中途入社で複数の部署を渡り歩いた徳地秋人。身の回りの環境そのものが成長の原点といいいます。目指すべき人や求められている高いレベルがあったからこそ、成長に繋がった彼の経歴をご紹介します。
<インタビュアー:萩原良太>
徳地秋人/プランニング&ディレクション本部 コミュケーションデザイン部 リーダー
2017年中途入社。プランニング&ディレクション本部 コミュケーションデザイン部に所属。大学卒業後、紙媒体や自社Webメディアを取り扱う広告代理店に入社。営業として新規開拓を中心に従事。2017年にD2C Rへ入社し、ゲームクライアントの営業を担当。その後、電通デジタルへの常駐を経て複数の部署を経験し、現在に至る。現在は営業と共に企画提案や案件ディレクションをメインで担当。リーダーとして若手メンバーの指導も行う。休日は音楽、VODサービス、読書を嗜んでいる。
人見知りで慎重な性格と苦戦した就活
萩:本日はよろしくお願いします。いろいろな角度からお話をお聞かせいただきます!
徳:よろしくお願いします。
萩:早速ではありますが、幼少期から学生時代に関して質問させてください。
幼少期はどんな性格でしたか?
徳:人見知りするけど仲良くなると明るくなるタイプですね。
萩:ギャップのある感じですね。現在も変わらないイメージですか?
徳:そうですね、この性格は昔から今でも同じかなと思います。
萩:徳地さんを見ていると少しわかるかもしれないです!
ご自身の中でどうして人見知りしてしまうと思いますか?
徳:何事にも慎重なタイプで、勢いで行動することが少ない性格で。それも関連していると思います。
萩:なるほど、様子を伺ったり調べたり考えてから判断するタイプなんですね。
それは仕事においてもそうですか?
徳:そうですね、営業時代の新規アポイントでも堅めの印象を持たれがちですね。いきなりフレンドリーに!というよりは相手の様子を伺いながら会話を進めていく方だと思います。
萩:慎重派だったんですね。そんな性格の中で学生時代はどんな生活を送ってましたか?
徳:波乱万丈で波が大きくあるような学生時代ではなく、粛々とコミュニティの中で仲間と楽しく過ごしていた感じですね。強いて言えば、ずっと音楽が好きで大学では軽音サークルに入って仲間とバンドを組みながらいろんな音楽に触れてました。
萩:軽音サークルでバンド活動されていたんですね!
新卒時の就職活動では音楽好きに関連してレコード会社や出版社を目指されていたと聞いてます。そこから1社目に入社を決めた背景を教えていただけますか?
徳:それらの業界を目指して名前が広く知れているような大手を受けていましたが、なかなか内定まではたどり着けず、苦戦していましたね。
なので、エンタメ系の業界から少し視点を変えて、世の中に何かを広める仕事をしてみたいと考え、1社目の広告会社に内定をいただき入社しました。
営業活動で培った丁寧に伝えること
萩:1社目での業務内容を教えてください。
徳:紙媒体や自社Webメディアを取り扱う広告代理店に入社し、営業として新規開拓を中心に業務を行っていました。入社して早々ひたすらテレアポや飛び込み営業を行っていました。
萩:いわゆる営業畑で社会人生活がスタートしたんですね。
ご自身の人見知りな性格からすると新規営業を行うことへの抵抗はなかったのでしょうか?
徳:最初は少なからず抵抗はありましたが、入社して早々にとにかく架電してアポイント、契約を取ることに追われるようになりました。
萩:なるほど、性格がどうかという以前にとにかくがむしゃらに営業活動に取り組んでいたのですね!
徳:同期がアポイントや契約を取ると非常に焦っていました。焦りの方がはるかに勝っていたので、人見知りしている場合ではなかったですね笑
萩:そのような環境下で営業としてご自身の成長を感じたポイントや気付きを得たことはありますか?
徳:架電でもアポイントでもシミュレーションをして話の流れなどの組み立てをすることは身につきましたね。あとは日々のコミュニケーションでとにかく丁寧に失礼のないように伝えたいことを伝えるようにしていました。
萩:営業として多くの架電とアポイントを経験した上での気づきですね。
徳:そうですね。少しずつ結果も出てきていて、仕事で成果を出すことの大変さと嬉しさを同時に学びました。
萩:転職を考え始めたきっかけを教えてください。
徳:1社目で扱っているサービスだけでは、クライアントの課題解決に限界があって、提供できる手段を広げたいという考えと、デジタルシフトしていきたいという考えから、転職を始めました。なので、当時はWeb広告代理店をメインで選考を受けてましたね。
萩:そうだったんですね、そこからD2C Rへの入社の決め手は何でしたか?
