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What we do

一般社団法人水澤が運営する訪問介護事業所『ケアベースこうのすけ』。 手がけているのは重度訪問介護をはじめとする障害福祉サービス。 東京都内をカバーしています。 利用者様のほとんどは、重度の肢体不自由者。 誰かの助けを、常に必要とされている方です。 食事、入浴、排せつ。調理、掃除、洗濯。 家事のお手伝いも含めて、生活全般を援助。 外出するための移動中の介護も行ないます。 なかには意思の疎通がむずかしい人がいます。 1回の訪問につき、お世話をするのは8時間程度。 夜勤となれば12時間。長ければ14時間。 長く一緒に過ごします。 話すことすら思うままにいかない利用者様から、 「ありがとう」の言葉をもらえることは、ほぼありません。 それでも、やる意味がある。やるだけの価値はある。 そんなお仕事です。なぜだと思いますか?

Why we do

世の中には、人の助けがないと生活することができない人がいるのです。 お年寄りだけではありません。 病気や事故によって障害を負い、要介護になってしまった人もいます。 自宅で暮らしているにもかかわらず、人の助けがないと24時間生活できない。 家族の人も、心が休まることがない。 ところが、世の中に、介護のお仕事を選んでくれる人は少ない。 担い手が不足しています。 重度訪問介護を利用する。それは他人が暮らしのなかに入り込むことでもあります。 そういったことも含めて、もっとたくさんの人に、知っていただきたいのです。 今、私たちの身近にある現実を。

How we do

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現在の利用者様はALS(筋萎縮性側索硬化症)、脊髄損傷、多系統萎縮症などの方。 『ケアベースこうのすけ』では5名のスタッフでお世話をさせていただいています。 【事業内容】 ●重度訪問介護 ●居宅介護 ●同行援護 たとえば、病気が進行するにつれて、できることがどんどん減っていくALS。 まるで「奪われるだけの人生」。そう感じてしまうかもしれません。 人工呼吸器を使用すれば、10年以上生存することもまれではないものの、 実際につける人は10%から20%しかいないといわれます。 できることが、できなくなる。 その苦しみが生きている間、ずっとつづく。 世話をする家族にも、肉体的、金銭的に大きな負担をかけてしまう。 やりきれない思いから、躊躇してしまう人が多いのです。 しかし、それでも、私たちは、人工呼吸器をつけてよかった。 そう思っていただける人間関係を構築していきたい。 奪われるなかでも、できることをやれるようにサポートしたい。 たとえばピアノが得意だった人。 ピアノを弾くことはできなくなっても、 最新のテクノロジーをつかえば、作曲ならできるかもしれません。 難病に苦しむ患者の方たちの横のつながりをつくって、 人間関係を広げるような活動をしていきたい。 そして、その活動に、もっとたくさんの人に参加してもらいたい。 それが私たちの望みです。 福祉をもっと広めたい。幸せの助けになりたい。 みんなが思えば、そして動けば、きっと世の中は変わります。