新年にあたって、今回はアジリス・イノベーションの専務取締役である方堂さんに、アジリスのコンサルビジネスの昨年の振り返りと今年のビジョンについてインタビューさせていただきました。

新年明けましておめでとうございます。方堂さんご自身の中で、昨年で一番印象的だったエピソードは何でしたか？

新年明けましておめでとうございます。専務取締役の方堂です。本年もよろしくお願いいたします。

昨年は、当社にとって重要な転換期でした。年始に前社長の中井が急逝し、新社長の河井と新しい経営体制をスタートさせることとなりました。

私にとっても大きな挑戦を伴う変化となり、新規顧客獲得のための営業やシステム開発事業の拡大という重要なミッションを担うことになります。

それらの活動の中で、新しいコミュニティを形成することができたり、かねてから一緒に仕事をしたいと願っていた方々と新しいプロジェクトを開始できたことが非常に印象的でした。

これらの経験を通じて、我々の事業の進化に対する確信と情熱を新たにすることができました。

今年の方堂さんのビジョンや目標を教えてください。

今年の目標は、現在のメイン事業であるコンサルティングの枠を超え、システム開発や業務運用まで含めたビジネス全体の進化の支援への拡大です。

当社が得意とする変革上流工程だけでなく、ビジネス全体に深く関わることで、お客様の成功をさらに深くサポートしていきたいと考えています。

具体的には、新規顧客との協業を通じた先進事例の創出と、その業界全体への展開を目指します。

今年はそのための礎を築く一年と位置づけています。

今年の市場や業界のトレンドについてどうお考えですか？

当社が主に事業を展開している製造業や金融業界に限らず、労働人口の減少は日本の大きな問題となっており、この問題に対応するため、多くの企業が生成AIを活用し、業務効率化や生産性向上を進めています。

すでに業務に生成AIを取り入れて効率化を進めている企業も多いですが、これまでの活用方法は、チャットボットなどを用いた顧客問い合わせに対する省力化など、人が質問した内容に対して回答を行うような使い方に留まっているところがほとんどです。

今年注目すべきは、これまでの活用方法を超えた、特定タスクを自動的に実行するAIエージェントの普及です。

これら技術を使いこなすことによって、生産性を大きく向上させる組織と、そうでない組織での格差は大きく開く可能性があると感じています。

当社でもこの分野に力を入れており、今年はさらなる投資と進化を計画しています。

技術の進化に迅速に追従し、お客様に最高の価値を提供することが我々の使命だと思っています。

新しい技術やイノベーションに対する方堂さんのアプローチはどのようなものですか？

新しい技術は常に変化していますが、私が大切にしているのは、自分のポジションを確立することです。自身の立ち位置を明確にすることで、必要な情報が自然と集まり、技術革新に敏感でいられるようになります。

また、最先端の情報を持つ方々のコミュニティへの参加も重要です。リアルな場だけでなく、オンラインの場でもネットワークを広げ、情報をインプットするだけでなくアウトプットすることを心掛けています。

このような循環を作ることで、新しい技術を実際のビジネスに生かす道筋が見えてくると思います。

弊社に興味を持たれている方へ一言お願いします。

弊社では与えられた仕事を単にこなすのではなく、自らの課題として捉え、楽しみながら挑戦する文化を大切にしています。

弊社の行動指針に共感していただける方と一緒に働けることを心待ちにしております。

行動指針

自分事 ～定めて、主張し、体現する～

挑戦 ～新たに、自分を超えて、立ち向かう～

目的思考 ～決めて、目指して、振り返る～

アジャイル ～早く、小さく、着実に～

相互研鑽 ～学び、ぶつけ、高め合う～

オープンイノベーション ～集めて、繋げて、創造する～

私たちは常に未来を見据え、変化を恐れず挑戦していきます。

もし弊社に少しでも興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一緒に新しい未来を作りましょう。

改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。今年も様々なことに挑戦し、ビジネス全体の進化の支援を推進しましょう。