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僕が看護師を辞めてバングラデシュのスタートアップに参加した3つの理由

 こんにちは!! miupの足立健太朗と申します.僕は大学で4年間看護学を学び,3月に無事卒業と看護師国家資格を取得することができました.しかし,昨年の5月に内定を頂いていた病院で働くことにはならず,ましてや看護師国家資格とも無縁の仕事に就くことになりました. 4月からバングラデシュで働くことになったのです!! 僕は富山県出身という田舎者で,大学を卒業するまでの22年間ずっと富山県の実家で過ごしていました.東京などの都心には1年に1〜2回訪れる程度で,東京駅構内で迷い,出られなくなるほど富山県以外の場所には疎いのです.また,ずっと実家で両親の恩恵を受けて育ってきたため,家事もロクにしたことがないという有様です. 今回は,そんな僕がいきなり実家を出て,①4月からバングラデシュで生活することになった流れと,②僕がバングラデシュで関わることになる仕事や生活についてお話ししたいと思います.

① バングラデシュで働くきっかけになった要因について,大きく分けて3つあります.

 1つ目は,ヘルスケア事業に興味を持ったことです.医療の勉強をしていることに加え,アルバイトを詰め込みでしていた際に体調を大きく崩してしまい,何日も寝込んでしまい何もできない日々が続いた時がありました.その時に僕の中で,どれだけお金があろうと,どれだけやりたいことをやっていようとも,それを行う自分自身の身体が健康な状態にないと何もできなくなってしまうと感じました.そう思ったと同時に,世の中の人が今の僕のようにならないように健康を維持することができれば,みんなが楽しいことや好きなことをして過ごす時間が多くなるのではないか,またそれはその人個人の幸福に繋がるのではないかと感じ,ヘルスケアに興味を持つようになりました.

 2つ目は,発展途上国に興味を持ったことです.大学2年生の時に,同じスキューバダイビングサークルの友人が僕をインドネシア(1)に連れ出してくれました.富山県もロクに出たことがなく,ましてや海外に1度も行ったことのない僕が航空券だけを購入し,リュック1つで1週間滞在しました.その1週間で僕の世界観が良い意味で全て壊されました.自分が日本でどれだけ甘い環境で,豊かに育ってきたかを猛烈に痛感したとともに,日本でよく見られる生気を失って電車に揺られる大人たちとは違い,インドネシアのどの人と話しても今日より明日がよくなる精神で生活しているように見え,とても輝かしく感じられました.それから僕は大学の卒業研究でもインドネシアの保健医療福祉について研究をするなど,どんどん発展途上国とそこに住む人たちに対する興味が大きくなっていったのです.

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 3つ目は、海外勤務に興味を持ったことです.インドネシアを訪れた時から,海外の人とコミュニケーションを取る楽しさを感じたと同時に,もっと英語が話せればもっともっと人生が楽しくなるに違いない,海外で働いてもっと色んな国の人と関わって仕事がしたいと思うようになりました.

 上記のこの3つの要因と,とても親しい友人がたまたま僕にmiupの存在を教えてくれたタイミングが上手く重なり,僕は12月上旬にバングラデシュでの1週間のインターンを経験したのちに,1月中旬にmiupで働くことを決意しました.


② 僕がバングラデシュで携わる仕事についてですが,miupはバングラデッシュで今以下の三つの事業に取り組んでいます.

