が何よりも嬉しいです。あるメンバーが投資判断をしきれずに低迷していた時期があったのですが、一緒に伴走することでめきめきと頭角を表し、今では他のメンバーからも高く評価されるまでになりました。またジュニアのメンバーが、アナリストとして良い投資案件を提案するだけではなく、その案件を非常に分かりやすく説明することで評価されるなど、メンバーのアウトプット力の向上を目の当たりにするとリーダーとして強いやりがいを感じます。



ーーどういう時にチャレンジングだと感じますか。

Plug and Play Japanで働くことは面白さの方が強く、大変さを感じたことはないです。しいてあげるとすれば、これまで10年以上にわたり積み重ねてきたキャリアから、自分自身の”常識”があるように、それぞれのメンバーにもこれまでの経験から得た”常識”があります。そのため、時にはミスコミュニケーションが生まれます。その時に、リーダーとしての力量が求められるため、試行錯誤することはあります。


ーー将来のビジョンや実現したいことについて教えてください。

まずは日本で一流のベンチャーキャピタルになることを目指しています。ここでいう”一流”というのは、決して投資件数の多さや金額の大きさというわけではなく、「海外で挑戦したいならPlug and Play Japan」と第一想起してもらえるような、特定のマーケットにおいて必要とされるベンチャーキャピタルへと成長させていきたいと考えています。また各メンバーの特技・強さを活かし、その分野においてキャピタリストとしてメンバーの名前を想起してもらえるように、メンバー育成にも力をいれていきたいと考えています。


ーー最後に、どんなメンバーと一緒に働きたいですか。

まず大前提として、スタートアップに対して情熱を傾けられる人です。情熱が何よりも大事です。本物の情熱は人の行動量と創造性、モチベーションを大きくあげるからです。

次に、キャピタリストとしてキャリアを深め、磨き続けていきたいという意欲が高い人と働けると、なお嬉しいです。やはりその方がチームとしてもナレッジやノウハウを蓄積しやすく、安定的にチーム力を高められるためです。

スタートアップ業界が好きで、キャピタリストとしてキャリアを高めていきたい方は、ぜひ一緒に働きましょう!




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