こんにちは、GEOTRAの江澤です。
今日は、GEOTRAとはどんな会社なのか、そして学生インターンのみなさんにどんな経験や成長の機会を提供できるのかを、採用責任者でもある経営企画部長の山口さんに聞いていきます。思いのこもった長いインタビューとなったため、2回にわけてお届けしますので、ぜひ読んでもらえると嬉しいです！

それでは前半です！

まず、山口さんの簡単な自己紹介からお願いします。

山口：
はい、株式会社GEOTRAでCSO・経営企画部長を務めている山口です。
2024年8月にGEOTRAに参画し、会社全体の事業戦略や財務・経理等を所管すると同時に、人材採用・評価・制度設計といった「人」に関わる部分も横断的に担当しています。

特に学生インターンのみなさんとは、採用の段階から面談のアレンジや契約まわりなど様々な形で関わっています。裏方として動いていることも多いので、あまり皆さんに気づいてもらえていないかもしれません（笑）。GEOTRAのことを知ってもらう入口として、Wantedlyやnoteなどの発信にも携わっています。

GEOTRAってどんな会社でしょうか？

山口：
一言でいうと、「位置情報データ×AIで世の中をよくしようとしている会社」です。

私たちが扱う「位置情報データ」は、いわゆる地図上の座標だけではありません。

• スマートフォンのGPSなどから得られる、人の移動を捉えた人流データ
• 車載機やカーナビから得られる、クルマの走行履歴であるプローブデータ
• リアルな店舗での購買が「どこで起きたのか」という意味での、決済・購買データ

といった、「人やモノがいつ・どこで・どう動いたのか」「どこで何が起きたのか」を示すデータ全般を、広い意味で位置情報データと捉えています。

このデータと解析技術を用いて、

• 都市再開発や駅前広場整備などのまちづくり・都市計画
• 観光地の動線設計やプロモーションなどの観光
• 渋滞対策や公共交通ネットワークの見直しといった交通・インフラ
• 災害時の避難行動分析などの防災・レジリエンス

といった分野で、官公庁や自治体、大手デベロッパー、民間企業の意思決定をサポートしています。

データを活用する上で、当社は「合成データ」という技術を活用しています。これはデータの粒度・保持する情報量を維持しつつ、プライバシーも確保できる技術です。最近になって徐々に発展してきている最先端の技術なうえ、世の中のビッグデータの多くが個人情報のかたまりという中で、非常に将来性のある技術だと思っています。

社内には、データサイエンティスト、コンサルタント、エンジニア、営業・マーケティングなど、多様なバックグラウンドのメンバーが在籍し、少数精鋭で事業を推進しています。正社員だけでなく、KDDIや三井物産からの出向者や業務委託メンバー、そしてインターンなど様々な形で参画しているメンバーがいるのも特徴的です。

GEOTRAにおける「インターンの重要性」について教えてください。

山口：
GEOTRAにとって学生インターンは、「重要な戦力」であり「将来の仲間候補」です。

最近は様々な企業がいろいろな形のインターンプログラムを提供するようになってきました。長期インターンも増えてきていますよね。その中でも、GEOTRAのインターンは、会社の雰囲気を感じて終わり、といった「ゆるい」インターンではなく、また、学生さんを便利に安く使い倒すような（失礼）ものでもありません。

インターンの皆さんには、データサイエンティスト、データアナリスト、Webエンジニア、ビジネスインターンなどと、職種ごとに業務内容・ジョブディスクリプションをしっかり定義して業務をお願いしています。

また、単に業務の一部をお手伝いしてもらうのではなく、例えば下記のような業務にかなり主体的に関わってもらっています。

• Wantedlyやnoteの企画・執筆・分析などのマーケティング・広報
• 営業資料の作成やリサーチ、セミナー運営などのビジネスサイドの実務
• データ前処理や簡単な分析タスクなどのアナリティクス周りのサポート

これらを通じて、会社がどうやってビジネスを行い、お客様への価値提供を行っているのか、またチームでの開発がどうやって進むのか、等の学生生活では決して得られない経験をして頂けると考えています。

私たち自身も、インターンの視点から学ぶことも多く、会社を一緒にアップデートしていく仲間なんだと感じますね。

インターンの育成のしくみについて教えてください。

山口：
育成の基本は「実務を通じたOJT＋定期的な振り返り」です。

最初の1〜2ヶ月は、

• GEOTRAの事業・データの基本を学ぶオンボーディング
• 先輩インターンや社員のタスクを一緒にやってみるシャドーイング

を設け、そのうえで、徐々に自分の担当領域を増やしていきます。

GEOTRAでは、参加したデータサイエンティストインターンの方には必ず取り組んでもらう実践的な育成プログラム（「100本ノック」と呼んでます。実際に100本ありますね）があり、これを経験することで一気に実力がついたという話をよく聞きます。

また、

• 社員との1on1や定例ミーティング
• タスクごとのFB（フィードバック）

を通じて、「ただ作業する」ではなく、自分がどんな力をつけたいのか、どんなキャリアの仮説を持てそうかを一緒に言語化していくことを大事にしています。

業務に関する依頼・アドバイス・レビューなどのコミュニケーションはどうされていますか？

山口：
コミュニケーションは基本的にオンラインとオフラインを組み合わせています。

• 日々のやりとり：チャットツール（社内Slack）でテキスト中心
• タスクの依頼：Notion等でタスク管理しつつ、背景や狙いもセットで共有
• レビュー：オンラインMTGや対面で画面共有し、一緒に手を動かしつつFB

という形が多いですね。

インターンの方には、「言われた通りにやる」のではなく、

• そもそもこの施策の目的は何か？
• 他にもっと良い案はないか？

と、一段上の問いから議論してもらうことを歓迎しています。時々、横からそうした議論が聞こえてきますが、インターンの方も皆さん積極的に意見していて、頼もしいなあ、とよく思います。

GEOTRAのインターンに興味を持ってくださった方へ

ここまで、GEOTRAという会社のこと、そしてインターンのみなさんにどんな役割や成長機会を提供しているのかを中心にお話を伺ってきました。
後半では、インターンの採用規模や、卒業後も続いていく“つながりづくり”、これまでのインターン生の進路、そして「どんな人に来てほしいか」といったテーマを深掘りしていきます。

GEOTRAでのインターンに少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひ後半も読んでみてください！（後半につづく）

GEOTRAでは、独自の個人情報保護技術により、人々の動きや行動目的などが高粒度に可視化された人流データ、GEOTRA Activity Dataをご提供しています。更に人流データのご提供に留まらず位置情報データ全般に関する利活用促進のためのご支援を行っております。