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メンバー、会社、クライアントと並走していく。社長が目指す今後のアンティルの”姿”とは。

今回はアンティル代表取締役である桂社長のインタビューをお届けします。

事業やビジョン、桂社長個人のこれまでの生き方や、組織づくりに対する想いについても伺いました。

アンティルの理念や事業内容、メンバーの雰囲気を知りたい方、PR・広告業界に興味のある方に是非読んでいただきたい内容となっています!

2021年の桂代表インタビューはこちら

▶︎https://www.wantedly.com/companies/company_5614832/post_articles/338763

|目次|

⑴ 「理想共創パートナー」として、マーケティング領域を超え企業が掲げる理想像を実現

⑵ 僕がいたから人生が変わった、という人を増やしたい

⑶ 社長がいらない会社が理想ー組織づくりへの想い


「理想共創パートナー」として、マーケティング領域を超え企業が掲げる理想像を実現

本日はよろしくお願いします。まず、自己紹介をお願いします!

株式会社アンティル 代表取締役社長の桂俊成です!本日はよろしくお願いします。

新卒で株式会社ベクトルに入社し、1年目はイニシャルという会社へ配属となり、新規事業の立ち上げをメインで行っておりました。2つの新規事業を立ち上げた後、2年目からはPR業務を担当。3年目からアンティル社に異動し、営業をしていました。5年目には営業として年間1億円の粗利を獲得し、全社MVPを獲得。この実績を評価いただいて翌年から部長に就任し、新しい営業組織づくりに携わりました。そして入社8年目の2020年から、アンティル社の代表取締役を務めています。社長になって今年で4期目になります。

ありがとうございます!よろしくお願いいたします。さっそく会社についてお聞きしていきたいのですが、どのような事業を行っている会社なのでしょうか?

主にPR事業を行っています。

世の中にはいい商品、サービスがいっぱい眠っていると思うんですよ。PR事業というのは、そうしたものを1人でも多くの方に知っていただくお手伝いをする仕事です。

PRといっても、会社が成長するにつれ、クライアントにご提案できるソリューションの数はどんどん増えており、課題解決の幅はかなり広くなっていると思います。

例えば、「売り上げが上がらない商品のメディア露出を増やしたい」というオーダーがあった場合に、単に「ではメディア露出を増やしましょう」とお答えするのではなく、なぜメディア露出を増やしたいのか?そもそも売り上げが上がらない本当の原因はどこにあるのか?といったところから考え、本質的な課題解決を目指します。それが例えば事業側に問題があって売り上げが思うように立たない場合には、そこに対してPR視点でアプローチし、様々なご提案をさせていただきます。

社員と会社の成長によって自分たちの武器が増えてきているので、PRというよりはコンサルティングのような立ち回りをして、事業創造に関わっていくこともありますね。

会社の成長が強みを増やし、多面的な課題解決のための提案もできるようになってきているのですね。では、社長に就任してからの3年間で、具体的にはどのような変化があったのでしょうか?

初年度は新型コロナウイルスの影響を大きく受けたのもあって苦しい時期でした。新規事業が形にならなかったり、そんな中でついていけないと感じるメンバーも出てしまったり。70名ほどの大きさの組織だったのですが、自分のマネジメント経験では至らない部分もあって、辛い1年目でした。

ただ、2年目になってくると、自分の考え方を理解してくれる社員や、頑張りを見てくれる人も増えていって、業績もだんだんと上がってきました。光が見えてきた、という感じでしたね。そのあとはだんだんコロナの影響も緩和されてきて、3年目には目標が達成できるところまで回復しました。

そして4年目となった今年は、圧倒的な目標を掲げ、メンバー1人1人がやりがいを感じられるような会社を作っていきたいと思っています。

新型コロナウイルスの悪影響を乗り越えて、今があるのですね。結果を出すために取り組んでいることはありますか?

そうですね。具体的なところでいうと、私たちが、良い商品やサービスをお届けするその「生活者」の行動を細かく正しく予測して、施策を打つということでしょうか。

例えば、PRしたい商品が雑誌やWEBメディアに掲載されたり、TV取材を受けたりするとします。メディアで情報が流れると、皆さんそれをSNSに書き込んだり、インターネットで詳しい情報を調べたりしますよね?この時、生活者が情報に触れたあとにどのような行動をするか予測して、商品と生活者がきちんと繋がれるような仕組み=売り上げまでの道筋を作っておくのが重要です。

今回例に挙げたようなケースだと、SNSやインターネットから企業ページや商品のお問合せ先への導線をきちんと設計する、などになります。

PRをして終わりではなく、その後のユーザー体験までイメージするのですね。クライアントの立場に深く入り込んでPRを考えているからこそ出てくる施策ですよね。PR事業は一つの手段だと考えられているというか…本質的な課題解決への強い想いを感じます。

