「キラキラしたDX」への違和感。
世の中、猫も杓子も「AIで革新」とか「DXでスマートな経営」とか言うてます。でも、そういう「綺麗な正論」を聞くたびに、僕は心のどこかで「そんなフワッとした話で、現場の人間が救われるんか?」と、ずっと違和感を持ってたんです。
エンジニアなら分かってくれると思うんですけど、どれだけスマートなアルゴリズムを組んでも、元データが「FAXで届いた手書きの注文書」やったら、結局誰かが目視でチェックして、必死にキーボード叩いてシステムに打ち込まなあかん。これ、21世紀の令和になっても、日本中のバックオフィスで当たり前に起きてる「不都合な真実」ですやん?
でも、FAXってすごくて、スキャンして送付するまでのUXがとてつもなく優れてるんですよね。メールに添付されたPDFのパスワード解除して、どこかに保存する作業ってUX的にはどう考えても最悪。間違いなく、セキュリティ的には優れてる。でも生産性はないですよね。だから、FAXがまだ生き残ってても当然っちゃ当然な気もします。
ただ、この「アナログとデジタルの断絶」を放置するわけにはいかんのですよね。
現場はもっと、泥臭くて痛い。
僕自身、エンジニアとして技術が大好きです。でも、僕が一番価値を感じるのは「美しいコード」を書いた時じゃなくて、「地獄のような入力作業」から解放された人の顔を見た時なんです。そして「楽になりましたわ」「ないとやってられませんわ」という声。
以前、ある現場で見た光景が忘れられません。 毎日数千枚届く紙の伝票。それを熟練の事務スタッフが、腱鞘炎になりそうな勢いで打ち込んでる。DBの不整合が起きれば、その原因を探すために何時間もレガシーなシステムと格闘する。ちなみに、予備のキーボードが横にありましたw
「これ、システム側でなんとかできへんのか?」 「いや、仕様変更しようにも予算も時間もないんです」
そんな会話が、日本の労働生産性を、年間1.8兆円分もドブに捨てさせてる。これ、ほんまに異常なことやと思いません?世の中的には、取引数も増え、データ数も増えてる。 エンジニアとして、この「負のループ」を断ち切るために何ができるか。それを突き詰めた結果が、ラストワンマイルを埋めるために、AI OCRとRPAを統合した『AI JIMY Paperbot』やったんです。
綺麗な技術よりも、本当に活躍できる解決策
正直言うて、FAXに向き合う……なんてエンジニアからしたら「地味」な作業かもしれません。でも、その「地味」な設定をAIで自動化し、生成AIを使って「表記ゆれ」を吸収させ、RPAでシステムまで流し込む。この一連の「繋ぎ込み」ができて初めて、現場の人は「働く自由」を手にできるんです。
僕らがやってるのは、単なるツール作りちゃうんです。 人口が減っていく日本で、10年後も会社が、そして働く人が生き残るための「成長戦略」であり、「新しい業務の在り方」を創ってる。そう思ってます。
だから、僕らが求めてるのは「最先端のAIを使いたい」だけの人じゃないんです。「その技術を使って、目の前の誰かの痛みを本気で消したい」と思える、泥臭いリアリストです。
「AI JIMY」に込めた、誇り高い覚悟。
製品名に「JIMY(事務 or 地味)」って入れたのは、僕なりの覚悟の表れです。 世の中を支えてるのは、派手なプレゼンじゃなくて、毎日の地道な事務作業です。その「地味」な仕事を、AIという新しい「文房具(ツール)」で変えていく。
人間が、人間らしく、もっと創造的なことに命を使える社会。 そんなん、理想論やと思われるかもしれません。「知らんけど」で済ませるには、日本の現状はあまりに深刻です。
だからこそ、僕らシー・システムは本気でやります。 「AIを文房具のような身近なツールにし、人間がより人間らしさを発揮する社会を実現へ。」 このビジョンに、もし少しでも「そうやんな」と共感してくれる人がいたら。
一度、梅田のオフィスで、泥臭いDXの話をしませんか? コーヒー飲みながら、「ほんまに現場を変えるにはどうしたらええか」、ガッツリ語り合いたいです。