今回はボードメンバーに集まっていただき、2021年の振り返りと2022年の動きについて予想していただきました。その一部を抜粋してお伝えしようと思います。
(インタビューの全文は公式noteのほうでご確認ください)
【参加者】
シェさん:Founder、代表取締役社長
清末:取締役、Head of Marketing
張さん:取締役、Head of Technology
ファシリテーター:八重樫
ーー2021年はどんな年だったでしょうか?
シェ:2020年、2021年とかなり我々は事業的に成長したなと思うのですが、2020年は大手の会社さんと契約し始めて、2021年もその延長線上で成長したなという印象です。もともと携わっているアバターのプラットフォーム事業としては、メタバースの盛り上がりの中で注目も浴びるようになりました。
今までエンタメ領域やコミュニケーションの事例を創出してきましたが、昨年はとある分野に進出しました。なにかというと「アパレル業界」です。
アパレル業界を対象にした、自分の携帯電話でもリアルタイムにレンダリングできるバーチャル試着技術というのは世の中にまだない技術だったので、すごく注目を浴びたというのが印象に残っています。苦難もありましたが、成長した年だったなと思います。
張:本当に頑張った努力の1年だったと思います。会社の全員の力を合わせて、アパレル業界に対してバーチャル試着のサービスをお客様向けに提供できました。マーケティング的にも注目されていると思います。
年末にはヘルスケアの事例も一つ始めることができ、これも非常に大きなことだと思います。技術的には本当に大きな成長がありました。
清末:今まではスキャナが目立つのでハードウェア事業の会社という印象がありましたが、今プラットフォーム事業が前年度比500%で伸びていて、会社の戦略上、アバターデータを中心としたプラットフォーム事業に創業期からずっと取り組んできたものが、ここにきて伸び始めたという感じがあります。事業としての連続性が見え始めたのは非常に大きいなと個人的には思っています。
また、年末くらいからいろいろな会社からの問い合わせが増えたなと思います。ありがたいことに社会的注目度が高まっているのかなと思いました。みんなそんな中ですごく頑張ってくれているなと思います。
ーー昨年は本当に飛躍の年になりましたね。そんな中で今年はどんなところに取り組んでいきますか?
シェ:清末さんも先ほど言った通り、インバウンドで問い合わせが来るのも増えていますし、いろいろな方とお話しする機会が増えているんですよね。事業が成長期に入っていると思いますし、今の仕事を効率化してスケールしていかなければならないと思います。そういう意味で、2022年はチーム作りを大切にしていきたいと思います。既存メンバーの強化もそうですし、新しいメンバーの受け入れもしていきたいです。社員は家族として大事にしていきながら、お互いに支えあって成長していきたいと思っています。
清末:シェさんと被るところもありますが、ビジネスモデルがBtoBtoCということもあって、今注力しているアパレルやヘルスケア、メタバースという業界軸もあれば、研究開発している社内のプロジェクトもあるし、インバウンドもかなり増えてきているので、企業案件の要件も増えています。そんな中で全部同時並行でやるのはまだ追い付かない部分もあり、将来的に連続性を事業として作っていく中でどこを強化するかを意識しながらやっていかなければならないと思います。
一方で、VRCの良さでもありますが、自分たちの事業が上手くいくだけではなくて、相手の企業さんがどう成功するかというところを意識しているのはいいところだなと思います。なので僕らの成功は、企業さんのサービスの成功をどう考えるかということがすごく重要で、そのためにはパワーをどこに選択と集中していくかも意識していかなければならないですし、昨年に比べて今年はパワフルに動かなければならないと思います。チームというか家族というか、仕事のスキルセットだけではなくてメンタリティやフィジカルの面も、いろんなメンバーが情報をいろいろ共有していくのが大事かなと思います。
張:今、会社は成長期を迎えていて、これから技術のところも頑張らないといけないと思います。最先端の技術をキャッチアップしてどんどん開発していかなければならないと思いますね。また市場としてアパレル、ヘルスケア、メタバースという様々な分野に提供をしていかなければならないので、どんどん進化しないといけないとですね。技術面は継続して頑張っていきたいと思います。
ーー先ほど、チーム作りを強化したいという話もありましたが、どんなメンバーに入ってきてほしいでしょうか?
シェ:まず、成長意欲の高い、自らどんどんやっていく人ですね。未知のことに対して恐れずにチャレンジしていく人だといいなと思いますね。恐れずという話もしましたが、我々のやっていることは最先端と楽しそうに語っているけど大変なんです。世界初と言っているけれど難しい局面は多々あって、苦労もしているんです。でも人間は苦労しているところから成長するものだと思うので、そういう自己成長に対して志を高く持っている人がカルチャーフィットする可能性が高いですね。
清末:技術に限らず新しいものを一般化するというのはすごくパワーがいるけれど、僕らも一緒にみんなでやっているなかで、毎年毎年変わってきているし、1年を振り返った時に変わったなと思えるのはすごくやりがいにもなりますね。気づいたら自分の身にもなっているのは成長しているんだなと思うし、それをみんなで分かち合えるのはいいなと思いますね。
ーー昨年末には、納会で1年を振り返るイベントもありましたが、そうやってみんなでまた成長を振り返って分かち合えるようなこともしていきたいですね!
今回はお時間いただきありがとうございました。