僕たちの仕事って、クライアントのPR課題やマーケティング課題を解決していくというところがメインにはなってくるのですが、それだけではないと思っています。クライアントがどんな理想を掲げているかを知って、そこに近づくための提案をする。また、そもそもの理想を共に創っていくというパターンもあります。

だから、「理想共創パートナー」というスローガンを掲げているんです。

マーケティングだけ、PRだけでは足りない。人材にかかわることやコミュニケーションや、本当に色々なことを総括的に扱っていく、マーケティングパートナーのさらに一段階上のパートナーになりたいと思うんです。

理想に寄り添い、理想を共に創っていくための課題解決策を提案していくんですね。単にPRの外注会社というより、本当の意味のパートナーとしてできることは全部やるというイメージでしょうか。

そうですね!クライアントの事業成長に寄与できることは領域を限定せずに全部やります。

「理想共創パートナー」について、詳しくはこちらのストーリでお話ししているので、興味のある方は是非ご覧ください!▶︎https://www.wantedly.com/companies/company_5614832/post_articles/471859

会社についてお聞きしたところで、ここからは桂さん個人について詳しくお聞きしていきたいと思います。どのような子ども時代を過ごしてきたんですか?

小学校の卒業アルバムにはもう「経営者になる」って書いてましたね。家族全員が経営者なんです。だからリーダーとしての教育環境に恵まれていたと思います。「何かしてもらうと幸せだけど、それは一瞬だけで、人に何かをした方が自分の幸福度がすごく上がるよ」というふうに教えられていました。ギバーの精神ですね。

英才教育ですね!営業のプレイヤーとしてのスキルも、もう早いうちから身につけられたのでしょうか?最初のほうのお話で「営業としてMVPをいただいた」とのお話がありましたよね。

そうですね…。思い返してみると、子どもの時から、自分の提案が通るということは多かったように思いますね(笑)そういう意味では、営業力に関しては昔から少し自信をもっていたかもしれません。

本格的に営業力をつけないといけないと思ったのは大学時代でした。そこで、新聞の営業にチャレンジしたんです。大学生500人くらいが新聞を売るのですが、同じような立場の人間が同じものを売るので、そんなに差がつかないはずですよね。その環境の中でも売り上げに差を作る事ができれば、自分に営業力があると認めていいんじゃないかという想いでやっていました。

結果として関西エリアで一番売り上げました。

関西No.1ですか!すごいですね。その時の経験はやはり今に生きているんでしょうか。

営業スキルや、どうやって人の心を動かすか、自分のマインドやモチベーションの保ち方を学んだのがすごく生きていると思います。でもそれだけではなくて…。

当時は一軒一軒回ったり、マンションに飛び込んだりして営業をかけていて、断られることは日常茶飯事だったんです。対面でいきなり水をかけられることもあったんですよ。かなりシビアな環境を経験をしてきたので、「あの時の辛さに比べれば」と思って今頑張れているというのはあると思います。

厳しい営業経験が、スキルだけでなくマインドセットの面でも今に生きているんですね。

はい。経営者として、ひとつ「営業」という武器があるのはよかったと思います。

大学で営業スキルを身につけたあとも、「経営者になる」という目標はずっと持っていらっしゃったのですか。

そうですね。30歳で経営者になる、というふうに人生設計を立てていました。経営者になるまでは一般企業、それも自分が一番成長できる企業に入ろうと思っていて。

新卒入社してから30歳になるまでの約10年間に成長して結果を出すとして、大手の会社だと最年少部長が狙えるかな?くらいで終わる想像がついたんですけれど、ベクトルなら自分が社長になっている未来もあり得るなと。それも含めて色々な経験をしたい、どうなるかわからない会社に入りたいと思っていましたね。

どうなるかわからない会社に入って自分を成長させたいというのは、とてもチャレンジングですよね...!挑戦したからこそ経営者になるという目標が達成されたのかと思うのですが、その先の目標としては何かあるのでしょうか。

僕自身の人生のゴールとしては、「僕がいたから人生が変わった」とか、「僕が指揮する会社にいて、人生がポジティブに変化した」と思う、そういう人を増やしたいと考えているんです。ちょっとクサいと思われるかもしれませんね(笑)でも、本当に本当にそう思っています。

社長がいらない会社が理想ー組織づくりへの想い

人生の目標として「僕が指揮する会社にいて、人生がポジティブに変化した」という人を増やしていきたいというお話だったのですが、会社経営で特に心掛けていることはありますか?