1)都市部ミドル層〜富裕層向け:クリニック/検査センター運営・デリバリー式検診サービス

2)医療機関向け:検査受託・ラボ作り・医療機関の顧客管理システム提供サービス

3)農村過疎地向け:AIベースの検診・遠隔医療

その中で 僕が携わっているのは,1)都市部のミドル層〜富裕層向けのデリバリー式検診ビジネスクリニック運営です.Myshebaというサービス名なのですが,ベンガル語で「my healthcare」という意味になります. Myshebaシリーズは,健康診断を行い病気の早期発見早期治療に努めることを目的としており,自宅やオフィスにいながら予約一本でどこにでも医療者が訪れ,一通りの検査をし,自社ラボで解析,ネット上で検査結果を見ることができます.また,遠隔ドクターコンサルテーションが受けれるmy sheba anywhere というサービスや,医師が在中しており,いつでも訪ねてこれる検診クリニックなど,「予防」をテーマにいくつかのサービスを運営しています. 近年,バングラデシュでは糖尿病をはじめとする慢性疾患が爆発的に増えており,都市部の人々の健康意識は急増しており,顧客数も毎月増加状態です. 弊社では,my shebaだけでなく,2)や3)のビジネスで医療機関との連携を行なっているので,一度検診を受けてくれた方の健康データは,連携医療機関とともに管理し,弊社AIに学習させ,より患者さんの健康状態に沿ったアドバイスや健康アラートができるシステムを開発しています. My shebaシリーズ自体は,その場にいながら健康状態を気軽に知れるということでバングラデシュの人々に好評をいただいています.それに加えてもう一つ,とても好評な理由は,一般の人でもわかりやすいようにとmiup取締役の森田医師が工夫を凝らし,健康状態をイラストとともに可視化させた検査レポートが,バングラデシュの人たちからも専門知識がなくとも自身の身体の状態を理解できると,とても喜んでもらえています! miupは、複数の事業を回すことで未病状態-確定診断-予後を追い,患者さんの健康状態と向き合い,より適切なアドバイスや早期アラートができるエコシステム作りを目指しています!!

 またバングラデシュでの自身の生活については,インターンの1週間,就職後1週間未満の状態でのお話にはなりますが,特に困っていることはないです!!笑 シャワーはお湯がしっかりでますし,夜は蚊帳の中で寝るので,何もない状態で寝るよりは蚊に刺される心配は少ないです.また食事については,僕は外食ばかりです.予想以上にレストランやファーストフード店が多くあり,米食以外にピザやパスタなどが多様にあります(2).食事に関しての僕個人の問題点といえば,炭水化物が中心なことです.あと,コーラをめちゃくちゃ飲むことです!笑 インターン時は現地の従業員と外回りするたびにコーラを勧められて1日3~4本を1週間続けていました.その結果,インターン1週間の滞在で,3㎏太って帰国してしまいました…泣 今回は長期滞在になるので,ビタミンCのサプリや,野菜もしっかり摂取します.また運動不足解消のために勧められたキックボクシングに通おうかと考えています.

↓↓↓(2)この記事を書きながら,オフィス前のレストランにて15時のおやつとして1人で食べたフィッシュアンドチップス(筆者に痩せる気は微塵もないのかもしれません…笑).↓↓↓


 バングラデシュに始めて訪れた時に1番驚いたのは,交通渋滞です.どこに行っても車とリキシャ(3)と呼ばれる人力車でごった返ししています!またクラクションは常に鳴っていて,聞かない瞬間はないという感じです.また,車間距離という概念もおそらくバングラにはないかと思います!笑 拳一個分くらいまで距離を詰めます.信号もほとんどないので,うまく車の隙間や一瞬のスキをついて向こう側に渡るといった感じです.2、3日すると慣れると思いますし,運転手の人は轢く気はないので,そこまで心配しなくても大丈夫です!!

(3)↓↓↓インターンの際,現地社員のRashedとリキシャに乗っている時に取った写真です.↓↓↓


・・・・・・・最後に・・・・・・・

 今は英語のレベルもまだまだですので、猛勉強しています.今年中に英語を実用レベルまで昇華させます.またmiupやバングラデシュについてもより理解を深め,自分があの時感じた,人々の健康の維持・向上を図り人々を幸せにするという思いを叶えるために,精一杯頑張っていきたいと思います.また、今後2~3週間毎にバングラデシュでの生活や,現地情報,仕事について記事を書いていくので,よかったら読んでみてください.最後までご精読いただいた方,ありがとうございます.

以上,株式会社miup Business Development Manager 足立健太朗でした.

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