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「自分で作ったサービスが数十年後も使われることを目指して」事業開発 相原 悠平 l\\てんちびとインタビューVol.17

皆さんこんにちは! 天地人の学生インターンの鈴木です。 

天地人(てんちじん)は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。地球観測衛星の広域かつ高分解能なリモートセンシングデータ(気象情報・地形情報等)や農業分野の様々なデータを活用した、土地評価サービス「天地人コンパス」を提供しています。

今回は、てんちびとインタビューの第17弾として、天地人の事業開発 相原さんにインタビューします! 月1回、天地人の社員を紹介しています。


 相原 悠平 プロフィール

  • 広島県出身で、大学時代は地質学を専攻。
  • 新卒で石油会社へ入社し、ジオサイエンティストとして働く。
  • その後、電力会社を経て天地人に入社。
  • 天地人では、事業開発とデータ分析に携わる。
  • 休みの日は旅行や買い物。
  • 好きな野菜はニラ。

地質学を専攻したのち、新卒で選んだ石油会社

大学ではどんな研究をしていたのですか?

私は大学で地質学を専攻し、海の堆積物を分析していました。テーマは、「オーストラリアの32億年前の海洋環境の復元」です。実際に私がオーストラリアに地質調査をするために足を運ぶこともあったので、現地の人と話す機会がたくさんありました。オーストラリアは資源大国なので、資源開発に関する仕事の倍率や給料は高いです。日本でいうと、医者に近いですかね。なので、地質の情報を活用する資源開発やエネルギー系の仕事に対して、日本とオーストラリアで意識の違いを感じたのを覚えています。

相原さんはどんな会社に入りたかったのですか?

地質学を専攻した人は、そのまま研究者になるか、防災、資源開発、金属分野等の事業会社や、各分野のコンサルティング会社に入ることが多いんです。

私も地質学を専攻して、その専門性を活かした仕事をしたかったですし、海外に出てグローバルに仕事をしたかったです。大学のときはオーストラリアのほかにも様々な場所に出ることができたので、充実した日々を送ることができました。社会人になっても、色んな人に会えたり、いろんな機会があるといいなと思っていました。

最終的に、私は専門性を活かして石油会社に就職しました。


石油会社ではどんな仕事をしたのですか?

私は石油開発を行う「ジオサイエンティスト」として働きました。石油は地下3000 mのところにあるので、GISなどを使いながら必要なデータを集めて、その周辺の地質の分析を行ったり、地下にある石油が埋蔵されている地層(=油層)をモデル化することが私の仕事でした。

7年間、この石油会社で働いたのですが、私がこのときやっていた仕事は、将来も必要とされるのか疑問に感じ始めたんですよ。

50年後の未来でも、必要とされる技術を開発したいと考えるようになりました。


              学生時代、オーストラリアで調査中の1枚


やりたいことが見つかったことの他に、転機はありましたか?

コロナ禍によって、仕事の仕方が変わったことですね。

私が石油会社に入った理由は、海外にたくさん行って様々な経験をしたかったからでしたが、新型コロナの影響で今までは行けていた海外へ出張に行けなくなってしまいました。海外にいけなくて面白くないなと感じていたところで、「国内も楽しいところがあるな」と思うようになったんですよ。

私は新卒で入った石油会社で40歳くらいまで働き続けようかなと漠然と考えていましたが、2020年に辞めました。今振り返ると、新型コロナがいい区切りだったと思います。

転職先は電力会社。

次の会社はどこにしたのですか?

電力会社に転職することに決めました。

次の会社を考えるときに、私は「エネルギー」と「GIS」に関する仕事をしたいと思っていました。新卒で入った会社で、GISは使えるようになっていたので、次は「エネルギー」の分野に飛び込んでみようと考えました。新卒の時からもともとあった新しいことに触れたいという思いがこのときもあったので「再生可能エネルギー」に関する仕事をすることに決めました。

2社目の会社で働いてみてどうでしたか?

会計事務、税務、法務などに触れる機会があり、新しいことを学べて楽しかったです。

事業の意思決定をすることが私の仕事だったのですが、契約面や財務面からプロジェクトを見ることができるのは新鮮でしたね。

ですが、私の強みは、GISだったので、もっと地理空間情報の分野で仕事をしたいと感じました。

「もっと新しい機会を」という相原さんの軸に変化があったのですか?

学生時代は「地質」に強いこだわりがあったのですが、その理由は地質が特に複雑で奥深く感じていたからです。就職してビジネスの世界に入ると、複雑な地質が仕事になったのですが、その地層に対して何らかの意思決定をする必要があり、そこに面白みを感じていました。

複雑なものを理解することと、複雑なものの中から意思決定する楽しさは、地質以外にもあるなと感じたことが最近感じた軸の変化です。

そして天地人へ

天地人に入ってみてどうでしたか?

入社前に、天地人の事業開発のメンバーと話したのですが、オンラインだったのに会話が弾みました。天地人のリモート中心という文化のなかでやっていけるのか不安でしたが、コミュニケーションがしっかりと取れるので、大丈夫かなと思い入社を決めました。

今まで、私は大きい会社に所属してきたので、直接お客さんと話す機会がありませんでした。天地人に入って、お客さんと話す機会があったときに、技術以外のさまざまな要素が揃っていないと契約は取れないし「今までの自分の考え方は通用しないな」と感じました。年齢も尖った武器を持つ若いメンバーが多いので、日々試行錯誤しながら勉強しています。

天地人に入り、自分が変わったなと思う部分はありますか?

大きい会社では、多くの人のレビューが入りますし、多数のルールがあって仕事が進みます。やらないという方針を決めることも大事でした。でも、天地人では、サイクルを早めたり、意思決定を早める必要があるんですよね。人数も少ないですし、決まった流れがなく、常に新しいことが起こるので楽しく感じています。

これから天地人でやりたいことはありますか?

誰が見ても「これいいな!」と感じるようないいサービスを作りたいですね。

そのためには、地面を這いつくばりながら、泥臭く、サービスを磨いていきたいです。


以上、相原さんのインタビューでした。

これからも天地人のメンバーにインタビューしていくので、お楽しみに!

 

天地人では、衛星や地上の様々なデータとAIを活用して、課題解決に向けて情報分析、ソリューション提供を行っています。ご質問等ございましたら、info@tenchijin.co.jp までお気軽にお問い合わせください。

 

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