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留学で高まった「ローカル」への想いをNEWLOCALで実現する

こんにちは、NEWLOCAL インターンの榎本草滋朗です。私は現在大学4年生で、留学からの帰国後に大学の授業や就職活動が始まるまでの期間を使い、4ヶ月ほどフルタイムに近い形でインターンをしていました。このポストでは私自身のNEWLOCALとの出会いとそこでの経験を紹介させていただきます。

幼少期から大学まで

私は、長野県飯山市という北信越の自然豊かな街で生まれました。その後、5歳になる前に埼玉県西部の町に移り住み、農業・林業に携わってきた父親の元、川遊びや山登り等を通じて常に自然と触れ合うような幼少期を過ごしました。学生時代はほとんどをサッカー部での活動に充て、大学受験は唯一の得意科目だった英語を使って乗り切り、将来に関しては、何となく海外で働きたいと考える程度でした。

まちづくりへの想いとNEWLOCALとの出会い

そんな私がまちづくりに携わりたいと考えるようになったのは、緊急事態宣言下での生活です。一人暮らしをしていた私は、授業やサークルといった活動が全て遠隔で行われるようになる中、孤独を感じると同時に、自己肯定感を失ってゆきました。「人との繋がり」を明確に意識したのは、この時期だったと思います。私自身が、人との繋がりを常に感じていたい。そして、誰もが、何となく人とのつながりを感じていられるような社会を作りたい。そう思うようになりました。

私は大学3年の秋から約1年間、アメリカ・ロサンゼルスの大学に交換留学に行きました。白人の割合が3割にも満たないという、世界の中でも最もグローバルな都市の1つであるロサンゼルスですが、そのような環境で過ごしていたからこそ、より一層コミュニティや繋がりなどと言った「ローカル」の存在が自分の中で大きくなりました。その中で、帰国後出会ったのがNEWLOCALです。元々自分が埼玉の片田舎出身ということもあり、あえて地域に目を向けたことはありませんでした。しかし、都会では失われつつある「結びつきが強いコミュニティ」が繋がりを創出する上でヒントになるのではないかと考えたこと、自分の生まれ故郷に程近い野沢温泉村で事業を行っていること、何より代表・石田の地域への想い、「地域に未来の希望を感じる」という言葉に突き動かされ、インターンとしてジョインすることを決めました。

「村民」としてまちづくりのプレイヤーに

NEWLOCALでは、プレイングマネージャーという形で、NEWLOCALの子会社である野沢温泉企画が地域で運営する施設の経営に携わっていました。具体的には、野沢温泉で既に営業を開始していたミュージックバー「GURUGURU」と「野沢温泉ロッヂ」の運営体制の整備と、売上向上施策の考案及び実施を担当していました。

インターンではありながら、現場運営をほとんど丸ごと任せていただいた形になります。非常に裁量の大きい仕事でやりがいは感じつつも、苦労は多かったです。まず、宿泊・飲食店営業に関する知識を短期間で吸収しつつ、その中でも常に先に進む必要があることです。ロッヂの方を例に挙げると、私は運営体制整備の一環として各種許認可の取得を行っていました。手続きを始めるにあたり、まず保健所など各公的機関にコンタクトをとりながら、必要書類と手順の把握を行います。その後、村民の方にお願いして消防点検業者を紹介してもらったり、地域の食品衛生指導員に直接出向いて申請に関するアドバイスをもらう等しながら書類作成を行い、作業を進める中で実感したのは、地域でまちづくりを行う際の「関係性」の大切さです。

例えば都心でホテルを作るとなった際は、点検業者等もネットで探せばすぐに出てくる、駐車場はお金さえ出せば貸してくれるかもしれません。しかし、野沢温泉では「お金」だけで人に動いてもらうことはできません。地域の清掃や集会に参加して周りの人々との関係性を深めることによって初めて、事業を進めることができます。それは一見面倒なことに感じられるかもしれませんが、その中で自分の中の新たな感情に出会うこともできます。私は、ロッヂの担当者として地区の温泉の掃除に何度か参加しました。野沢温泉には13箇所の無料で入れる公衆浴場「外湯」が存在しますが、それは、「湯仲間」と呼ばれるその地域の住民の組織によって管理されています。私はこの「湯仲間」の一員として温泉の清掃を月2回程度担当していました。その中で、一緒に掃除をした近所の方に「ありがとう」という言葉をかけてもらったことがあります。人生で、学校や仕事ではなく地域でそのような言葉をかけてもらったことが初めてであり、非常に嬉しく思うと共に印象に残りました。

少し話が逸れてしまいましたが、NEWLOCALでのインターンを通じ、自分が全く知らない領域に入ったとしても、自分の足で情報を集めたり、協力を仰ぎながらなんとか仕事をやり遂げるというバイタリティは大いに身についたと感じます。また、それ以外にもたけのこ狩りや湯澤神社の例大祭など、野沢温泉の四季を感じながら、村民に近い立場でまちづくりに携われたことは今後の人生を送る上でも非常に大きな経験となりました。

今後の展望

4ヶ月間野沢に滞在し、NEWLOCALのインターン生として働く中で、村の人やNEWLOCALが主催するイベントの登壇者をはじめ、様々な人と出会いました。その中での1番の学びは、まちづくりに立場や職種は関係ないということです。私がインターンを始める前は、まちづくりの主役はデベロッパーや公共機関であると考えていました。しかし、「まち」というのは、不動産会社や役所だけで成り立っているわけではありません。野沢温泉では、「野沢温泉を良くしたい」という共通の想いを持ちながら、日々様々な人が活動しています。そこに立場や職種の違いはありません。村民、旅行者、移住者、飲食店、民宿、村役場などそれぞれがそれぞれのやり方でまちづくりに携わっています。私の今後の目標は、自分がどのような立場から関わりたいか・関わるべきかを決めることです。それを、人やコトと出会う中で考えていけたらと思っています。

最後に。地域活性化に興味がある、チャレンジングな環境で実力を磨きたい、日本の未来を主体的に作っていきたい。そんな人にとって、NEWLOCALは多くのチャンスや出会いをくれる場所になると思います。ぜひ飛び込んで見てください!


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