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【代表インタビュー】教育・保育を基軸に、海外展開の加速や新規事業も。<前編>

幌北学園の對木理事長に創業に至った経緯についてお話をうかがいました!
教育・保育業界に興味をお持ちの方や事業の作り手として活躍していきたい方は必見です!
ぜひ最後までご覧ください!

理事長プロフィール
早稲田大学理工学部卒業。シャープ勤務。退職後、Washington University in St.Louis, MBA在学の為、渡米。在学中、日系上場企業アメリカ進出プロジェクト等に従事。MBA取得後に帰国、シティバンク法人金融部門TMTセクターに勤務。2008年、前理事長の退任に伴い現職に就く。

日本の製造業に課題を感じ、アメリカへ

ー早速ですが、對木理事長のご経歴について教えてください。

大学卒業後、大手電気通信・電気機器のメーカーに新卒で入社し、エンジニアとして次世代ディスプレイの研究開発や液晶の設計に携わりました。

そんなある日、製造業界で様々な領域に携わっていた私は、海外に興味を持ち始めました。
というのも、当時共同プロジェクトに参画していたとある企業が、海外式の組織運営体制を敷いていたからになります。

同時に、日本の製造業に課題や限界を感じていた私は、約6年間務めた職場を離れ、経営リテラシーの基準が高い海外に行くことを決めました。

ーそうだったんですね。
渡米し、現地ではどんなことをされていたのでしょうか。

グローバル化が進み日本企業の苦境が想定された中、自分の力で生き抜く力やスキルを身に付けたかったのと、将来的なキャリアとして経営と密接に関わりのあるコンサルタントや金融関連の仕事に就きたいと考えていました。20代後半でアメリカに渡り、MBA(経営学修士・経営管理修士)取得の為、大学院に通い始めました。
在学中、日系の上場企業のアメリカ進出プロジェクト等にも参画しながら、MBA取得を機に帰国しました。

帰国後は、外資系銀行のTMTセクターに入社しました。エンジニア経験があったからこそ、提案できる内容に幅ができ、現場感を理解した上での発想が入社時に評価してもらえたと感じています。

創業者の遺志を継ぎ、経営の道へ

ー元々会社を経営していきたいという想いはお持ちだったのでしょうか。

実は、自分自身で会社を立ち上げたいという想いは持ち合わせてなかったんです。

私自身、ゼロから構築していくよりも、既存のものに工夫を加えて最大化していくことの方が得意だったので、起業というのは選択肢にはありませんでした。
しかし、あることをきっかけに私は学園を継ぐことになります。

帰国し銀行に勤めて3年が経った頃、父がアルツハイマー病に罹患しました。父のアルツハイマー病が発覚した時、当時の学園は資金繰りが悪化し、経営不振に陥っていました。その時、17年前当時高校生の私に創業者である祖父から「将来、法人を継いで欲しい」と言われ断ったこと、その1週間後に祖父が亡くなり強い後悔の念に駆られたことを思い返しました。

そして、銀行員としての目線から見てもまだ立て直しが図れる状態にあったので、私は倒産が間近に迫っている学園の経営に携わることを決めました。
代表として経営に携わり、今年で15年目を迎えました。


ー様々な経緯があって理事長に就任されたんですね。

元々教育業界には、興味があったのでしょうか。

元々、全く興味ありませんでした。
しかし、教育に触れる機会や接点は昔からあったと思います。

20代前半からバックパッカーとして海外、特に発展途上国へいくことが多くありました。
旅先で現地の子どもたちと触れ合う機会もあり、日本の教育のあり方について考える機会が多くありました。
発展途上国では、その日の暮らしにも困窮している子どもたちが多くいて、彼らの生きる力と純粋さを目の当たりにし、良い意味で違和感を覚え、現地の子どもたちの生き方や環境に興味が湧きました。

教育のあるべき姿に気付いた出来事

中東の小さな町で長距離バスのバス停を探し迷っていると、小学生くらいの男の子が30分ほど一緒に歩いて道案内をしてくれました。

現地では家族の家計を助けるため、旅行者へ路上で物を販売したり、物乞いをする子どもたちがたくさんいます。またバクシーシ(喜捨)という、持てる者が持たざる者へ施しを行う風習があります。その風習に習いお礼にお金を渡そうとしましたが、その子は受け取りを断りました。感謝の気持ちを改めて伝えて何とか受け取ってもらえましたが、その子はそのお金でお菓子を購入し、なんと私や周りの子にも配りはじめたんです。

その風景を見て、大人になるにつれ失いがちな子どもの純粋さ、意思の力、そして、日本の子どもたちについても深く考えさせられました。

そこから、全ての根本にある教育に課題があることに気づき、現状ある日本の教育業界を少しでも変えたいと思うようになりました。
当学園に入園した子には、自分自身で考えて行動でき、どんな世の中でも生き抜く為の確固たる力を持てる子に育ってほしいという想いで経営に努めています。

前半記事では代表の幌北学園創業までの人生をメインに取り上げさせていただきました!

ていきたい方はぜひエントリーしてみてください。

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25卒/事業開発
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▍幌北学園について 幌北学園は、1973年に「質の高い教育の提供を通して、子どもたちの未来や地域社会への貢献を願い創業され、現在に至るまで “人と人とのつながりを大切にした教育・保育”に取り組んでいます。 現在、国内外で23施設の「認定こども園」「認可保育園」「学童施設」を運営しています。 保守的な教育・保育業界において、従来の固定観念に囚われない急成長中の法人です。 ▼施設一覧 https://www.kouhoku.ed.jp/group/ ▍幌北学園のこだわり 『固定観念に囚われない質の高い教育・保育サービスを提供』 集団ではなく、子ども一人ひとりの個性と主体性を尊重し伸ばす教育・保育の他、グローバル化に伴う多様性・コミュニケーションスキル等への対応を通して、質の高い教育・保育サービスの創出及び提供を常に心がけています。 ▍今後の展望 既存事業の他、新たな教育・保育サービスの創造の一環として、国内外での積極的な事業展開・ブランディングを検討しています。 【日本】 ・M&A等による既存事業の拡大(認定こども園・幼稚園・保育園・学童等) ・新規事業(飲食業・宿泊業・各種スクール等)への参入  【海外】 ・ヨーロッパ及び東南アジアへの新規参入・業務提携 ・既存事業の拡大(オーストラリア)
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