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【創業者インタビュー】効率化ではなく、人と人を結びつける

今回はタイズの創業者である広岡さんにお話を聞きました。なぜタイズを設立するに至ったのか。人材紹介一筋であるこだわり。タイズのこれからについてなどを語っていただきました。


■プロフィール                                        1969年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、約30年間一貫して人材紹介ビジネスを経験。 具体的には、リクルートグループの人材紹介専門会社(現在のリクルート)にて、主に関西エリアを 中心に大手企業からベンチャー企業まで、経営者や人事部長などに採用の提案をする。


【どのような経緯でタイズを設立したのですか?】

新卒で関西リクルート人材センター(現:リクルート)に入社しました。今振り返っても、最高のサラリーマン人生だったと思います。

1年目は結果が出ずに苦しみましたが、出るようになってからは、常に目標を達成し全社のMVPに選ばれたこともあります。 一緒に働く仲間にも、お客様にも、待遇にも恵まれてました。 ただ、会社が「効率化」を重視する方針に変わってから、自分が信じるエージェントの「あるべき姿」とは違うのではないか、という思いが次第に大きくなり、独立することを決めました。

企業と求職者の双方に対して理解を深め、質の高いコンサルティングを提供できる会社でありたい。その想いは、会社員時代から現在に至るまで、ずっと変わることはありません。経営者として会社の売り上げは重要ですが、そのために「あるべき姿」を追求する姿勢を崩すことは絶対にするべきでないという考えです。

マネジャーやメンバーにもその姿勢は浸透しており、売り上げや数字を行動指標にせず、全員が「価値のある仕事をしたい」という強い想いを持って、お客様である採用企業と求職者の方に正直に誠実に向き合っています。


【人材紹介業の魅力とはなんですか?】

この仕事はとにかく深い。長年やっても新たな気付き・学びがあり、面白いです。これは10~20年実績を積んでいる当社のベテランに聞いても同意見ですね。

3年ほど人材コンサルタントとして働いて「この仕事のことはだいたい分かった。もう飽きた。」と言う人もいますが、私に言わせればそれはお客様に深く入り込んでいない、表面的な仕事をしているからです。
企業と人を結ぶ、そのやり方に「こうすれば絶対うまくいく」という正解はありません。私たちが接するのは「物」ではなく「人」ですから、意思がある。気持ちや状況は刻一刻と変わります。だから企業と人を結ぶのは非常に難しい。だからこそ、面白いのです。

また人材紹介業は、正しくサービスを提供すればお客様(企業・求職者)も私たちもハッピーになるWin-Winのビジネスモデルです。良いご縁を創り出せたとき、企業からも、求職者からも心から感謝されます。企業の発展を人材面から支えている、個人の充実したキャリアライフのための一歩に寄与できた、という実感を強く持つことができることが大きな魅力ですね。


【タイズのこだわりは何でしょうか?】

多くのこだわりがありますが、商標登録を取得した「アナログマッチング」と「人材紹介道」に集約されると思います。

アナログマッチングとは、今や一般的になっている「年齢・職種・勤務地・給与」といったデジタルな条件で求人と求職者をマッチングするのではなく、企業であれば「社風・風土、やりがい、将来性」、求職者であれば「価値観、働き方、キャリアプラン」といったアナログな情報をしっかりとヒアリングし、最適なマッチングを実現しようとすることを指しています。マッチングに決まった正解はないため非常に難しくはありますが、このアナログマッチングこそが、企業と求職者がプロである私達に求めているものであると私は確信しています。

人材紹介道とは、この人材紹介という仕事は「ここまでやったから極められた」というゴールはなく、武道・茶道・華道等のように日々鍛錬を続けて腕を磨き上げていくものだ、という考えを表したものです。お客様一人ひとり、マッチングの一つひとつに向き合うことで、幾つになっても成長し続けることができますし、お客様にも更に価値を提供できるようになると考えています。
これらのこだわりはメンバーに深く浸透していますし、だからこそ良いサービスを提供し続けられているのだと思います。


【これからのタイズに関して教えてください】

タイズの、企業と求職者に向き合った人材紹介サービスをもっと広めたいと考えています。

ありがたいことにお客様から高い評価を頂く機会が増え、取引させていただく企業も増えてきました。  とはいえまだ弊社が強みを持っているのは、関西、関東の大手機電系(機械・電気・化学)メーカー中心です。現在中堅・中小メーカーとも取引を増やしており、今後は更に得意領域を増やし、そして、「メーカー領域No.1」を全国で確立するために、2023年の東京支社支社設立に続けて、2024年には名古屋支社と全国へサービス展開を広げていくつもりです。

会社の規模も年々拡大しており、リーダー・マネージャーや新たな支社の支社長など、任せたいポジションがたくさんあります。タイズでは年齢や社歴に関係なく成果で評価し仕事を任せるため、新たにジョインするメンバーにもたくさんのチャンスがあります。みなさんの挑戦をお待ちしております。


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