こんにちは、株式会社SELEO 代表の森です。
私はこれまで10年以上にわたって、主に小売業、消費財メーカー、サービス業といったコンシューマービジネスの領域で、事業戦略、中期経営計画、DX、営業・マーケティング戦略など、さまざまなテーマのコンサルティングに携わってきました。SELEOを立ち上げた今も、私が向き合いたいと思っているのは、やはりこの領域です。 Source Source
コンサルティングファームの経営を考えるとき、「幅広く何でもできる」と言った方が、一見すると強そうに見えるかもしれません。実際、それが成り立つ会社もあります。ですが、私はずっと、若い会社こそ「どこで勝つのか」を明確にした方がいいと思ってきました。SELEOがコンシューマービジネスに特化しているのは、単なるポジショニングではなく、私たちが最も深く価値を出せる領域がそこにあると確信しているからです。
株式会社SELEO がBtoCを主戦場にしている理由
私がこの領域を面白いと思う一番の理由は、戦略の先・すぐ近くに、生活者がいることです。
小売の戦略が変われば、店頭での体験が変わります。
消費財メーカーの商品戦略が変われば、誰かが日々手に取るものが変わります。
サービス業のオペレーションや顧客体験が変われば、利用する人の満足度や、その人の時間の使い方まで変わるかもしれません。
つまり、BtoCの仕事は、クライアント企業の業績だけで閉じません。その先にいる生活者の行動や感情、日常にまで直接的につながっていきます。私はそこに、この領域ならではの手触りと、仕事の意味を感じています。SELEOが掲げている「コンサルティング業を通じて、人々が豊かに・幸せに生活できることに貢献する」という使命も、この感覚から生まれています。
10年以上この分野に向き合ってきて感じる、BtoCの難しさと面白さ
この領域は、簡単ではありません。むしろ、ごまかしが利きにくい領域だと思っています。
BtoCの世界では、机上できれいに見える戦略が、そのまま現場で機能するとは限りません。消費者の感情、購買行動、現場オペレーション、ブランドの文脈、競争環境。いろいろな要素が複雑に絡み合っていて、論理だけで押し切れるほど単純ではない。だからこそ、表面的なフレームワークの当てはめではなく、その業界の勘所や、現場で起きていることへの理解が必要になります。
私自身、この分野で長く仕事をしてきた中で、何度も感じてきたことがあります。それは、本当に価値のある戦略は、業界理解と実行可能性の両方があって初めて成立するということです。
どれだけ立派な提案でも、現場が動かなければ意味がない。
どれだけロジカルでも、生活者の実感とずれていれば届かない。
だから私は、この領域では「一般論を語ること」よりも、「その会社、その市場、その顧客にとって本当に意味があることは何か」を考え続ける姿勢が大事だと思っています。
株式会社SELEO でやりたいのは、広く浅くではなく、深く強い価値提供
SELEOは、規模だけを追いかける会社ではありません。
むしろ私は、いたずらに人を増やしたり、参画人数を膨らませてフィーを上げたり、後続契約ありきの提案をしたりすることには、あまり価値を感じていません。そうではなくて、クライアントが本当に求めていることを見極めて、ROI高く、本質的な価値を返すこと。そのための職人集団でありたいと思っています。
BtoC特化というのも、その思想の延長線上にあります。
領域を絞ることで、業界の構造理解が深くなる。論点の立て方が洗練される。
クライアントとの会話も、より本質に近づいていく。
それによって、表面的ではない支援ができるようになる。私は、そういう積み上げの方が、ファームとしてはるかに強いと思っています。
働く側にとっても、BtoC特化には意味がある
これは会社の戦略としてだけでなく、そこで働く個人にとっても大きな意味があります。
いろいろな業界を点で経験するよりも、ある領域に継続して向き合うことで、見えるものがあります。市場のクセ、企業ごとの違い、生活者の変化、成功する施策と失敗する施策の差。そうしたものが少しずつ自分の中に蓄積されていくと、単に「案件をこなす人」ではなく、その領域で価値を出せるプロフェッショナルに近づいていきます。
もうひとつは、仕事の意味を感じやすいことです。
自分たちが支援したことが、最終的に誰の体験にどうつながるのかが比較的見えやすい。これは、コンサルタントとして長く働くうえでかなり大事なことだと思っています。私自身、コンサルタントを続けてきた理由のひとつは、厳しさの中にも、成長と価値提供の実感があったからです。
これからの時代でも、BtoCで本質を考えられる人は強い
AIの進化によって、コンサルティングの仕事の一部は確実に変わっていくと思います。情報整理や分析の一部は、今後ますます速く、安くできるようになるでしょう。ただ、それでも残るものがあります。それは、「何が本当の問いなのか」を見つけることと、その問いに対して現実に機能する答えをつくることです。
特にBtoCは、人の感情や行動、体験が深く関わる領域です。ロジックだけでは割り切れない。だからこそ難しいし、だからこそ面白い。私は、この領域で本質的な価値を出せるコンサルタントは、これからの時代でも強いと思っています。
もし、強い専門性を持ちたいなら
もしあなたが、ただ案件を回すのではなく、強い専門性を持ちたいと思っているなら。
生活者に近いテーマで、意味のある仕事がしたいと思っているなら。
そして、表面的な提案ではなく、本当に価値のある支援をしたいと思っているなら。
SELEOは、きっと面白い場所だと思います。
私たちは、コンシューマービジネスの現場で、本質的な価値をつくりたいと思っています。その想いに少しでも共感していただけたら、まずは気軽にお話しできれば嬉しいです。