趣味でなく“興味”を仕事に
株式会社作作のメンバーと、その仕事内容をお伝えする「社員インタビュー」。記念すべき一人目として、管理本部のS.Kさんに話を聞きました!
◆プロフィール◆
S.K(管理本部・営業部 マネージャー)
2010年に入社。現在は管理本部を取りまとめるとともに、営業部でも活躍している。
趣味は海外旅行。いつかヨーロッパ各国を制覇しようと、コロナ禍以前は毎年1ヶ国ずつ巡っていた。次に行きたい国はクロアチアとハンガリー。
Q.現在どんな仕事をしているか教えてください
まず管理本部では、総務をマネジメントしています。採用担当でもあるので、応募者のみなさんが初めて会う「作作」のメンバーは私かもしれません!
営業としては、取引先から案件についてヒアリングし、社内のエンジニアをマッチングさせています。
作作のメイン事業は、エンジニアが案件に常駐するSES(システムエンジニアリングサービス)です。SESの営業は商品を売るというよりも、取引先とエンジニアの間に立つような役回り。一般的な営業職とは少し違います。“IT業界の人材コーディネーター”とも呼べるのではないでしょうか?
短大時代を思い出し、旅行業界からIT業界へ
Q.学生時代から作作に入るまでのことを教えてください
短大で情報を学んだ後、4年制大学の法学部3年生へ編入しました。今振り返ると、作作での仕事に繋がっていて感慨深いですね。短大で得たITの知識は業務に生きているし、大学で商法を学んだおかげで、契約書の内容などもスムーズに理解できます。
とは言いつつ、卒業後は日帰り旅行を手がける会社へ就職。昔から旅行が好きで「仕事にしたら楽しそう!」と思ったんです。けれどハードな毎日で休みは思うように取れず、自分が旅行する時間なんてありませんでしたね……。
「趣味を仕事にするのはやめよう」と転職を決めました。そのとき頭に浮かんだのは、短大時代に惹き込まれたITの世界。「このIT業界で本格的に仕事できないか」と踏み出したんです。
エンジニアの技術を誇り、エンジニアの成長を大切に
Q.前職のときに作作と出会っていたんですね。入社したきっかけは?
社員同士の食事へ誘われて交流を持つうちに、「この会社で働きたいな」と思うようになったんです。
その大きな決め手は「エンジニアの技術を誇りにしていること」でした。というのも、営業肌だった前職の社長と比べ、作作の社長は自身も技術者。だからこそ、数多くの案件を契約することよりも、「エンジニアの技術で貢献すること」を大切にしていたんです。同じSES企業でも、全く違った視点を持って働けそうだと感じましたね。
はじめは事務職として入社。数年後に社内体制が変わるタイミングで、営業にも携わりはじめました。
Q.エンジニアの技術を誇りに。現在そのイメージ通りに働けていますか?
はい。未経験のエンジニアでもしっかりした研修を行うことで、胸を張って送り出せています。
しかし同時に、「営業としての交渉力が試されているな……」と感じます。
作作は、なりふり構わずどんどん案件を勝ち取ってくるような営業スタイルではありません。もちろん売上を作ることは重要な役目です。しかしそれ以上に追い求めているのは、エンジニアの成長。プログラミングから要件定義、チームのマネジメントまで幅広いスキルを身につけてもらうことなんです。
そのため、エンジニアが成長できる案件でなければ、お断りすることも珍しくありません。例えば、「このシステムの運用を長期的に任せたい」「この案件ではAの領域のみ任せたい」なんて相談もあります。あまりに長期過ぎるものや、特定の領域しか手がけられないものだと、エンジニアは次のステップへ進めません。
もちろん全ての理想を叶えることは難しいです。しかし作作の方向性やエンジニアの希望と合わなければ、イエスマンにならず、営業として取引先と掛けあっていく必要があります。
もはや、親のような気持ち……
Q.この仕事のやりがいは何だと思いますか?
やはり、エンジニア一人ひとりの成長を間近で実感できることですね。
例えば、エンジニア未経験で入った社員が、私の紹介した案件でエンジニアデビューを果たす。そして次に紹介した案件で、より高度な技術に挑戦していく……。できることを一緒に増やしていけるんです。
「新しい資格を取りました!」なんて報告をしてくれると、私まで嬉しくなっちゃいます。「彼はこのフェーズまでできるようになったから、次はこの案件を任せてみよう」と、頼ってしまいたくなるメンバーも。もはや、親のような気持ちですね(笑)。この喜びは今までの仕事では味わえませんでした!
私は採用と営業、どちらも行う立場。だから一層大きくやりがいを感じられるのかもしれません。
Q.最後に、営業としての今後の目標を教えてください!
取引先を少しずつ増やして、エンジニアが活躍できるステージをどんどん作っていきたいです。お伝えした通り、SESの営業は“人材コーディネーター”のような存在。特に作作においては、エンジニアが成長し、スキルを発揮できる場を生み出すことが、営業のミッションとも言えますね。
もちろん、取引先を支えることも大切な使命。今、社長が手がける中小企業向けのIT導入コンサルティングも、じきに営業チームが担っていこうと計画しています。
会社の売上だけに目を向けるのではなく、それ以上にエンジニアや取引先とまっすぐ向き合おうとする……。そんな人が、作作の営業として活躍できるのではないでしょうか。