ディスラプション(Disruption)という言葉があります。もともとは「物事の秩序を混乱させる」という意味ですが、ビジネスでは、新商品や新サービスの登場により業界のルールが再定義され、既存のビジネスモデルを一気に時代遅れにしてしまうことを指します
ここでいう新商品や新サービスのことを「ディスラプタ」と言います。この数年で急速に進化を続けているAIがまさにそれです。色々なものをメタレベルで無価値化し、その代わりに新しいものが生まれています
AIはもはや「前提」であり「底辺」になりつつあります。底辺とは、最低限使いこなすべきものという意味です。自分が使うのは当然で自分以外の人も使う(ここが重要)ことを忘れてはなりません。ビジネス文書や契約書の作成は勿論、何かしらのスクリプトや資料の作成、解析、ツッコミにも使うでしょう。会議やお客様との商談の他、採用面接における助言も含まれます。面接(官)をAIがやる会社も増えており、もう街中AIだらけです
もう一度言います。AIは自分以外の人たちも持っています。いわば「機会平等」なので、使う/使わないにより格差が生まれます。「使わない自由」などとうそぶく人たちは、経済市場と労働市場の枠の外へ不可逆的に追放され無職になります。AIは「努力義務」などではなく「職務要件」なのです
ビジネスはお客様のために価値を創造し、その対価を頂く活動です。市場の原理的には「競争」があり、お客様は自分らにとって「よりよい価値」を選択します
詰まるところ、我々は「選別」し、誰かから「選別」されます。太古の昔からあったこの原理によって生まれる格差が、AIの発展により、顕著にまた残酷なほど指数関数的に拡大していく前提で仕事に向き合わなければなりません
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