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【ほろよい対談】デザイン会社が自社システムの開発を続ける理由 #1

どうも「スナックタケミ」の竹見ママ(以下、ママ)です。
ママと言ってもゴリゴリのおっさんです笑

今回は飲みながら本音を語り合う「ほろよい対談」です。
記念すべき第1回はSepteni Ad Creative(以後、SAC/サック)代表の金原とシステム開発部責任者の佐藤慎介(以下、慎介)の対談になります!

SACでは自社で使用するシステムの開発に力を入れています。デザイン会社で自社システムを開発している会社は正直、珍しいですよね。
なぜ力を入れているのか?その理由や想いを2人にたっぷり語ってもらいました。むしろ2人とも語り過ぎたので、3回に分けてお送りしたいと思います笑


#1 なぜデザイン会社に自社システムが必要なのか? ←今回はこれ
#2 どんなチームでシステムを開発しているのか?
#3 人とシステムはどうあるべきか?

#1 なぜデザイン会社に自社システムが必要なのか?

ママ:「ほろ酔い対談」の記念すべき第一回を始めたいと思います。
金原さん、慎介さん、本日はよろしくお願いします!

金原&慎介:よろしくお願いします!(硬め)


ママ:二人とも硬いので、まずは乾杯しちゃいましょう笑 かんぱーい♪

金原&慎介:笑笑 かんぱーい♪

                   お酒のCMっぽいですね笑


ママ:では色々と質問をしていきますので自由に語ってくださいね笑
まず社内システムの開発を始めた理由から話してもらえますか?

金原:はい、まず僕たちSACはオリジナリティの高いものを作っています。
だからこそ自社で課題を解決したいし、自分たちの好きなものや必要とするものを作りたいっていうのが一番大きいです。

世の中には沢山いいツールはあるけれど、誰かが考えたツールを僕たちがうまく使うよりかは、自分たちが使いたいものを作りたいと思ったのがスタートです。


ママ:なるほど。
自社の課題を解決したいとおっしゃっていましたが、その時に社内ではどういう課題があったのですか?

金原:SACには「働き手の創出」という社会的意義があって、「できる人」「できない人」その両方がSACで働けるといいなと。そして各々が個性を最大限に活かしたクリエイティブ活動が出来るといいなと。

当然ビジネスなので、それが売上に紐づくようになると、やりがいとか、今までなかった個性に磨きがかかるとか、今まで出来なかったことが出来るようになるとか、そういうことの積み重ねが本人たちにとっての働きがいにつながっていく、、、という想いがあり、そういう人たちが使える、そういう人たちがワークフローに乗せられるシステムを元々作りたかった。


ママ:課題がきっかけというより、想いがきっかけだったんですね!
具体的にどういうシステムを作っていったのですか?

金原:デザイナーのタスク管理システムですね。


ママ:タスク管理システムは世の中に沢山あると思うのですが、先ほどおっしゃっていた金原さんの想いを実現させるためにオリジナルのタスク管理システムを作ったのですか?

金原:その通りです!

                     金原 高明     2006年 セプテーニに中途入社。2017年 Septeni Ad Creative分社化に伴い、代表取締役に就任


ママ:その時の開発から慎介さんは関わっていたのですか?

慎介:そうですね。一番最初から関わってましたね。
ベースをスプレッシートで作って、グループ会社のセプテーニオリジナル(現:FLINTERS)と連携しながらシステムを構築していました。


ママ:慎介さんはその時から開発チームだったのですか?

慎介:いいえ、僕も当時はクリエイターでした。その頃はまだ金原さんとは少し距離があるころで・・・笑

そのシステムの話を当時の上司経由で聞いた時、「めっちゃ面白そう!めちゃくちゃやりたい!」て思ったのですが、同時にクリエイティブ制作を本気でやっていたので、そこからちょっと外れちゃうな、、、みたいな寂しい気持ちもありました。

でも結果的にこれをやることでクリエイターが盛り上がるな、とその時点で確信していましたので「めちゃくちゃやりたいです!」って金原さんにお願いして任せていただきました。

                      佐藤 慎介  2012年 セプテーニに中途入社。2017年 Septeni Ad Creative分社化に伴い出向、開発部署を立ち上げる。2022年 Septeni Ad Creativeへ転籍



ママ:逆に金原さんは、なぜ当時クリエイターだった慎介さんに開発を任せたのですか?

慎介:それ、僕も聞きたいです笑

金原:なぜ、慎介さんだっか・・・
やっぱり新しいものを作るには、本気で向き合ってくれる人が必要で、例えば僕が「こんな感じがいいよね」って言った時に、「こういうのって既に世の中にありますよねー」とか分かった風なことを言う人ではなく、「これを足したらもっといいものができる!」っていうふうに考えられる人。

心から「いいものを作りたい!」と思っている人と一緒につくる。
それが慎介さんだった。

慎介:ありがとうございます。今日は美味しいお酒が飲めます笑


ママ:慎介さん、飲み過ぎないようにね笑
つまり「出来る、出来ない」ではなく、一緒にやりたい人だったということですか?

