1
/
5

創業者の想いを受け継ぎ、食で愛ある社会を創る!|株式会社関門海代表取締役社長 山口久美子さん

「ふぐがこんなに美味しい魚だとは思いませんでした!」

というお客様からの声。

「店員の〇〇さんに『接客がとってもよかったよ』と伝えておいてください!」

というお客様からのお褒めの言葉。

「そんな温かい言葉を励みにしながら、ふぐ食文化を通じて人々を笑顔にし、明るく愛に満ちた社会を創っていきたい

そう熱く語るのは、株式会社関門海 代表取締役社長 山口 久美子さん。


創業42年余りの歴史を持ち、ふぐの取扱高および消費量で日本一を誇る、ふぐ料理専門店のリーディングカンパニーである関門海。

そんな関門海を山口さんは2018年より社長として牽引されています。

関門海は、メイン事業である「とらふぐ料理 玄品」の国内外の店舗運営(全69店舗)の他、大手通販会社やECショッピングモールでのふぐ商品販売なども行なっており、長年の歴史がありながらもベンチャーマインドを忘れず、常に新しいチャレンジを続ける会社です。

関門海はなぜ創業以来、厳しい飲食業界において常にふぐ料理専門店のリーディングカンパニーであり続けることができたのか

今回はその理由を山口社長からお伺いしました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【インタビュアー/ライター】
ー伝えたいことを、伝えたい人に、文章で響かせる会社ー
株式会社ストーリーテラーズ
ストーリーライター 平澤歩

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

業界のリーディングカンパニーである理由

関門海が厳しい飲食業界において、創業以来ふぐ料理専門店のリーディングカンパニーであり続けることができたのはなぜでしょうか。

その理由の1つは、「商品や店内環境に対するこだわりを、創業以来絶やすことなく持ち続けてきたからです」と、山口社長。

ふぐ料理店というと、一般的に高級で手の届きにくいイメージがありますが、「玄品」は「おいしいふぐ料理を手の届きやすい価格で提供する」というこだわりを大切にしてきました。

