1
/
5

「好きを突き詰めて行動すること」事業開発 立石 悟 l\\てんちびとインタビューVol.15

皆さんこんにちは! 天地人の学生インターンの鈴木です。

 

天地人(てんちじん)は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。地球観測衛星の広域かつ高分解能なリモートセンシングデータ(気象情報・地形情報等)や農業分野の様々なデータを活用した、土地評価サービス「天地人コンパス」を提供しています。

今回は、てんちびとインタビューの第15弾として、天地人の事業開発 立石さんにインタビューします! 月1回、天地人の社員を紹介しています。

立石 悟 プロフィール

  • 福岡県出身で、大学では環境遺伝子工学を学ぶ。
  • 新卒で環境コンサルタントとしてキャリアをスタート。国や自治体と関わる。
  • 天地人入社後は、事業開発として自治体業務や環境保全などの業務に関わる。
  • 業務はすべてgoogleに集約。
  • 休みの日は家族と過ごす。
  • 転機となった本は「ユダヤ人大富豪の教え」
  • 好きな野菜は、トマト。


軸となった「環境」

今までの人生のなかでターニングポイントだったなと思うことってありますか?

高校生の時の大学選びですかね。私は、高校生の時から環境保全に興味がありました。今振り返ると大学選びや、就活のときも軸は環境保全でした。

高校生の時、ゲノム編集などが研究課題の「遺伝子工学」をツールにして、環境問題を解決することが課題の研究室をたまたま見つけたんですよ。

「ここおもしろそう」と思い、その研究室の教授に直接電話をかけると、実際に教授に会うことができることになって。

教授に実際に会って、植物や細菌などの遺伝子を操作して、有害物質を吸着できるようにしたり、砂漠でも植物が生育できるようにすることで、環境を良くすることができるかもしれないという話を聞きました。

「ここしかない」と思いました。「この技術めっちゃいい、伸びる!」と衝撃を受けたことを覚えています。

最終的に、その教授がいる大学しか受験しなかったですね。

そのとき、将来やりたいことはありましたか?

私は小さい時から自然が大好きで。でも、中学生になると「オゾン層破壊」や「地球温暖化」をよく耳にするようになりました。この環境問題が自分ごとになったのは、地元が集中豪雨の被害を受けたからです。

大学生当時、環境問題などを解決するためには、国や自治体による補助金に頼るしかないのではと思っていました。そのため、環境問題を解決するには、時間がかかりすぎるなと考えるようになりました。

なので、民間企業に入って環境問題に対してビジネスによって大きなインパクトを与えたいと思うようになりましたね。


自然の中での1枚


環境問題に立ち向かうとなると、就職はどんなところが視野に入ってくるのですか?

私の就活時の時期は、カーボンクレジットという概念が広まり始めた頃で、カーボンコンサルを行っている会社やエネルギー関連の会社に話を聞きに行くことにしました。

このときも、高校時代と同じように直接電話などでアポイントを取り、社長にも話を聞いたのですが、ピンとこなくて。

私がやりたいことは大企業ではできなくて、ベンチャー企業ならできそうだなと感じたのを覚えています。


結局どのような会社に就職したのですか?

私が入った研究室のOBの紹介で、建築環境コンサル会社に新卒で入社しました。

入った理由は、私の夢である「環境問題を自分が立ち上げたビジネスで解決し、世界を劇的に変化させること」をこの新卒で入った会社が応援してくれたからです。上司もこの夢を応援してくれていて、最終的に「この会社が踏み台になってもいい」と言ってくれていました。

私が働いた6年間では、国の主要な案件を担当させてもらい、仕事の進め方などをたくさん学ぶことができました。

自分で手繰り寄せた転機

新卒で入った建設環境コンサル会社は5年目で区切りをつけたのですね。

新卒で入社して5年目の当時、環境保全に関わる国際的な取り組みが活発になってきたと感じたことも区切りをつけるきっかけの一つでした。

ですが、自分のなかで、区切りをつける大きなきっかけとなったのは「ユダヤ人大富豪の教え」を読んだことです。この本は、何が自分にとって幸せかを考えるきっかけになりました。私にとっての幸せを考えた時、好きなことにはとことん打ち込めるので「好きなことをとことんやりたい」「好きなことに熱中したい」と思いました。そして、新卒で働き始めて5年目、会社を辞める決断をしました。好きなことを突き詰めて結果を残したいと考えたからです。


次の進路は決まっていたのですか?

次の会社などは全く決まってないまま、5年目の6月、上司に「来年3月に辞めます」と言いました。

その後、起業後のサポートなども手厚かった東京都のビジネスコンテストに「森林×カーボンオフセット×衛星データ」のアイデアで応募しました。結果は、セミファイナル止まりでしたが。。

起業するにはまだまだ内容が粗く、もっと内容を詰める必要があると感じました。

ですが、このビジネスコンテストで天地人の上村さんと会いました。

上村さんから天地人のことを聞いて、私が応募したアイデアで起業するために足りないと感じていた部分が天地人にはあると思ったんですよ。

「自分でビジネスをして起業したい気持ち」よりも、「早く環境問題にビジネスで取り組みたい気持ち」のほうが私の中で優先度が高かったので、天地人に入ることにしました。

ビジネスコンテストで発言する立石さん


転機を経て天地人へ

天地人に入ってみてどうでしたか?

新卒で入った会社は大企業だったのですが、中途採用もほとんどおらず採用も一貫していたので、バックグラウンドが似た人が集まっていました。なので、単調になりがちでしたし、新しいことが生まれづらいなと感じていました。


天地人に入って、さまざまなバックグラウンドを持った人たちと働くと、自分の特長に意識を向けるようになりました。新卒の会社で働いていた時は考えることのなかった「自分という価値」に目を向け、「自分に何ができるか?」を考えることが楽しくなりました。


天地人に入って、立石さんの夢に変化はありましたか?

「環境保全事業を成功させる」という高校からの夢に取り組むため、天地人の発展を加速させて、環境分野の新規事業の立ち上げとビジネスとしての成功が私の今の夢ですね。成功の前例を作ると、他の人も追従し、そしてそこにどんどんお金が集まると思うので、まず、環境問題にビジネスサイドから解決策をという潮流を作りたいです。


昔の自分に言葉をかけるとしたら?

「好きを突き詰めろ!!」と言います。

高校、大学と好きなことをやっている人が伸びるところを見てきたので。

自分の本当にやりたいことを分かった上で、好きを突き詰めてほしいです。


最後に一言どうぞ!

「地球の声をよく聞いて、一刻も早く行動を」


以上、立石さんのインタビューでした。

これからも天地人のメンバーにインタビューしていくので、お楽しみに!


株式会社天地人's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社天地人
If this story triggered your interest, have a chat with the team?