色々あります。社員1人1人にも当然、人生の目標やゴールがあると思っているのですが、そのゴールの達成のためにこの会社は何ができるだろうということを考えています。彼らが目標に早く近づくための環境を作りたいと思っているんです。本人の希望や適性を鑑みて、例えば、将来は自分で何か事業を立ち上げたいという方でしたら新規事業部に配属するとか。この会社に入ってよかったと、少しでも思ってほしいですね。

何か目標があったり、成し遂げたいゴールがあって入社してくるメンバーが多いんですね。

多いと思いますね。もちろんまだはっきりしていないメンバーもいて、そういう方の場合はまずはゴールを設定するところから一緒にやっていきたいと思っています。人生の目標を見つけるきっかけ作りのためのプロジェクトも行っているんです。

面白そうですね!プロジェクトではどのようなことをされるんですか?

それぞれの人生を丁寧に振り返るところから始めます。好きなものは何で、どんなものが嫌いなのか。きちんと紐解いていくと好きなものの共通点が見つかって、そこからじゃあ自分がしたいことはなにか?というのが分かってくることもあります。

そして自分が将来実現したいことが具体的に見えてきたとして、それってこんな人生を送りたいと考えているからじゃないかな、という風にゴールを明確にしていくんです。

理想を共創していく、というのはクライアントに対してもそうですけど、会社のメンバーに対しても同じ姿勢で向き合っているんですね。

そうなんです。「理想を共創していく」という想いはもちろん僕だけではなく、メンバーも持っていると思います。クライアントの課題を自分の課題と捉えて並走していくスタンスが全員にあると感じますね。現状に満足しないというか、もう少しできるんじゃないか?まだやれることがあるはずだ、という風に考える方が多いです。皆与えられた仕事をこなすだけじゃなく、その先まで動いているイメージです。

それだけではなくて、人間的に「良いヤツ」が多いと思います(笑)

誰かが頑張っているときに、当たり前ですが足を引っ張るような雰囲気はないです。チームで動いていくという意識が高く、人の気持ちをよく考えるメンバーが多いように思います。全体的にポジティブな空気感がありますね。

組織づくりの面でも、「共創」「並走」「向上心」というのがキーワードになってきそうですね。

はい。一緒に働きたい人のイメージとしては、チャレンジ精神がある、挑戦する人というのがまず挙げられるかなと思います。僕らとしては、年次や立場に関係なくどんどん発言してほしいです。普通だったら、社長に物申すってハードル高いじゃないですか(笑)でも、ガンガン言ってきてほしい。何かあっても言えなくて、ストレスが溜まってしまうほうが問題だと思うので。

現状でも結構みんな僕にいろいろ言ってくれるんですけど、まだ僕が見えていない部分もあるかもしれないとは思っていて…組織全体としてさらに何でも言いやすい雰囲気にしていきたいですね。

あとは、自責で物事を考えられる人でしょうか。自分のミスを他人や環境のせいにしないということはもちろんですが、チームで誰かがミスしたときでも、自分が一声かけていれば変わったかもしれないというような思考を持てる人ですね。

自責で考えられるメンバーが集まっていると、ものすごい相乗効果が生まれそうですよね!会社全体としては、どんなところを目指しているのでしょうか。

日本のすべての企業にとって、なにか悩んでいるときに一番最初に頭に浮かぶ会社を目指したいと思っています。

ちょっと売り上げが伸び悩んでいるなとか、どうしたらいいんだろう…となったときに、そうだアンティルに頼んでみるか!ってなるような。

日本中の企業の頼れるパートナーという感じですね。

そうです!会社として目指しているのはそこですね。そして、組織として理想なのは、「僕がいらない組織」かなと思っています。

社長がいらない組織ですか!?

はい(笑)それって、もう社員一人一人の力が凄く成長していて、僕がいなくても自走できているってことですよね。なんなら、社長よりも強いと思える武器を持ったメンバーが出てくるような、そんなイメージです。最近はかなり権限委譲をして、メンバーが担う領域も大きくなってきています。

例え僕がやった方が早いようなシーンがあったとしても、僕ひとりが成長するよりも、全社員が110%成長した組織のほうがもっと伸びていけると考えて任せるようにしています。任されたメンバーはやっぱりすごく成長していますね。それで、最終的には社長いらないなと思ってくれたらいいなと(笑)

もちろん、本当にいらないと思われないように僕自身も成長し続けますけどね!

社長がいらないくらい成長した組織、というのはすごいパワーがありそうですね。最後に、桂さんにとってアンティルはどういう存在なのか教えてください。

色々な想いがあるので、一言では表しきれないかもしれないのですが……。家族みたいなものですね。生きがいであり、大切な仲間です。

本日はありがとうございました!最後に、読者の方にコメントをお願いします。

こちらこそありがとうございました!興味を持ってくださった方、ぜひ一度お話ししましょう!

このストーリーを読んで

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