ふぐ料理店らしい上品な雰囲気がありつつも、敷居の高さを感じさせず、どんなお客様でも気軽に足を運びやすい店構え。

お客様にリラックスして料理を楽しんでいただけるよう、心を込めた社員やスタッフの接客。

そして、要となるふぐ料理については一切の妥協を許さず、独自のふぐ熟成技術・加工技術の特許を取得し、そのふぐを提供するための調理技術にも常に磨きをかけています。

関門海がリーディングカンパニーであるもう1つの理由は「会社や商品をさらに進化させるべく、社員たちが主体性を持って動いているから」だと、山口社長は言います。

「関門海の仕事の全方位360度のうち359度分は、社員のみんなが積極的に、主体性を持って行なってくれています。社長の私は残りの1度分を担っている。

うまく行かないことがあった時にも、みんなが焦らないようどーんと構えて、安心してチャレンジできるよう後押ししているだけなんです」と山口社長は笑顔で話します。


ふぐという高級食材を「最も美味しい状態でリーズナブルに提供する」という難しい課題に対し、社員が真っ向から挑み続け、アップデートを重ねている。

これが関門海がリーディングカンパニーであるゆえんです。

「ほんのわずかでも自信がない商品をお客様に提供することは『玄品』の名に恥じるという想いを、創業者である主人から強く受け継いできました。

今でも『うちの商品は一番や!』と社員全員本気で思っていますが、今後はさらに高みを目指して、『どれを食べても本当においしい』と思える商品を提供して行きたいです」

このように山口社長が情熱を燃やし、「玄品」の味を守り続ける背景には、ある大きな辛いできごとがあったのでした。

創業者の精神を引き継ぐため社長に

山口社長のご主人・山口聖二さんは、関門海の創業者であり先代の社長でしたが、2005年、交通事故により突然帰らぬ人となりました。

まさに青天の霹靂でしたが、山口社長は事故から約7年後の2012年に関門海に入社、そして2018年に社長に就任し、会社の指揮を執ることとなりました。

しかし、ご主人が亡くなった当初、社長業を引き継ぐ気はなかったと言います。

ご主人のお葬式の席で、当時お世話になっていた顧問の先生から突然「関門海はあなたが引き継ぐんですよ」と言われた山口社長。

当時は「会社のことは主人しか知りません。私は会社のことを十分に理解できていないので、引き継ぐなんて無理です」と、笑って返すことしかできなかったと言います。

しかし、ご主人が亡くなり数年が経っても、お葬式の時に顧問の先生が仰った「あなたが引き継ぐんですよ」という言葉が、ずっと頭の片隅に残っていた山口社長。

「数十年に渡って受け継がれてきた『おいしいふぐ料理をお客様に提供したい』という社風を、今後も守り抜いていくために、ずっと側で主人を見てきた私が、跡を継ごうと、覚悟を決めました」

社長就任と同時にコロナ禍に直面しましたが、店舗以外の新たな展開としてふぐの外販・通販事業を構築したり、夏場の対策として始めた「鰻料理」を社員と共に育て上げてきた山口社長。

社員が「自分の子どもを入社させたい」と思える会社の実現をめざして、関門海のさらなる飛躍に向けた土台づくりを着実に進めています。

42年以上にわたり、ふぐ料理専門店のリーディングカンパニーとして絶えず前進を続けている歴史の裏には、このような深い物語が秘められていたのですね。

食を通じて愛に満ちた社会を創る

42年以上続く老舗でありながら、現状に満足することなく、海外進出や他社とのコラボレーションなどの新たな取り組みに果敢に挑戦し、絶えず成長を続ける関門海。

その先にどのようなビジョンや夢を描いていているのか、山口社長にお伺いしたところ、このような答えが返ってきました。

「まず目指すは『100年以上続く企業に育てること』。現在、関門海は創業から42年余りですが、主人は『最低100年は続く企業にするんやで』と社員に常々語っていましたからね。

そのためには、『おいしい商品を提供すること』と『人が資本』という軸だけは絶対にぶらさず、それ以外は時代に合わせて柔軟に変化し、ふぐの新たな可能性を見出し続けることが大事だと考えています。

そのように会社を次の世代、その次の世代と進化させて、必ずこの関門海を100年続く企業へと成長させます!」

とらふぐの取扱量と消費量で日本一を誇る関門海が100年続くこと。

それは日本の水産業の発展に寄与し、その結果、ふぐ食文化のみならず、日本の食文化を守ることにも繋がります。

そして、最終的な夢は「ふぐ食文化を通じて人々を笑顔にし、明るく愛に満ちた社会を創ること」。

「創業者は、何事に対しても愛情を持つことを大切にしていた人で、企業理念にも『愛に満ちた社会を創造する』と掲げています。

我々の仕事は、美味しいふぐ料理や心のこもった接客をご提供することで、人々を笑顔にできる仕事です。

その輪を国内外に広げ、100年以上受け継ぐことができれば、『愛に満ちた社会を創造する』ことができると思うんです」と、熱く語ってくれた山口社長。

100年以上続く企業に育てる」「食を通じて愛に満ちた社会を創る

この壮大なビジョンを実現するため、山口社長はこれからも熱く頼もしい仲間達とともに走り続けます。

とらふぐの取扱量と消費量で日本一を誇る関門海が100年続く企業になる。

それは日本の水産業の発展に寄与し、結果として日本の食文化を守ることにも繋がります。

「でも、理想にはまだ、程遠いかな…」と謙遜しながら笑う山口社長。

「100年続く企業を作る」「食を通じて愛に満ちた社会を創る」

この壮大なビジョンを実現するために、山口社長はこれからも、熱い仲間達とともに走り続けます。

株式会社関門海's job postings
14 Likes
14 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 採用広報 チーム's Story
Let 採用広報 チーム's company know you're interested in their content