【後編】アジャイルの沼にハマっていませんか?アジャイル開発を推進するSOMPOの実態を大公開!
前編に続く後編の記事になります!
後編では、実際にSOMPOのアジャイル開発で成功した事例の紹介や、SOMPOだからこそのアジャイル開発の良さ、そしてそのような環境下でアジャイル開発を経験することによるエンジニアにとってのメリットなどについても詳しくインタビューしてみました!
最後までどうぞご覧ください。
▽【前編】はこちら!
◆お話を伺ったメンバー◆
阪 倫嘉
SOMPO Digital Lab Sprintチーム チーフエンジニア
「モバイル!SOMPO」事業においてはネイティブアプリの開発だけでなく、グループ会社や協力会社との調整も含めた、エンジニアリング全体の統括を行う。
趣味はドラクエウォークとソロ映画館
監修:木村 一統
SOMPO Digital Lab Sprintチーム リードエンジニア
LIghtPASS / WiTH Health事業においては、リリース前の初期段階から携わるエンジニア。その後も両プロダクトの開発・運用に邁進する。
趣味はトレッキングと3Dモデリング。
SOMPOのアジャイル開発で、実際の成功事例を教えてください。
阪 :
だいたい全部成功しているんじゃないでしょうか。
木村:
本当かなぁ(笑)?
阪 :
ひとつ例を挙げると、とあるグループ会社が最初にベンダーに相談したところ、「半年から1年かかります」って言われたそうで、「それだとスケジュールが間に合わないのでSprintチームでなんとかなりませんか?」という相談を受けたことがあります。
その時に、ベンダーの見積りよりも早くローンチできたのは、成功体験の中でも特に印象深いですね。ベンダーの見積もりより早くローンチすることで、アジャイル開発の良さであったり、ウォーターフォール開発とのスピードの違いを理解してもらえるのではないかと思います。
また、そのような事例を何回か経験していくうちに、「Sptintチームと一緒に仕事しよう」といった風に、まず最初に私たちに声をかけてくれるようになったのが嬉しいです。
改めて、SOMPOのアジャイル開発の良さってなんでしょうか?
阪 :
まず前提として大切なのは、「何と戦いたいか」だと思うんですよね。
例えば、アジャイル開発の体制や組織体が整っているところで、エンジニアリング能力だけを遺憾無く発揮したいのか、それとも組織ごと変えていきたいというスケールの大きい意欲を持って働きたいのか。それによって、何を良いと感じるかの感じ方は変わってきますよね。
SOMPOのSprintチームの場合、まだまだ新しい組織なので、やはり組織的にアプローチをしていかないといけない要素というのも多々あります。
なので先ほど成功体験としてお話しした、「ベンダーが1年かかると言ったところを、2ヶ月でローンチして、そんな実績をきっかけにして会社の文化まで変えていきたい」というような野心を持ったエンジニアであれば、SOMPOでアジャイル開発をする魅力は感じてもらえると思っています。
木村さんはどう思いますか?
木村:
私もまったくその通りだと思います。阪さん良いこと言いますね(笑)。
阪 :
コードを書いたり設計したりといった開発自体は、どこの会社でやってもそんなに変わらないじゃないですか。
ただ「何と戦って」「何を目的にしてるか」という部分において、「組織を変えていきたい!」と思っている人には、SOMPOのアジャイル開発環境は非常にチャンスが多い環境になるのではないでしょうか。
アジャイル開発を通して、エンジニアはどのようなことが得られると思いますか?
阪 :
何かをシステム化する時というのは、「誰が・何のために・どういう苦労をしている」というのを察知して、そこを便利にしてあげるのがアプリケーションを作る人間のモチベーションだと思うので、「誰が」や「何のために」が分からないまま開発に入ることは基本的にないと考えています。
その点、アジャイル開発をやる場合は、事業部門の人やデザイナーと関わるだけでなく実ユーザーの意見も調査できるので、この辺りの情報が幅広く大量に手に入り、より強いモチベーションで開発に臨めると思います。
このように、自分が作っているプロダクトの合理性に対して深く向き合えるところが良いなと感じます。
あとはアジャイル開発をするにあたって、エンジニアはある程度ちゃんとした技術を持っていないと難しいんですよ。
例えば毎日1回不具合修正をリリースしましょうとなった場合、ウォーターフォール開発をメインでやっている会社では持っていないような技術を使わないといけない。なのでエンジニアとしての技術は自然と磨かれていくのではないでしょうか。
木村:
そうですね。あとはウォーターフォール開発よりは開発サイクルが早いので、エンジニアとして色々なことを短期間で学べるというのも1つのメリットかなと思いますね。
もし3年続くウォーターフォール開発に参画していると、決まりきった技術スタックしか使わずに3年経ってしまったということもあると思いますが、アジャイル開発であれば適宜その時に最良なものを使うことができるので、方針転換もしやすい開発体制だと思います。
そのような環境が、技術力の向上につながると言っても過言ではないんじゃないですかね。
阪 :
私自身が学んだ話になってしまうのですが、「無駄な機能を作らない」「機能をどこまで作り込むか」という観点はすごく学べたと思います。他には「その機能、いま本当に要るの?」という機能優先順位の考え方も身につきましたね。
木村:
私が日頃よく言っているやつですね(笑)。 (その様子はこちらからご覧いただけます!)
阪 :
日々の業務の中で段々と、「ここまで作り込まないといけないな」という知見が蓄積されているというか、その辺りの感性が出来上がっていくような感じはします。
あとは、「ガッツリ作り込んだら1ヶ月かかるけど、ちょっとで良いなら2日くらいかな。それでもお客様が問題なければ、どっちがいい?」というような提案もエンジニアからできるようになりますし、トレードオフに対する思考が身に付くのは、アジャイル開発ならではの良さだと思いますね。
お二人とも、ありがとうございました!
今回は、Sprintチームのエンジニアを統括する阪さんと木村さんに、お話いただきました。
アジャイル開発を取り巻くSOMPOの現状について、リアルな意見を聞くことができる、大変貴重なインタビューとなりました。
アジャイル開発を推進しているSOMPOですが、応募者の方にアジャイル開発経験の有無は問いません。
今までアジャイル開発を経験する機会がなかった方からの応募も歓迎していますので、興味を持った方はぜひ下記「話を聞きに行きたい」よりカジュアル面談にご応募ください!
SOMPOホールディングスでは、今後も様々な社員やプロジェクトを紹介する記事を掲載していきますので、次回もどうぞお楽しみに。