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「核融合の未来を切り開く」科学者が描くビジョンを実装させるために事業開発職が果たす役割

こんにちは!株式会社Helical Fusionの採用担当です。
本日は、事業開発を担当している久保さんにインタビューをしてまいりました。

  • 核融合に興味を持ったきっかけ
  • Helical Fusionでの業務内容
  • Helical Fusionで働く魅力

についてお話ししてまいりますので、「夢のあるプロジェクトを推進したい方」や「世界を驚かせる挑戦をしたい方」はぜひ最後までご覧ください。


事業開発 ・久保さんのプロフィール

帰国子女として、京都大学の法学部に入学。学生時代は核不拡散条約などの国際法や政治哲学を学んだ。大学卒業後の2009年に三井物産に入社し約15年間、エネルギーの分野で、資源開発、物流、戦略企画に携わる。2023年にHelical Fusionに参画し、現在は、事業開発を担当している。

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核融合の事業に興味を持つようになったきっかけを教えてください。

根底には「社会にインパクトを与える事業がしたい」という想いがあります。新卒で三井物産の門戸を叩いたのもそれが理由です。

三井物産でエネルギーの仕事をする中で、新興国を中心に増大するエネルギー需要を満たしつつ、地球の脱炭素化を進めるのがいかに難しいかを痛感しました。

再生可能エネルギーは確かに有望ですが、その供給は天候に左右されやすく、安定したベースロード電源としての利用はチャレンジングです。特に地理的な制約がある日本のような国では、再生可能エネルギーの普及には限界があるように思います。

一方で、化石燃料や核分裂型の原子力発電に依存し続けることが子供や孫の世代にとって最善の選択かどうか悩んでいました。

その中で、核融合は、安定したベースロード電源であり、CO2排出もなく、核分裂型の原子力発電のような暴走が原理的に起きない、夢あるテクノロジーだと認識していました。

でも、当時、核融合の商業化は、まだ遠い将来のことだと頭の中で勝手に諦めていましたね。

Helical Fusionに出会った経緯を教えてください。

そんな先入観があったので、2021年にアメリカの核融合スタートアップ企業であるCommonwealth Fusion System社がU$1.8bil(当時の為替で約2000億円)を資金調達して、核融合炉の実証を目指している様子が目に留まったんです。

日本の技術でも同様のことができないかと自分なりに核融合について本を読んで調べました。

その過程で、日本発の核融合炉のアプローチを目指すHelical Fusionを見つけたという経緯です。最初は会社の代表メールアドレスに直接メールしました(笑)

Helical Fusionに参画した決め手を教えてください。

日本発のヘリカル型核融合炉の開発に挑戦している点に大きな魅力を感じたからです。

核融合には主にヘリカル型、トカマク型、レーザー型という3つのアプローチがあり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

自分なりに調べていくうちに“商業化”という視点から考えるとヘリカル型が最も有望だと考えるようになりました。

というのも、ヘリカル型は他のアプローチに比べて、長時間の連続運転に原理的に適しているからです。これまで長くエネルギーの仕事をしてきて学びましたが、発電炉を商業化させるには稼働率を高く維持するのが重要な必要条件です。

そういう意味で、ヘリカル型は、社会実装化させる発電炉としての潜在能力が高いと感じましたね。そして、この分野に取り組んでいるHelical Fusionに魅力を感じ入社を決意しました。

Helical Fusionで担う役割を教えてください。

共同創業者で核融合研究の先駆者である宮澤や後藤らが描く青写真を実現させるため、事業開発を担っています。

核融合炉の開発は複雑で、自社だけでは成し遂げることができません。そのため、国や地方自治体、研究機関、エンジニアリング会社、メーカーなど、さまざまな企業や組織と協力して事業を推進しています。

どんな方に参画してもらいたいですか?

“核融合”という夢あるプロジェクトを推進したい、もしくはサポートしたいと思ってくれる方と一緒に働きたいです。

実際に当社で働いているメンバーもそのような想いを持った方が揃っており、一緒に仕事していて気持ち良いと感じます。

また、誰も成し遂げていないことに挑戦するスタートアップのため、定型的な業務はありません。自分で何をやらなければならないのかを探し、自走できる方は、ご活躍いただけると思いますね。

Helical Fusionで働く魅力を教えてください。

やはり、ヘリカル型の核融合炉を社会に実装することは、当社ならではの魅力です。

夢のある技術を実際に社会に導入する過程を、自分で主導したり、サポートしたりしながら伴走することに興味がある方には、大きなやりがいを感じていただけると思います。

Helical Fusionのカルチャーを教えてください。

メンバーの多くが「夢のあるプロジェクトに挑戦したい」「核融合炉を形にしたい」という想いを持っています。そのため、議論で衝突が起きることもありますが、根底には“リスペクト”があります。

立場や視点の壁を超えて、お互いをリスペクトし合えるカルチャーが根付いているのも、当社の魅力の一つです。

最後に今後の展望を教えてください。

核融合科学者が描く青写真を少しでも早く実現するために、自分のできることで貢献し続けたいと思います。

まだまだ先のことだと考えられていた核融合発電を3年、5年というスパンで段階的に実現させ、世界を「あっ」と驚かせることができたらいいですね。

久保さん、ありがとうございました!
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