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唯一無二の武器を手に入れるためには?エンジニア・事業開発 宮崎真由美\\てんちびとインタビューVol.3//

皆さんこんにちは!天地人の学生インターンの鈴木です。

天地人(てんちじん)は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。地球観測衛星の広域かつ高分解能なリモートセンシングデータ(気象情報・地形情報等)や農業分野の様々なデータを活用した、土地評価サービス「天地人コンパス」を提供しています。

今回は、てんちびとインタビューの第三弾として、天地人のエンジニアと事業開発の架け橋となる、宮崎真由美さんにインタビューします!月1回、天地人の社員を紹介しています。


宮崎真由美(みやざきまゆみ)プロフィール 大学院での理転(教育学部→理学研究科)を経て、航空測量の会社に新卒で入社。 その後、天地人に転職し、エンジニアと事業開発の両部門を担当。 出身は青森。その後、岩手→仙台→東京と、徐々に南に移動し、現在はオーストラリア在住。 最近は、天地人の農業学生に触発され、自ら牧場や畑を運営するシュミレーションゲーム、牧場物語を始めた。 打ち合わせ中は、タブレットにペンで書きなぐる派。

#少林寺拳法部・主将が選んだ道

鈴木:宮崎さんの大学時代について聞かせてください。

宮崎:少林寺拳法という武道を極めていましたね。主将を務めて、東北大会を連覇するくらい熱中していました。勉強は、文系の教育学部で、社会科の教職課程を専攻していました。


鈴木:天地人ではエンジニアもされているのに、文系だったんですね。

宮崎:そうですね。はじめは文系だったんですよ。学部生の時、東日本大震災がありました。私が東北の大学に通っていたこともあり、「地面は動くもの」であることを身をもって感じて「なぜ、地面が動くのだろう」「地形や地質を知りたい」と思ったので、理系の大学院に進学することを決めました。

#理転し、データの世界へ

鈴木:理転されたのには驚きました。大学院ではどんなことを研究されていたんですか?

宮崎:私の研究は、火山灰を鍵にして、地面の動きを明らかにすることでした。火山灰は広い範囲で同時に降るので、火山灰の地層を指標にして、地面がいつどのくらい動いたのかを推定できるんです。東北の沿岸部に実際に出向いて、海成段丘という地形を調査していました。


鈴木:航空測量の会社に入られたとのことですが、就活の軸はありましたか?

宮崎:地形や地質の研究をしていたので、研究を活かせるところに就職した感じです。技術職として、航空機や人工衛星から取得したデータを解析したり、地図にする仕事をしていました。

学生時代の現地調査の様子

#スパイスが欲しくなった、新卒5年目

鈴木:新卒で入った会社から、次の会社に移られたきっかけを教えてください。

宮崎:新卒で入った航空測量の会社は、かなり環境は良かったです。しかし、5年目になると、慣れてきて、「スパイスがほしいな」と感じるようになったんですよね。今とは違う場所で、自分の成長が感じられる場に行きたくなりました。


鈴木:新卒では、地形や地質の研究を行っているところを選んだそうですが、転職する際の軸はありましたか?

宮崎:「専門性を武器にしたい」という想いは変わっていませんでしたね。ですが、国や、やることの出口を決めずに、「どこでもどんな仕事もできる人」になりたかったです。今思うと、ベンチャー志向だったのかもしれない。(笑)


鈴木:「専門性を武器にしたい」というと、地形や地質のことですか?

宮崎:そうですね。最初の会社では、おもに航空機から得られた地形データや現地調査結果の分析が専門でした。衛星データは高額で、分析に使用する機会はあまりありませんでした。でも、可能性は感じていて、私の専門に衛星データをかけ合わせ、さらに尖った専門性を手に入れたいと思っていました。

鈴木:その後、ベンチャーの天地人に転職を決めたそうですが、天地人との出会いを教えてください。


宮崎:「衛星 ベンチャー」で検索した時、一番上に表示された会社が天地人だったからです。(笑)でも実際に天地人の皆さんとお話したときは、すごい人ばかりで、私が入れるとは思わなかったです。

#天地人に入ってみて

鈴木:天地人に実際に入ってみて、最初の感想を教えてください。

宮崎:入社すると、より一層すごい人の集まりだなと感じました。環境面でも、現在、オーストラリアに移住できたのは、どこからでも働ける環境があったからなので、ありがたかったですね。

天地人の「すごい人」というと?

宮崎:新規案件を獲得する、「1番バッター」ですね。私も事業開発にも携わっているのですが、最終的にお客さんにサービスをお届けできるように調整することが私の仕事なので、「1番バッター」が作ってくれたチャンスがあってこそです。なので、かなり刺激を受けています。


エンジニア・事業開発 宮崎真由美さん

#天地人によって、変わったこと。

鈴木:天地人に入って、宮崎さん自身の仕事面での変化はありましたか?

宮崎:事業開発に関わるようになって考え方が変わりました。「専門性を武器にしたい」という想いで、「専門性×事業開発」の2軸を意識するようになりましたね。「お客さまが求めることはなんだろう」と考えるときに、この2軸を意識して、仕事をするようになりました。


鈴木:宇宙に対するイメージは変わりましたか?

宮崎:天地人に入って、民間商用衛星データの進歩と価格には本当に驚きました。各国のベンチャー企業が日々、新しい衛星を打ち上げているんです。観測頻度や空間分解能がどんどん向上していますし、価格も安くなってきています。すごく身近に宇宙って存在していて、データの利用がこれからもどんどん広まっていくと思います。


鈴木:天地人に入った宮崎さんから昔の自分へ、言葉を送るとしたらどんな言葉をおくりますか?

宮崎:唯一無二の武器をつくりだして、とことん磨いたほうがいいよって言います。私は、天地人に入って、いろいろな人にお世話になりながら「専門性×事業開発」という2軸を掛け合わせることで、唯一無二の武器を持つことができました。おかげで、会社内でもスペシャリストになれましたし、世界中の課題解決にも役立つ、強い武器を手に入れることができたと思います。

#今後、やりたいこと

鈴木:これからの意気込みを聞かせてください

宮崎:天地人は、先日「天地人コンパス」で、世界中の地表面温度と降水量データを公開しましたが、エンジニアは、天地人コンパスの機能拡張に向けて、日々頑張っています。事業開発と、エンジニア、両方の気持ちがわかる身として、エンジニアがさらに活躍できるよう、事業開発サイドからバックアップしたいです。

#最後に一言、お願いします!

宮崎:私は、みんなの「困っていること」「やりたいこと」をたくさん聞きたいです!皆さんの声を聞くことで、課題が見つかって、使ってないデータが活用できるからです。エンジニアとしても、データが活用できますし、事業開発としても、世の中の課題解決に繋げられるので、ぜひ、いろんな方々からの意見を聞きたいですね。


以上、宮崎さんのインタビューでした。
これからも天地人のメンバーにインタビューしていくので、お楽しみに!

天地人では、衛星や地上の様々なデータとAIを活用して、課題解決に向けて情報分析、ソリューション提供を行っています。ご質問等ございましたら、info@tenchijin.co.jp までお気軽にお問い合わせください。

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