こんにちは、ダイナミックプラス株式会社(以下DP社)の武藤です!突然ですが、DP社のmissonは「価値と価格を科学し、価格の未来を作る」です。このmission到達の為に、我々DP社の社員は「価格のプロ」として、常に幅広い業界の「価格」というものに目を光らせています。
【興味ある方必見】ダイナミックプラス株式会社 社員さんの1日
最新の価格に関する情報を日々チェックしていく中で、興味深いものであったり、驚かされたりする(はずです!笑)価格のニュースが世の中には沢山あると気づかされます…
そこで、折角であれば皆様にも最新の「価格」に関する情報を共有したい!と思いまして、DP社ホームページのみに掲載していた「最新プライシングニュース」をWantedlyでも毎週更新しております。
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気になる記事だけでも目を通していただけると幸いです。
では早速最新プライシングニュースをお届けします!
1. 風が吹かず電力価格が4倍に…「脱炭素の優等生」スペインが陥った再エネ依存の悲劇
脱炭素化に力を入れるヨーロッパ勢の中でも、スペインはその「優等生」として知られますが、その「優等生」ぶりが仇となり、今年ヨーロッパで生じた電力危機の影響を大きく受けています。
12月5日週のスペイン・ポルトガル電力共通市場におけるスペインの電力の卸売価格はスポット(随時契約)で1メガワット当たり平均185.3ユーロ(約2万4000円)と、この1年で4倍近くも上昇しました。
今夏のヨーロッパは風が弱く、各国の風力発電は軒並み不調に陥りました。風力発電への依存度が高いスペインはその影響を色濃く受ける形となっています。
また、スペイン国内で2013年に再エネの固定価格買取制度(FIT)が廃止されたこと、さらに主要各国が比較的クリーンなエネルギー源である天然ガスに活路を求めた結果、ヨーロッパを中心に天然ガス価格が急騰したことも、天然ガスへの依存度が高いスペインの電力価格を押し上げた要因となっています。
今年の電力危機の経験から、出力が天候に左右されがちな再生エネルギーへの過度な依存は、深刻な電力不足につながるリスクが明らかになりました。スペインは2050年までに再生エネルギー100%の実現を掲げていますが、課題は依然多そうです…。
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2.旅行会社大手Trip. com、航空運賃の「価格凍結」サービスを導入、人気急上昇の旅行アプリ「ホッパー(Hopper)」通じて、米国と欧州で
中国発の旅行会社大手トリップ・ドットコムは、同社の欧州および米国の予約サイトで、人気上昇中のホッパー(Hopper)がB2B向けに展開する「ホッパー・クラウド」を通じて「価格凍結 (Price Freeze)」サービスを立ち上げます。ホッパー・クラウドを利用するOTAはトリップ・ドットコムが初めてで、2022年初頭から提供を開始します。
ホッパーは2019年11月から一定期間価格を凍結するサービスを提供しています。今後、トリップ・ドットコムの利用者は、一定料金を前払いすることで、最大14日間フライト料金を凍結することが可能となります。
今後、旅行需要の回復と航空燃料の価格上昇によって、航空運賃がパンデミック前の水準にまで高騰すると予測されていることから、トリップ・ドットコムでは、価格凍結サービスの導入を決定しました。価格凍結期間内に運賃が上昇した場合、事前凍結された金額との差額をホッパーが負担するとのことです。また、凍結価格よりも運賃が下がった場合は、その最低料金で航空券を購入することができます。
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3. 韓国「尿素水不足」が日本に波及? 価格が10倍まで値上がり? 日本の乗用や商用への影響はいかに
韓国で2021年11月頃より尿素水(アドブルー)の不足が顕著となり、産業界へ大きな影響を与えていることが話題となっていた一方、12月に入り日本でも尿素水の価格が上昇しています。
尿素水とは、アンモニアから精製される尿素と、蒸留水を混ぜ合わせたものです。一定の割合で尿素を含んだ高品位のものは「アドブルー」という商品名で販売されています。このアドブルーは、ディーゼルエンジン車の利用に必要不可欠なもので、ディーゼルエンジン車のユーザーは定期的にアドブルーを補充する必要があります。
通常、アドブルーは1リッターあたり200円程度で販売されており、ディーラーなどで補充する場合でも、必要な費用は工賃を含めて数千円程度であることがほとんどです。
しかし、2021年12月10日現在、インターネット上では1リッターあたり1500円程度で販売されていることが確認できるなど、相場は10倍近くまで高騰しています。
前述の韓国はアンモニアのほとんどを中国からの輸入に頼っていたため、アンモニアの輸出を制限していた中国の影響を受け、アンモニアが不足し、アドブルーも不足。供給が追い付かずに価格が高騰してしまいました。
これに対して日本は、アンモニアのほとんどを国内生産でまかなっています。そのため韓国のような事態になる可能性は低いという見方がほとんどで、供給は近いうちに回復する見込みです。そのような現在の日本国内におけるアドブルーの急激な高騰の背景には、いわゆる「転売ヤー」の存在があるようです。
ある国産ディーラーの担当者は「アドブルー不足といわれていますが、当社では在庫もあるため既存車の追加補充であれば5リッター1500円です」と話す一方、あるカー用品の担当者は「1リッター880円となります。アドブルーは市場の在庫が不足しているため、最近では高騰しており今後の見通しは経っていません」と話しており、話の内容に食い違いが見られます。
多くのクリーンディーゼル車のユーザーにとって必要不可欠なアドブルーですが、アドブルーの供給は近いうちに回復すると見られているため、異常な価格での購入には注意が必要です。
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本日は以上3本の記事を紹介させていただきました。今後もこちらでプライシングやチケッティングに関するニュースを更新していきますので、是非ご覧ください!また、過去のプライシングニュースも気になった方は、以下の「最新プライシングニュースvol53」からどうぞ!
≪今週のpricingnews≫#53
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