徳:事業内容と人柄ですかね。事業内容としては当時のD2C RはWeb広告の中でもアプリマーケティングに特化していて、ゲームクライアントなどの実績が多くあったので魅力に感じていました。
人柄の部分では、とにかく誠実な印象が強く、面接や面談を通してとても丁寧に向き合ってくれている感じを受けたのが決め手となり、入社を決めました。
成長の原点は常に相手基準
萩:入社してからの担当業務や案件を教えてください。
徳:まず最初は営業配属になり、次に案件ディレクションをメインとする担当を経験し、その後、電通デジタルへ常駐し、現在の部署に至ります。
萩:かなりいろいろな部署を渡り歩いてますね!
入社当初からのお話をお聞きしたいのですが、まず入社当初のギャップはありましたか?
徳:とにかく業務のスピード感が早く、周りの成長に貪欲な姿勢も含めて驚きました。あとはとにかく明るい方が多くて社員同士の仲も良く、とても印象的でしたね。入社初日から歓迎会を開いていただいて、嬉しかったことを覚えています。
萩:なるほど、入社早々にD2C Rらしい部分を感じていたのですね。
その後、ご自身の中で成長実感を持てた経験はありますか?
徳:そうですね、総じてクライアントや上司など社内外問わず関わった方々と案件に育ててもらったという感覚が強いですね。
萩:身の回りの環境そのものが成長の原点なんですね。
ちなみに社内ではどのようなところからそう感じましたか?
徳:数多くの上司・先輩・後輩にお世話になりましたが、その中でも特に「こうなりたい」と今でもお手本と考えている方が何人もいて、その方々と仕事をすることができたところですね。
萩:なかなかそう思える人に出会えるだけでもすごいですが1人だけではないんですね!
具体的にはどのような部分を見習っているのでしょうか?
徳:クライアントファーストの目線や自身のレベルに対する視座の高さ。知識の豊富さや業務の進め方がとにかく丁寧。学ぶべきことが多すぎて、自分自身のレベルを上げなければいけないという危機感に駆られてましたね。
萩:社内のメンバーの働きぶりを見て吸収するべき部分がたくさんあり、おのずと自分自身の成長に繋がっていたということですね。
その中で現在でも特に意識していることはありますか?
徳:そうですね、「丁寧に仕事を進めること」ですかね。入社当初は自分の業務の雑さがゆえにミスを起こして社内外を通して迷惑をかけたりしていたので、先回り力や後工程のことを考えた対応という点は常に意識しています。
萩:対クライアントではご自身の成長に繋がったタイミングはいつでしたか?
徳:誰もが耳にしたことがあるクライアント、サービスの案件を担当していた時です。クライアント担当者のWebプロモーションに関する造詣が深かったこと、代理店に求めているレベルも高かったので、その水準に対応できるように必死で食らいついてましたね。この経験が成長に繋がったなと思います。
萩:なるほど、社内外問わず相手基準の考えが自信を高める原動力になっていたんですね。
徳:本当にそうですね!自分発信・基準でこうなりたいというよりは目指すべき人や求められている高いレベルがあったからこそ、がんばれていたなと思います。
マネジャーとプレイヤーの間で介在価値を高める
萩:現在の部署におけるチームのミッションとご自身のミッションを教えてください。
徳:チームとしては、様々な手段を用いて、クライアントのマーケティング課題の解決策を組み立てて提供できるチームになることです。その上で我々のチームが率先してミッションを牽引していけるよう邁進してます。
個人としてはチームミッションの達成と共にチームメンバーが個々で成長できるように自分が牽引していくことですね。
萩:プレイヤーとしてだけでなくリーダーという立場からのミッションでもありますね。
その上で現状、ご自身の課題として感じることはありますか?
徳:まだ自分の介在価値を出せる分野が限定的だなと思ってます。
今までの経験からリスティングなどの知識や経験は活かせると思いますが、認知施策などもっと幅広いプロモーション手法で介在価値を出せるようになりたいです。
チームメンバーが担当する案件がより良く遂行できるように自らが働き掛けられるようになっていきたいので、まずはプロモーション手法の観点から知識や経験の幅を広げていきたいです。
萩:なるほど、プロモーション手法の観点とは別で今までのご経験で培ってきた丁寧な仕事の進め方や先回り力などご自身のビジネススキルをチームに還元していくこともできるかと思います。その上で今後ご自身ができる還元に関してどうお考えでしょうか?
徳:もちろんその観点からの還元もしていきたいと思ってます。
理想としては第一線で活躍しつつマネジメントも介在価値が高い状態が良いと思うのですが、どちらも簡単に得られるものではないので、まずは現実的にどちらに比重を置いていくべきかを模索しています。
その上で、現状だとプレイヤーに近いところから知識や経験を広げていくことが目の前の解像度が高いので自分自身のやるべきこととして考えています。
相手から求められることに応える、相手のレベルに合わせて自身を高めることで成長をしてきた徳地の経験からD2C Rの成長文化が見えました。引き続き彼は自身がおかれる環境や役割から成長を止めることなく、突き進むのだと思います。