こんにちは!データグリッド採用担当です。
今回は、アメリカからオンラインで転職活動をしてデータグリッドに出会い、現在東京からフルリモートで働いているエンジニアのインタビューをお送りします。
データグリッドは本社を京都に構え、関西圏に住んでいる社員が多いのですが、今回ご紹介する社員は、フルリモート勤務第一号社員です!
転職活動のこと、フルリモート勤務についてインタビューしました。
【社員紹介】
斎藤優
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。大学院では2次元超伝導の研究に取り組む。博士取得後、理化学研究所AIPを経て、2018年10月からカリフォルニア大学サンタバーバラ校でElings Prize Fellowとしてtwisted-2層グラフェンの低温物性の研究に従事。
2021年10月からデータグリッドにエンジニアとして入社し、デジタルヒューマンや創薬領域への生成モデルの応用開発などに取り組んでいる。
ーーまずはじめに、データグリッドでの現在の仕事内容を教えて下さい。
エンジニアとして、創薬や材料領域への生成AI活用に向けた調査や実装、デジタルヒューマンの生成・開発などに取り組んでいて、R&Dや共同事業のプロジェクトなど幅広く携わっています。
ーーデータグリッドに入社するまでのご経歴を教えて下さい。
東京大学大学院で2次元物質に関する実験(材料系)の研究を行っていて、2018年に博士号を取得しました。当時からAIは流行の分野だったので、AIの知見を得て材料開発に活かしたいと思い、そこから半年間、特定国立研究開発法人理化学研究所 革新知能統合研究センター (AIP)で、材料・人工知能領域、いわゆるマテリアルズ・インフォマティクス領域の研究開発に携わりました。その後アメリカに渡り、3年間カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)でグラフェンという物質の研究に取り組みました。UCSBでは特にAIを用いた研究はしていませんでしたが、転職活動をする中でAIスタートアップのデータグリッドに出会い、就職することを決めました。これまで研究者だったので、エンジニアとしてのキャリアはデータグリッドが初めてです。
アメリカからリモートで完結した転職活動
ーーアメリカから転職活動をされていたのですね!どのような企業を探していたのですか?
帰国に向けて日本の研究機関か民間企業を中心に探していました。帰国後は東京に住む予定でしたので、関東圏で働くことを前提に探していましたね。そんな中、データグリッドからスカウトメールを受け取りました。
ーーメールを受け取った時、どう思いましたか?
まず、京都の企業だったので候補にはならないなと思いました(笑)なので関東圏に絞って探している旨を正直に伝えました。すると、フルリモートでの働き方も可能ということで返事をもらいました。であれば、事業内容に関してはとても魅力的に感じていたので、京都勤務はできないことを理解いただいた上で、カジュアル面談に参加しました。
ーーデータグリッドの選考はどうでしたか?
まずは経営陣と面談をして、その後エンジニアの皆さんとの面談も設定してもらいました。現場のエンジニアと話す機会をいただけたことが、非常に好印象でした。また、全ての面談・面接が他に受けていた企業さんに比べて固くなく、アットホームな雰囲気でした。エンジニアとの面接では、最新の技術や情報をキャッチアップするためにオススメのTwitterアカウントなどを教えてもらったりして、面接というよりも技術の話で盛り上がりました。
内定をいただくところまでフルリモートで完結したので、アメリカから転職活動をする上で大変助かりました。
最新の技術である生成AIのポテンシャルを感じ入社を決意
ーーデータグリッドへの入社の決め手は何でしたか?
1つ目は東京からフルリモートで働いても良いと言っていただけたことですね。京都へは出張ベースで月に数日から数週間出社し、基本的には東京でフルリモート勤務をすることを提案してもらいました。
2つ目は生成AIに魅力を感じたことです。もともと存在は知っていましたが、面談で話を聞いたり調べたりするうちに、ディープラーニングの中でも生成AIは新しい技術で、様々な領域に応用範囲が広がりそうだというポテンシャルを感じました。
3つ目は社員のほとんどが同世代だったところです。
ーーエンジニアとしてのキャリアは初めてということですが、これまでプログラミングの勉強はしていたのですか?
学生時代は、大学の授業でFortranを習っていたくらいでした。アメリカに行ってから研究のデータ解析やグラフでの可視化の為にPythonを学び、ある程度使いこなせるようになりました。それから転職活動の際に、コーディングテスト対策としてアルゴリズムやデータ構造の勉強をしていました。
ーー入社して苦労したことはありましたか?
Macに10年以上ぶりに触れたので、慣れるのに少し時間がかかったことと、プログラミングの環境構築など分からないことだらけでしたので、少し大変でした。でも社内のエンジニアたちに助けを求めると、とても丁寧に教えてくれるので、なんとか乗り越えることができました。助けを待ってるだけではだめで、自分から情報を取りに行かないといけないので、そこはスタートアップらしい環境だなと感じています。
フルリモートでのコミュニケーションは、情報の過不足のないように意識
ーー東京からのフルリモート勤務。やりづらさはないですか?
やりづらいと感じることはないですね。開発をする上で大切なサーバー環境も、日々整備されていっているので、安心ですね。コミュニケーションに関しては、Slackを使っていてとてもやりやすいです。
また、もうすぐ子どもが生まれる予定なので、フルリモート勤務や時差勤務制度を活用して、子育てと仕事の両立が上手くできそうだと感じています!
ーーコミュニケーションを取る上で気をつけていることはありますか?
Slackベースの書面での非同期でのコミュニケーションになるので、情報が過不足無く伝わるようにメッセージを送ることを意識しています。すぐに情報がわかるように、参照すべきリンクを貼り付けるようにするなど、イメージを上手く伝達できる工夫をしていますね。認識のずれを感じた場合や話したほうが早い場合は、Slackのハドル機能を活用して通話をしています。
マテリアルの知見×生成AIでソリューション開発に挑戦したい
ーーエンジニアとして、これからデータグリッドでどんなことをしていきたいですか?
創薬、材料系の企業さんに向けて、生成AIを活用したソリューションを提供していきたいです。また、データグリッドのコアの要素技術をさらにプロダクト化したいですね。個人的な目標としては、エンジニアとして機械学習だけでなく広範囲のエンジニアリングに詳しくなりたいです。エンジニアリング力をどんどん磨いていきたいです!
いかがでしたでしょうか?
データグリッドは、関西圏以外にご在住の方も大歓迎です!日本中、世界中の仲間を募集しています!