1
/
5

アガルートのデザイン室のミッション・ビジョン・バリュー vol.1

こんにちは!

アガルートのデザイン室マネージャーの工藤です。

今回デザインチームのミッション・ビジョン・バリュー(以下MVV)を定義したので作成過程などを含めてお話をしていきたいと思います。

 どうやって決めていったのか、なぜこのタイミングなのか。その背景や目的、実際のワークの内容などをお話していきたいと思います。

======================================

なぜMVVが必要なのか?

そもそもMVVとはなんなのか。

ミッション

ミッションは、企業・組織の存在意義を表す言葉です。 なぜこの企業または組織が存在し続けるのか、その理由を端的に表現した短い言葉で構成されています。 社会にどのような価値を体現するのかなど、企業・組織が目指す社会について定義します。

ビジョン

ビジョンとは、企業・組織の中長期的な目標定義されています。 企業・組織がミッションを実現するためにはどのような状況で、どのような志であるべきかを定義します。

バリュー

バリューは、ミッションやビジョンを達成するための具体的な行動指針、行動基準を表す言葉です。 企業・組織の社員が日常的に意識する行動や判断の基準となる価値観を定義します。

MVVを定義する目的

業務を進めていく上での取り組む姿勢について、メンバーとの共通認識を持つことが今回の一番の目的です。

ただ闇雲に依頼をこなす日々で右から左に業務が流れていく。

スピードやクオリティを求められ、こなす日々になる。

こうなると「会社や組織においてデザイン室の存在意義は何か?」「デザインチームとして会社にどう貢献できるか?」という意識が薄れていきます。

MVVを決めることで社外または社内に向けてチームの提供価値を発信できます。 また、チームとして向かうべき方向性が定まり、メンバーとの共通認識を持つことができると考えました。


なぜこのタイミングなのか?MVVを定義する背景

今回MVVを定義するに至った背景についてお話ししたいと思います。

理由は大きく2つあります。

一つ目は元々あるチームミッションがいまいち浸透していないことです。

以前から存在していましたが、正直いまいち浸透していませんでした。

メンバーに聞いても、存在すら知らないという人もいたりします。

二つ目は、デザインチームとして2023年からメンバーが急激に増えてきたことにより、チームの方向性に対して認識を合わせる必要が出てきたからです。

それまでは、3〜4人くらいの少数精鋭で意思疎通がしやすい状態でしたが、年齢やキャリアなど多様なバックグラウンドを持つメンバーがたくさんジョインしてくれました。

人が増えたことによりチームとしてできることが増え、会社に対してもさまざまなアプローチで貢献できる一方で、それぞれの業務の進め方や考え方が混ざり合っている状態になっています。

タックマンモデルで言うと形成期〜混乱期にあたる状態です。

チームとして正常に機能し、最大限に成果を発揮するために、ひとまず「統一期」の状態まで持っていきたいと考えました。

また、新入社員に向けてはデザインチームとして「こういうスタンスで業務を進めていく」と言うことを明文化し、スムーズにチームにジョインできるようにしたいとも考えています。

既存メンバーに対しては、業務を進めていく上で間違った方向にいきそうになった時の軌道修正 として一緒に確認する。

  • アガルートにおけるデザイン室の存在価値はなにか
  • デザインチームとしてユーザーに対して何ができるか
  • チームが目指すべきゴールはどこか
  • このチームではなにが評価されるのか

これらをきちんと言語化し、全員で共通認識を持つことができれば、多様なメンバーがいる中でも同じ方向へ向かうことができます。

今回、リリース・設計・映像の3つのチームリーダーと共にワークショップを行いながらMVVを作りました。


どうやって作成していったか

では具体的にどうやって作成したか。

まずはリモートで業務をおこなっているので、オンラインツールを使い、アイデア出しや言語化をおこなっていきました。

今回はFigJamの付箋やマインドマップの機能を使いました。

実際の作成ですが、まずは現状のデザイン室の状態を分析することから始めました。

  • これまでのデザイン室の歴史を振り返る
  • 現在のチームの状態を言語化

振り返るとデザイン室も歴史があり、先人が築いてくれた土台があり「今」があることに気づきます。

また、現在のチームの状況もフワっと感覚的なところがありましたが、言語化するとこの時点で課題などが見えてきます

次に行ったのが「業務の棚卸し」です。

それぞれのチームでどういう業務があるのかを棚卸しました。

この後のさらなるワークの思考を広げる準備にもなります。

言語化すると、チームごとで行っている業務が違い、改めてチームとして色々な業務をおこなうことができるようになってきていると感じました。

業務の棚卸しをしたところで、「業務で大切にしていること」を考えました。

現状できているかできていないかは別として、

「納期遵守」「ユーザビリティ」「能動的」「誠実さ」「汎用性」など様々な項目が上がってきたので、ここで価値観が見えてきたので初案を作成しました。

一見なんか良さそうと思いましたが、対象範囲がぼやけていたり、社会的にどう関わっているかが見えなかったりと、わかりにくいなとフィードバックをいただきました。

構築し直すために再度ワークをおこないました。

これまでのワークは業務内容に焦点を当てすぎているので、もう一度デザイン室について理解を深めるワークをおこないました。

  • 現状のデザイン室はどんな印象
  • 本来どうなりたい
  • 大切にしていることは?
  • なぜアガルートにいる?
  • なぜデザインチームが存在するのか?
  • そこで何を実現したい?
  • そのために必要なことは?

「事業を牽引」「顧客を獲得」「スピード」「ブランディング」「リスペクト」「スペシャリスト集団」などなど。

前回のワークにはなかったようなワードが出てきました。

上記から得たワードをもって、会社のミッション「人を変え、社会を変える」に対して、デザイン室としては何ができるかを考えました。

その第2案はこちらになります。

今回は具体的にユーザーに起こしてほしい行動に絞りました。

ところが、今回は対象を広げ過ぎてしまい、よりぼやけてしまいました。

デザイン室が顧客に対してどうあるべきか、ユーザーにどう貢献するかという視点が欠けているので、少し解釈が違っています。

ある程度チームの状態などの解像度は上がっているので、これまでのワークの内容と足りていない視点を掛け合わせて再々構築しました。

======================================

アガルートデザイン室のミッション・ビジョン・バリューの作成過程などのお話でした。

次回、第2章は最終的に完成したMVVについて引き続きお届けいたします!







If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
大きな裁量でキャリアアップ!成果が目に見えるインハウスデザイナー募集中!
株式会社アガルート's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like 向江 裕美's Story
Let 向江 裕美's company know you're interested in their content