皆さんは、「コンサルタント」という職業に対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
激務、プレッシャー、終わりのない学習、厳しい顧客からの要求。実際、そのイメージは決して間違いではありません。私自身、この道に入って15年が経ちますが、心が折れそうになった事が何度もありました。
それでも、なぜ私はこの仕事を続けてこれたのか。振り返ると、その理由はキャリアのフェーズごとに大きく変化していました。皆さんのキャリア選択の一助になればと思います。
Phase 01(最初の頃):「退路が無かったから」
キャリアのスタートは、決して華々しいものではありませんでした。
2012年に、私は前職を退職し、大阪から東京へ出てきました。「第二新卒」としての転職です。当時の私には、何か確固たる自信があったわけでも、特別なスキルがあったわけでもありません。
ただ一つ強烈にあったのは、「もう後には引けない」という焦燥感でした。ここで成功する以外に、道はありませんでした。
2012年 上京当時の想い
地元を離れ、慣れ親しんだ環境を捨てて東京に出てきた以上、手ぶらで帰るわけにはいかない。失敗して「やっぱりダメだった」と関西に戻る自分の姿を想像することだけが、何よりも恐ろしかったのです。
最初の数年は、情熱や夢というよりも、生存本能に近い感覚で仕事にしがみついていました。毎日が必死で、目の前のタスクをこなすことだけで精一杯。過酷な労働環境も、「これが東京での成功への代償だ」と言い聞かせて乗り越えていました。
今思えば、その「逃げ場のない状況」こそが、私のコンサルタントとしての基礎体力を無理やりにでも引き上げてくれたのだと思います。
Phase 02(数年たった頃):「能力の醸成が楽しかったから」
がむしゃらな時期を過ぎ、コンサルタントとして数年が経った頃、心境に変化が訪れました。
仕事の全体像が見え始め、自分のスキルが確実に向上していることを実感できるようになったのです。まるでRPGゲームのレベル上げのように、自分が強くなるのが楽しかったという感覚でした。
昨日できなかった分析が、今日はできる。先月理解できなかったクライアントの課題が、今月は構造的に理解できる。「できること」が増えていく感覚は、純粋な快感でした。新しいフレームワークを学び、それを現場で使い、成果が出る。そのサイクル自体が楽しみになりました。
そしてもう一つ、大きな要因がありました。それは「人」、特に共に働く仲間や上司です。
コンサルティング業界には、驚くほど優秀で、視座が高く、人間的にも魅力的な人たちが集まっていました。尊敬できる上司、切磋琢磨できる同僚。彼らとの議論は刺激的で、私の知的好奇心を常に満たしてくれました。
「この人たちと一緒なら、もっと高い景色が見られるかもしれない」。そう思える仲間に出会えたことが、過酷なプロジェクトを乗り越える原動力になっていました。
Phase 03(10年たった頃):「本当に良い仕事が出来るようになったから」
そして、10年という月日が流れた頃。私の仕事に対する向き合い方は、再び大きく変わりました。
それは、自分の「限界」と「強み」を正しく理解したことによる変化でした。出来ること・出来ないことが分かって、良い仕事が出来るようになったと感じます。
若い頃は「何でもできるようにならなければ」という強迫観念がありました。しかし、経験を積むにつれて、自分には向いていないこと、他人の方が上手くできることが明確に見えてきました。
自分の弱さを受け入れた時、逆説的に自分の「強み」が際立ちました。自分が最も価値を発揮できる領域に集中し、苦手な部分は信頼できる仲間に任せる。そうすることで、提供できる価値の質が劇的に上がったのです。
クライアントに対して、教科書通りの提案ではなく、本質的な課題解決を自信を持って提示できるようになった。「コンサルタント」という枠を超えて、一人のプロフェッショナルとして顧客の事業に貢献できているという確かな手応えを得ました。
この手応えこそが、今の私を支えている一番の理由であり、15年続けてきた答えなのかもしれません。
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