金原:そう!
この人だったら会社の核(コア)となるものを一緒に作れる!それだけ。

慎介:僕もその時「開発スキルを持っていないのによく任せていただけたな、、、」と思っていましたし、めちゃくちゃプレッシャーもありました笑


ママ:当時、開発スキルがなかった慎介さんの苦労話を聞きたいですね〜
大好物なので笑

慎介:苦労話ですか笑
そうですね・・・元々自分のサイトを作るみたいなのは好きでやっていたんですよ。でもシステムの開発知識は本当にゼロで、、、でもやりたいって気持ちはめちゃくちゃあったんですよ。

負けず嫌いっていうのもあるんですけど「絶対にこれを形にしたい!」とか、当時仕事で上手くいかないことのフラストレーションなどが全部うまい具合に融合していって、その気持ちをぶつける場所が「システム開発」で、そして絶対に金原さんの期待に応えたい!、、、みたいな感じでがむしゃらにやってました。「これはチャンス以外のなんでもない!」と思いながら。

だから、そうとう勉強をしましたし、いっぱい失敗もしましたけど、その気持ちだけでここまできました笑


ママ:かっこいいじゃないですか!
金原さんは慎介さんがめちゃめちゃ努力をしていたのを知ってるわけじゃないですか、どういう気持ちでそれを見ていたんですか?

金原:僕らが作りたいものはまだ世の中に無いものなので、その世の中にないものを現実に落とし込まないといけない。だから勉強もしなきゃいけないし、いつ完成するかも分からないものだからこそ、とにかく楽しく自分がプライドを持てるような仕事をやってもらいたいっていう一心でずっと慎介さんと向き合ってました。

結局、世の中にないものを作ることが楽しくないと、楽しんでもらわないといいものが作れない。

理想のシステムを作ろうとしても、普通は設計の時点で「これが限界ですよね」って妥協することがあるかもしれないけど、慎介さんはそんなことを言わない。

一緒に乗り越えようとする人がそこにいるっていうのは、言ってる側からすると相当心強い。そういう気持ちだったね。。。

ママ:いい関係性ですね!
金原さんと慎介さんの二人三脚でシステムを開発していったと思いますが、意見が別れてぶつかりはしなかったのですか?

金原&慎介:ありましたよ笑


ママ:声がそろった笑

慎介:最初は結構ありましたよ笑


ママ:いいですね〜(ニヤッ)
そういう話も大好物なので聞かせてください笑

慎介:笑笑
そうですね・・・当時、僕がビジネスマンとして全然なってなかったんですよ。プライドだけは変にあって、「こうあるべきだ!」みたいなことを生意気にぶつけてたんですよ。やり方が下手だったんで、金原さんは相当イライラしたと思います笑

金原さんはちゃんと聞き入れてアドバイスをしてくれてたのですが、僕も負けたくないので企画段階では、かなりぶつかりました笑

でもやっぱり金原さんすごいな!と自分がダメだなと両方思った出来事ことがあって、遠隔で対応しているエンジニアと意思疎通が出来ず、開発が上手く進んでいない時期に、「明日、エンジニアさんのところに直接話しへ行った方がいいよ」と言われ、理由を聞いた時に自分の覚悟が足りていないことに気付きました。

そのころ自信があると思っていたことなんて全然甘かった、、、と痛感し、自分の考え方を見直し、エンジニアと直接会い、「この人達と一緒にいいものを作っていくんだ!」と覚悟を決めて責任を持つことができました。
それを自覚させるために、出張へ行かせてくれたんだと思います。

そこで気持ちが切り替わってから、以前より金原さんの考えを理解できるようになっていったので、多分成長出来たんじゃないかと思っています。

金原:懐かしいね笑
僕が嫌いなのは「自分ができないことを相手に言う」ことで、さっきの出張の件もそうで、慎介さんが行く数週間前にもトラブルがあって、その時は翌日の仕事を全部調整して僕が行ったんだよね。

だからこそ次は行ってほしかったし、なぜ行ってほしいかを伝えられたし、その結果、慎介さんも「僕が行きます!」って言ってくれたと思う。

慎介:懐かしいですね笑
いいですね、こういう話。


ママ:自分が成長すると金原さんの凄さをあらためて感じますよね、、、
僕も経験したのでわかります笑
慎介さんは自分自身、何が一番成長したと思いますか?

慎介:一番成長した思うのは「自分がラストマンであること」ですね。
よくチームメンバーとも話すんですけど、「その立場になった時や矢面に立った時に真剣にそこに向き合っていないと責任が持てない。」と成長するにつれてわかってきて、その時に考える範囲とか深度みたいなものが成長しました。


ママ:金原さんからみて、慎介さんのここが一番成長したなっていうのはどこですか?

金原:当然ですが僕もずっと成長してきてるじゃないですか、それと同じスピードで成長してきているので、ずっと同じ距離感で話せていることかな。

慎介:めっちゃ嬉しいですね笑


ママ:立場は違えど、お互い切磋琢磨しあってますね!
次にチームの話は聞きたいのですが、それは次回にしましょう笑
それでは次回をお楽しみに!

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代表インタビュー(前編)
https://note.com/gogolden/n/n5121a72ddbf6

【We are SAC】システム開発部の仕事は「カイハツ」ではなく「カイケツ」 ?!
https://www.wantedly.com/companies/company_4838366/post_articles/279239

僕が社内でスナックをはじめた理由(前編)
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