今回は、代表理事大村にpiece for youの組織体制・社員教育について、聞いてみました!
Q.そもそもpiece for youでは社員に対してどのようなことを求めていますか?
毎月スタッフ面談を実施させていただいていますが、その際に伝えるのは【おかげさま・おたがいさま】を大事にして欲しいということを伝えています。
どうしても仕事をしていると自分本位になったり、個人の能力差は必ず出てしまい誰かのせいにしたり、足を引っ張られるなどの感情が出てしまいがちになります。
しかし、そういう時に「自分の足りないところを他の人が補ってくれた」「こういう時に助けてくれた」「手伝ってくれた」など一緒に働いている同僚に感謝をすることを大事にして欲しいと思い、この【おたがいさま・おかげさま】の精神を伝えています。
弊社が考える障がいのある方の支援で一番大切にしているのは【本人主体】というところです。どうしても福祉事業(広く言えば、人の成長や自立に関わる仕事)をしているとスタッフが当事者の方に対して【もっとこうしたほうがいい】【こうなって欲しい】というスタッフ側の想いや気持ちが強くなってしまいがちですが、あくまで自分たちは当事者さんの伴走者。
当事者さんの「将来こうなりたい」に対していろいろと提案をしたり、視野や価値観を広げて選択肢をつくったりすることが大事ということを伝えています。
Q.社員教育についてどのような考えでいらっしゃいますか?
立ち上げ当時は自分もしっかりと現場に入り、対外的な対応から当事者さんの対応、またモニタリングや個別支援計画の作成などを行っていました法人設立から8期目を迎え、施設数やスタッフ数、また利用される方の人員も当初から比べると格段に増えてきました。
その中で自分一人やコアメンバーのみで事業所の運営などをすることにはやはり限界があり、また自身が直接個々のスタッフにOJTで業務や利用者対応などについて伝えることが難しくなってきています。
また利用される方が増えたり、地域ニーズ変わっていく中でしっかりと個々のスタッフ(正社員・パート問わず)がそれぞれの良さを発揮出来たり、スタッフのスキルや技術が底上げされることで、より利用されている方の支援の質が向上したり、より良い施設になるためにも社員教育は継続的にやっていく必要があると思っています。
Q.今年から外部講師の方に来ていただいて、どんな変化がありましたか?
今年度から改めて組織地盤を固めるために約半年間毎月一度外部講師に来ていただいています。まず個々のスタッフが元々障がい者福祉の仕事に就労していた経験がなく、福祉素人の集まりかもしれませんが、この仕事に対して想いなどがあって、非常に一生懸命研修を受講してくれています。
そのおかげで日々の業務や利用されている方の対応をする際に、どういうところに気を付けて話を聞こう、普段の会話の中で「利用されていることをもっと知ろう」と要所要所で仕事に対しての意識が上がりました。
またスタッフ間での話し合いやスタッフ面談をする際にも、よりよくするための前向きな質問も増えてきました。
この半年間で法的なことから基礎的なことまでいろいろ学んだことをスタッフが実践していけるようになったのが大きな変化です。
Q. piece for youに入社された方にはどのようになってもらいたいですか?
まずは現場での利用されている方の対応から、様々な業務委託のお仕事をいただいているので、その仕事内容を覚えることはもちろん、その先は自身で考えて動ける人材を目指していって欲しいです。
また自法人もまだまだやれることややりたいこと、そして地域ニーズがあることをどんどんと形にしていきたいので、一緒に新しい事業に挑戦をしていったり、企画をしていったりする人材になっていってもらいたいです。